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24年6月に見た映画の紹介

円安が突き抜けて加速している。6月28日の外国為替市場では1ドル=161円台まで値下がりし、およそ37年半ぶりの円安水準をつけた。”と報道は大げさだ。
だが経常黒字がある限りとめどなく円安が進むとは思わない!日米金利差が縮まれば140円台ぐらいにはなりそうだ。

岸田首相が突然2024年8月から10月まで “酷暑乗り切り緊急支援”を発表した。
岸田総裁再選に向けて“賃上げ、電気ガス代支援の効果”が出てきていると呑気に自己評価していらしい。だが、菅前首相「新しいリーダー」待望発言で自民党内に岸田首相批判の動き広がっている。今後は菅氏、麻生氏を軸に総裁選前哨戦は展開されそうとの予測だ。

大阪・関西万博は建設遅れで“土地返還要求”があったり、インドも独自パビリオン建設“断念”という。無事予定通り開催できるのかの懸念が強くなってきている。その上、会場予定地でのメタンガス発生が様々な問題を引き起こしているようだ。実際に開催されている時にガスが発生して事故があってはならないはずなのだが。対策は大丈夫なのか。これでまたコストがかさむのは当然だろう。何でこうなるのか。問題が多すぎる。
そもそも、コロナでドバイ万博が1年延期になった問題をクリアせずに“予定通り進めた”ことに問題 があったようだ。
その上思うに、そのコンセプトは良くてもどうもハードに偏っている印象がある。現下で起きている技術革新は知っての通りAIに関するものだ。AIに関連するハードの革新が目に見える形で提示できるのであればよいのだが、どうやらそういった発想には乏しいのではあるまいか。だから中々“行って見たい”という気が起きないのではないか。
それに会場をレガシーとして残さず撤去することを原則としているようだが、それが“環境”に良いことなのか。そこが既に時代遅れの発想になっているのではないか。コンセプト・メーカーが70年代の万博と違って時代遅れではお話にならない。
とにかく何が目玉なのかをはっきりさせる必要もあるのではなかろうか。それもメタンガス発生の問題を完全にクリアした上であるのは言うまでもない。

元大阪地検検事正が準強制性交容疑で大阪高検に逮捕された。事件があってから5年も経過していた。何故なのか?しかも“大阪地検検事正時代には、学校法人「森友学園」を巡る国有地売却に関する決裁文書改ざん問題の捜査を指揮し、元国税庁長官らを不起訴とした。”怪しい!大阪地検は闇ばかり村木事件もあった。伝統的に腐っているのか?これを放置して良いのか?こんな地検に逮捕されるほど不名誉なことはあるまい。それともまた冤罪かで、どっちが悪?

先週末、神戸市環境局から今年度予定の施策の概要を聞く機会があった。ここで、本来は前年度の実績を踏まえて次年度の施策をこうするという説明があって然るべきだったが、例えば神戸市で排出のGHG(温室効果ガス)の最新の実績データが2021年度だというのだ。24年度の計画を語るならば、23年度の実績を知ったうえでなければ語れないはずなのだが。何故そうなるのか。そのデータを作成するのに当たって必要な係数値の環境省からの発表が遅いからだ、ということだった。何故遅いのかの説明はなかった。恐らく国家公務員からの説明が無いのだろう。こういう意味のないヒエラルヒーと呑気さが、“化石賞”受賞の名誉を担う要素になっているのだろうと思ったのだ。デジタル庁は一体どんな仕事をしているのだろうか。謎が多く時代に追いついていない我が政府なのだ。



さて、今回は前月見た映画の報告としたい。全部で34本。内訳はNHK-BSのBSプレミアム・シネマ11本。TV録画を見たのが14本。ネットからが5本。レンタルビデオが4本であった。

先ずは、BSプレミアム・シネマの紹介から。

①6月3日“インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア Interview with the Vampire”1994年・米・監督:ニール・ジョーダン
出演:トム・クルーズ、ブラッド・ピット、キルスティン・ダンスト、クリスチャン・スレーター、アントニオ・バンデラス、スティーヴン・レイ、タンディ・ニュートン、ドミツィアーナ・ジョルダーノ、ライラ・ヘイ・オーウェン、リー・エメリー
何が言いたい映画なのか良く分からない。原作が貧しいためだろう。バンパイヤという生き方が辛いのか?何なんだ?バンパイヤという存在が面白いだけなのか?

