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“ひろさちやのいきいき人生・密教にまなぶ”を読んで

今週は読後感想に戻って、ひろさちやのいきいき人生シリーズの“密教にまなぶ”を紹介したい。 密教とは何か。改めて問われると戸惑うばかり。昨年は色々読んだつもりだったが、アホな話、結局は分からずじまい。阿字観とか、実際に修行しなければ分からない!そんなものかと愕然とし、諦めていたが、道元を解説してくれた、“ひろさちや”氏ならば教えてくれるだろうと読んだのがこの本だ。いわばリベンジの読書。 読み始めて仰天したのは、“わたしは密教を―仏のまねをして生きる教え―と定義しています。”と簡単に言い放っていることだ。これは、仏教は“仏(目覚めた人:Buddhaブッダ:仏陀)になるための教え”であり、“わたしたちはその「仏の教え」を学んで、わたしたち自身が「仏になること」を目指す”、“それが仏教の基本”であるが、“われわれ自身が仏になることはなかなか大変”であり、“ものすごい修行が必要”で、普通は“最低でも56億7千万年はかかる”。だが“まねをするだけであれば、あんがい簡単にできそう”。とにかく“とことんまねる”。そこで“わたしたちはどのように仏のまねをすればよいのか”を本書で紹介したという、のだ。 . . . 本文を読む
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