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島田裕巳著“空海と最澄はどっちが偉いのか?―日本仏教史7つの謎を解く”を読んで

最近はスマホに送られてくるメルマガに追われて読書できないでいる。そんな事情の中で最近珍しく読んだのが島田裕巳著“空海と最澄はどっちが偉いのか?―日本仏教史7つの謎を解く”であった。私には、“空海と最澄はどっちが偉いのか?”は、興味あるテーマだ。しかし、読み始めてしばらくして、この本の本当の主題は“日本仏教史7つの謎”であり、“空海と最澄はどっちが偉いのか?”については、その内の1つを語っているに過ぎない。つまり7つの謎をテーマにしているのであり、その内の第2章で“空海と最澄はどっちが偉いのか?を取り上げているのだ。 全体として日本の仏教史概説であり、最後に それに絡んだ“天皇”或いは“皇室”の問題を取り上げているのだ。つまり、明治以降の神仏分離の原則を皇室に適用して来たことが、間接的に皇位継承にも影響しているのではないかと示唆している。 . . . 本文を読む
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