②6月4日“ゲッタ・ウェイ The Getaway”1972年・米・監督:サム・ペキンパー
出演:スティーヴ・マックィーン、アリ・マッグロー、ベン・ジョンソン、アル・レッティエリ、サリー・ストラザース、スリム・ピケンズ、ボー・ホプキンス、リチャード・ブライト、ジャック・ドッドソン、ダブ・テイラー、ロイ・ジェンソン、ジョン・ブリソン
BSシネマで2度目のはず。でも結構面白かった。散々いろいろあったが、それでもメキシコへの逃亡成功。これで追手が無ければ天国!!

③6月5日“パッチ・アダムス Patch Adams”1998年・米・監督:トム・シャドヤック
出演:ロビン・ウィリアムズ、ダニエル・ロンドン、モニカ・ポッター、フィリップ・シーモア・ホフマン、ボブ・ガントン、ジョセフ・ソマー、イルマ・P・ホール、ピーター・コヨーテ、ハロルド・グールド、フランシス・リー・マッケイン、ハーヴ・プレスネル、ダニエラ・クーン、ジェームズ・グリーン、マイケル・ジェッター、ブルース・ボーン、ハリー・グローナー、バリー・シャバカ・ヘンリー、
実在の医師“パッチ”・アダムスをロビン・ウィリアムズが演じた。“お勉強”しなくても成績優秀で、茶目っ気たっぷりで悪戯をして患者を笑わせてばかり。これはやっぱり普通の世間から、教育責任者から嫌われる。だが、米国民主主義は公開の場でこれを裁き、正義と認める・・・・ハッピーエンドと思いきや、卒業式で後ろが素っ裸の服で登場、爆笑の渦の中で無事、医師の資格を得る。これが実話とは、さすが米国!

④6月10日“シックス・センス The Sixth Sense”1999年・米・監督:M・ナイト・シャマラン
出演:ブルース・ウィリス、ハーレイ・ジョエル・オスメント、オリヴィア・ウィリアムズ、トニ・コレット、ドニー・ウォルバーグ、ピーター・アンソニー・タンバキス、ジェフリー・ズーベルニス、グレン・フィッツジェラルド、ミーシャ・バートン、アンジェリカ・ページ、M・ナイト・シャマラン
標題は日本語にすれば“第六感”だが、ちょっと違う?!映画解説を見てようやく分かる、マルコムは実は死んでいたなんて。じゃぁあの映画は一体何なんだ?それが分からない私がアホ?映画評は支持率は86%、平均点は7.70/10の由。ならば私はアホ!基本的に辛い内容なのでもう一度見たいとも思わないが・・・・。

⑤6月11日“かもめ食堂 芬:ruokala lokki”2006年・日本・監督:荻上直子、原作:群ようこ
出演:小林聡美、片桐はいり、もたいまさこ、ヤルッコ・ニエミ、マルック・ペルトラ、タリア・マルクス
BSシネマで2度目。こういうタッチ好きだ。舞台もフィンランド・ヘルシンキ。日本人女性3人とフィンランドの人々の穏やかで温かい日常。お店の趣味も良く、小柄な女性店主の合気道、プールでの泳ぐ習慣が良い。店の目玉商品の売り込みがないのも良い。自然体でまったり!

