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河村小百合・著“日本銀行―我が国に迫る危機”を読んで

今回紹介するのは日本の金融の総本山・日銀の金融政策に関する本である。河村小百合・著“日本銀行―我が国に迫る危機”(講談社現代新書)である。実は、著者があるTVのワイド・ショウ番組に出演して、実は日本が金融上の大危機を迎えているとの解説していたのを見て、その著書を検索して購入し、読んだものである。やっぱり、昨年秋の1ドル150円は相当ヤバかったのか? どうやらウクライナ侵攻による品薄と円安によって日本の物価も上昇し始めたが、慌てて取り敢えず為替介入をやって、現状の1ドル130円台に落ち着いている。この間に、日銀は利上げを実施するなどして、金融の正常化に取り組まなければならないが、現状、日銀は簡単に利上げを行うことができないということなのだ。それは、利上げすると“日銀が債務超過”に陥ることになるからだ、という。それはアホアホ失政が原因だというのだ。その説明が、縷々丁寧に本書に書かれている。 結局、アホアホ失政のツケはハイパーインフレとなり巨大である!この結果は日本歴史のアホアホ汚点として大きく残るのだ!! . . . 本文を読む
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