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伊丹敬之・著“日本企業の復活力―コロナショックを超えて”を読んで

先週、ソニーの株価が暴騰した。特に4日は前日比1,015円高。先週1週間で2,400円の高騰だ。日立製作所も市場で高評価を受けている。1週間で500円を超える上昇を見た。この2社に改革が進んで90年代以降の不振からの脱却が見え始めているように感じられるように見える。ここに来て疾風怒濤を乗り越えた企業も出てき始めて、いよいよ日本の市場も潮目が変わったのではないかと思った。 そんな市場動向の中、日本を代表する経営学者の伊丹敬之・著“日本企業の復活力―コロナショックを超えて”の新聞宣伝を見て、日本企業群を俯瞰しての論評から、日本経済の方向性、期待できる点を知りたくなった。 読んでみて、私には目新しい事実もいくつかあったが、核心的な企業変革の課題は把握できなかったような気がする。しかし、そのための示唆は様々にあったと思う。それは私には、コーポレイト・アイデンティティとコア・コンピタンスを見失わないこと、“責任と権限”を明確化した“ジョブ型雇用”の徹底と成果主義人事であり、それを可能にする“人物”の登用が要諦であろうと思われたのだ。 . . . 本文を読む
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