⑥6月12日“沈黙 -サイレンス- Silence”2016年・米・監督:マーティン・スコセッシ、原作:遠藤周作
出演:アンドリュー・ガーフィールド、リーアム・ニーソン、アダム・ドライヴァー、窪塚洋介、浅野忠信、イッセー尾形、塚本晋也、小松菜奈、加瀬亮、笈田ヨシ
BSで2度目。前回もそうだったが、少々いい加減に見た。映画はポルトガル語ではなく英語中心で進む。つまり日本映画ではない。残虐な弾圧に、フト信仰に命を懸ける価値があるのかと思った。神など所詮人が勝手に思いついたもの、それに命を懸けるのはバカバカしい、踏絵や十字架に唾など簡単なことだと。身も蓋もなく申し訳ない。

⑦6月17日“マネーボール Moneyball”2011年・米・監督:ベネット・ミラー
出演:ブラッド・ピット、ジョナ・ヒル、フィリップ・シーモア・ホフマン、クリス・プラット、ロビン・ライト、ケリス・ドーシー、スティーヴン・ビショップ、タミー・ブランチャード、リード・トンプソン
米国社会は常にあらゆる瞬間において良い人材を求めているのだ、そこにあの社会の活力を感じる。日本人の人を見る目が腐っていることが、活力を失っている原因だろうと感じる。選挙でもアホアホ自民政治家を多数選択している。映画では、ビリー自身はピーターを引き抜き、自身はレッド・ソックスの彼を見込んでの破格の誘いを“カネでは動かない、失敗しているから”と言って蹴っているのが涙が出るほど凄い!さすがにブラピの演技が活きている!良い映画だ!

⑧6月18日“モンタナの風に抱かれて The Horse Whisperer”1998年・米・監督:ロバート・レッドフォード
出演:ロバート・レッドフォード、クリスティン・スコット・トーマス、サム・ニール、ダイアン・ウィースト、スカーレット・ヨハンソン、クリス・クーパー、チェリー・ジョーンズ、タイ・ヒルマン、ケイト・ボスワース
モンタナに居るカウ・ボーイのホース・ウィスパラーに子供と共に事故にあった馬を見せに連れて行く。やっぱり、そこで恋に落ちる。何だかねぇ!米国女性はそんなものか?馬は当然のように回復するが・・・。ニュー・ヨークからモンタナへ6千㎞を馬を母娘でトレーラーで連れて行くのは映画では簡単にやって見せたが大変な難事ではないのか。

⑨6月19日“幸福のスイッチ”2006年・日本・監督:安田真奈
出演:上野樹里、本上まなみ、沢田研二、中村静香、林剛史、笠原秀幸、石坂ちなみ、新屋英子、深浦加奈子、芦屋小雁、田中要次、寿美菜子、
監督の安田真奈が松下電器に勤務していた頃の体験を元に、退職後も実際にパナソニックショップで働いたりした経験や、綿密な取材の成果どという。天神崎のシーンってあったっけ?途中で寝た?ご当地映画というが、電器店がそんな努力をしているとは知らず。都会の電器屋さんは亡びたケド!

⑩6月20日“ミッドナイト・ラン Midnight Run”1988年・米・監督:マーティン・ブレスト
出演:ロバート・デ・ニーロ、チャールズ・グローディン、ヤフェット・コットー、ジョン・アシュトン、デニス・ファリナ、ジョー・パントリアーノ、ロイス・スミス、リチャード・フォロンジー、ロバート・ミランダ、ジャック・キーホー、ウェンディ・フィリップス、ダニエル・デュクロス、フィリップ・ベイカー・ホール
ギャングやFBIに追われ2人で逃避行するアクション・コメディ。“登場人物がみんなまじめにマヌケ”という評があるが、まぁその通りか。ヘリコプターが派手に撃ち落されたりして、面白いが一寸話が複雑で途中でついていけなくなりかける。米映画らしさが出始めの映画か。さすがデニーロが若い。

⑪6月26日“マネー・ピット The Money Pit”1986年・米・監督:リチャード・ベンジャミン
出演:トム・ハンクス、シェリー・ロング、アレクサンダー・ゴドノフ、モーリン・ステイプルトン、ジョー・マンテーニャ、フィリップ・ボスコ、ジョシュ・モステル、ミア・ディロン
スティーヴン・スピルバーグ製作総指揮のドタバタ・コメディ映画。タイトルは“金食い虫”の意。大変分かり易い。ボロ邸宅が主役だが、基礎がしっかりしてれば何とかなるとはいうものの、床が抜けるのは躯体が駄目な証拠。それで大丈夫か?

次はTV録画したものを再生して見たもの14本。今月はSUN・TVシネマスタジアムのファイルを吐くつもりで見たので多い。
⑫6月3日“ロックアウト Lockout”2012年・仏・監督:スティーヴン・セイント・レジャー
出演:ガイ・ピアース、マギー・グレイス、ヴィンセント・リーガン、ジョセフ・ギルガン、レニー・ジェームズ、ピーター・ストーメア
SUN・TVシネマスタジアム24/4/6放映。録画CM含め107分。実放映95分。仏映画的ではなく普通のアクション物という印象。ただ舞台が宇宙でSF的ではあるが・・・。まぁハッピーエンドでマズマズ!

⑬6月4日“アンチ・ライフ Breach;別題:Anti-Life”2020年・米・監督:ジョン・スーツ
出演:コーディー・カーズリー、ブルース・ウィリス、レイチェル・ニコルズ、カサンドラ・クレメンティ、ジョニー・メスナー、コーリー・ラージ、カラン・マルヴェイ、ティモシー・V・マーフィ、ヨハン・アーブ、ラルフ・モーラー、トーマス・ジェーン
SUN・TVシネマスタジアム24/2/24放映。放映CM含め107分。実放映92分。ニュー・アースに着いたが変な怪獣が出てきて終わり?!あの変な怪獣が興覚め!全てを溶かすモクサセル?木酢水?って、それを容れるチャチな容器は耐えるのが不思議。エイリアンの体液も全てを溶かすので、船体に穴が開くので危険だったが!

⑭6月5日“ゲットバッカーズ Reach Me”2014年・米・監督:ジョン・ハーツフェルド
出演:キーラ・セジウィック、トム・ベレンジャー、ダニー・アイエロ、シルヴェスター・スタローン、トーマス・ジェーン、ダニー・トレホ、ローレン・コーハン、ケヴィン・コナリー、ケイリー・エルウィズ、ケルシー・グラマー
流行の“Reach Me『救いの手』”という自己啓発本を巡っての夫々の人生群像をコメディに仕立て上げた映画。気楽に見れ、面白かった。スタローンがゴシップ新聞のオーナーでこの本の著者を暴けと記者に銘じている。刑務所でこの本の特集TVを見ている女、犯罪者を撃ち殺しては神父に告解して見せる刑事とか・・・多数登場。

⑮6月6日“ブラック・ドッグ Black Dog” 1998年・米・監督:ケヴィン・フックス
出演:パトリック・スウェイジ、ブレンダ・ストロング、エリン・ブロデリック、ミート・ローフ、ランディ・トラヴィス、スティーヴン・トボロウスキー、チャールズ・S・ダットン、グレアム・ベケット、ガブリエル・カソーズ、ロレイン・トゥーサント
SUN・TVシネマスタジアム24/3/30放映。録画CM含め102分。実放映88分。CGに頼らない超大型トレーラーによるカー・アクションが爽快。爆破と事故を繰り返しても、FBIからお咎め無しとは都合が良い。題名は長距離ドライバーたちの間で言われる都市伝説から。体調不良で意識を失いながら走ると黒い犬が飛び出し、事故を誘発させるというものと、積み荷に仕込まれた番犬が黒犬。

⑯6月8日“トレジャー・オブ・ムージン 天空城の秘宝 云南虫谷/Mojin: The Worm Valley”2020年・中国・監督:フェイ・シン
出演:ツアイ・ハン、グゥ・シュアン、ユ・ハン、チェン・タイシェン、マ・ユケ、チェン・ユシ
SUN・TVシネマスタジアム24/3/30放映。録画CM含め102分。実放映88分。中国版アクションアドベンチャー。中国得意のCGで、人喰い魚、大コモドドラゴン、大ザリガニ、バケモノサソリ、大蛇の怪獣オンパレード騒ぎに、小学生のようにはしゃぐ大人達。普段なら途中で切るべしだが、何故か見てしまった。何が面白いのかSUN・TVに教えて欲しい駄作。

⑰6月9日“キリングゲーム Killing Season”2013年・米・監督:マーク・スティーヴン・ジョンソ
出演:ロバート・デ・ニーロ、ジョン・トラボルタ、マイロ・ヴィンティミリア、エリザベス・オリン
カンテレ・シネマパラダイス24/5/9放映。録画CM含め120分。実放映91分。今回はCM後CM前のシーンが数分再映されるので、カット・シーンは恐らくない。ボスニア戦争の悲惨を反映して、退役米軍大佐ベンジャミン・フォードと元セルビア兵士エミール・コヴァチのえげつない死闘が描かれ見るに耐えない。アパラチア山脈での撮影の由。矢で顔面撃ち抜かれて生きてられるのか?俳優で持ってる映画ではないか?大佐と言えば大隊長か連隊長、それが前線で銃を持って走り回るのか?

⑱6月10日“グースバンプス モンスターと秘密の書 Goosebumps”2015年・米・監督:ロブ・レターマン
出演:ジャック・ブラック、ディラン・ミネット、オデイア・ラッシュ、エイミー・ライアン、ライアン・リー、ジリアン・ベル、ケン・マリーノ
SUN・TVシネマスタジアム24/3/2放映。録画CM含め112分。実放映103分。児童文学作家のロバート・ローレンス・スタインの『グースバンプス』を原作としているという。それにしても荒唐無稽、ふざけすぎ。特別なタイプライターで書いた本の中にモンスターを封じ込めるというお話の仕掛。モンスターは何とか封じ込め、スタインの娘ハンナだけは再度お話を書いて人間として復活させる。このスタイン氏本人も一瞬だが演劇教師役としてカメオ出演とのこと。

⑲6月12日“クレマチスの窓辺”2022年・日本・監督:永岡俊幸
出演:瀬戸かほ、里内伽奈、福場俊策、小山梨奈、ミネオショウ、星能豊、サトウヒロキ、牛丸亮、しじみ
小川節子
SUN・TVシネマスタジアム24/3/2放映。録画CM含め78分。実上映62分。島根県でオールロケをやったヴァカンス映画とのこと。東京生まれ東京育ちの絵里は、ストレスフルの東京を抜けて1週間、亡くなった祖母の暮らした松江で暮らす。絵里はその街で建築家の従兄、そのフィアンセ、大学生の従妹、靴職人、古墳研究者、バックパッカーなど、と出会い、それが絵里を少しだけ変えていく――という触れ込み通り。台詞が不自然だがそれもまた手作り感、素人感があって面白い。

⑳6月23日“フライト・リミット Beast of Burden”2018年・米・監督:イェスペル・ガンスラント
出演:ダニエル・ラドクリフ、グレイス・ガマー、パブロ・シュレイバー、ロバート・ウィズダム、セザール・ペレス、デイビット・ジョゼフ・マルティネス、マーク・スミス、レニー・ウィレット
SUN・TVシネマスタジアム24/6/15放映。録画CM含め108分。実上映89分。謎めいた天候の悪い中での夜間飛行。次第に状況が明かされてゆくが、敵だらけの悪い状況。ハラハラドキドキで大変面白かった。ダニエル・ラドクリフ一寸頼りない風だが、ほぼ独り芝居をぴったり好演した。

㉑6月24日“マーベラス The Protégé”2021年・米・監督:マーティン・キャンベル
出演:マギー・Q、マイケル・キートン、サミュエル・L・ジャクソン、ロバート・パトリック、パトリック・マラハイド、リリ・リッチ、エカテリーナ・ベイカー、マダリナ・アネア、オリ・フェッファー、ジャック・ダージズ
TV大阪・シネマクラブ24/6/5放映。録画CM含め125分。実上映109分。俳優は現代の1線級のようで、出来は良い。思わず見入った。ところで90年代のベトナムってあんなに乱れていた?どこかと間違ってんじゃない?確かに脈絡なく寝るなんて変なところもあったが・・・。建物大爆発後にムーディーが颯爽と登場してもよかった?

㉒6月25日“スティール・ワールド Robot Overlords”2015年・英・監督:ジョン・ライト
出演:ジリアン・アンダーソン、ベン・キングズレー、カラン・マッコーリフ、ジェラルディン・ジェームズ、スティーヴン・マッキントッシュ、テイマー・ハッサン、エラ・ハント、ジェームズ・ターピー、マイロ・パーカー
SUN・TVシネマスタジアム24/5/18放映。録画CM含め108分。実上映90分。少年探偵団大活躍のめでたし、めでたし。何で終わりまで見てしまったか?2014年製作でこのロボット観、古過ぎるのでは?英田舎町の出来事が全世界的規模の話になるの?スピット・ファイアのダブル・コクピットは何故登場か。偶然傍に機体が有ったので使ってみただけ?
批評家支持率は61%、平均点は10点満点で5.69点の由、アホか!!

㉓6月26日“ヴァイラス  Virus”1999年・米・監督:ジョン・ブルーノ
出演:ジェイミー・リー・カーティス、ウィリアム・ボールドウィン、ジョアンナ・パクラ、ドナルド・サザーランド、マーシャル・ベル、シャーマン・オーガスタス、クリフ・カーティス、ジュリオ・オスカー・メチョソ
SUN・TVシネマスタジアム24/5/22放映。録画CM含め108分。実上映100分。発想は斬新。なるほど原作はダークホースコミックスのコミックの由。だが、実態がないのをロボット製作で補おうとする発想は旧態依然で残念だが致し方あるまい。宇宙の彼方より謎の生命体が電磁波の形で宇宙ステーション“ミール”を襲い、そこから海上のロシアの衛星探査船“ヴォルコフ”に侵入した。その生命体は人生命体を調べつくし、人間をヴァイラス(ウイルス)とし、人間の肉体のパーツを利用して人間と機械の融合ロボットにして乗組員を襲った。そこへ台風で漂流している運搬船“シースター”のクルーがやってきて“ヴォルコフ”からの脱出劇になる。

㉔6月27日“スリングショット 叱咤風雲 Ne Zha”2022年・台湾・香港・監督:チェン・イーシェン
出演:ハンナ・クィンリヴァン、ツァオ・ヨウニン、ファン・イーチェン、アラン・コー、ジェイ・チョウ、ワン・ジュンカイ、フィリップ・チャン、イボンヌ・シュー、ウィル・リウ
SUN・TVシネマスタジアム24/6/1放映。録画CM含め112分。実上映105分。自動車レース・ゲームのチャンピオンが実物のカーレースに挑む、台湾・香港合作による珍しいカーアクション。レース・チーム、ライオンズとウルフルズの争い。青春モノhappy-end。slíngshòt:車の追い越し。日本の影、ヘルメットは全てAraiだった。Matsudaもあったか。スズカでライセンス取るの?

㉕6月28日“三屋清左衛門残日録 新たなしあわせ”2020年・日本・監督:山下智彦・原作:藤沢周平
出演:北大路欣也、優香、美村里江、金田明夫、三田佳子、小林稔侍、麻生祐未、伊東四朗、
原作の爽やかさが残る1作。家老の悪事バレぬように皆で隠蔽、日本の蔭の現実か。残れば良き日も来よう、だがその一方で恵まれぬ家族もある。藤沢周平は巧い。

次はネットからの5本である。
㉖6月1日“ユージュアル・ネイバー/マッド・マザー 生贄の少年 The Harvest”2013年・米・監督:ジョン・マクノートン
出演:チャーリー・ターハン、ナターシャ・カリス、サマンサ・モートン、マイケル・シャノン、ピーター・フォンダ、メドウ・ウィリアムズ、レスリー・ライルズ、
想像以上にエグイ話。実子が病弱でその子を助けるために、よその子を誘拐して、大きく育てて臓器移植する企て。そして一部肝移植をされてしまう。その子を隣に引っ越してきた女の子が救出する話。The Harvestは恐らくこの少年、育てて収穫するつもりを指すことか。

㉗6月6日“ヒットラーとナチス 悪の審判 シーズン1~2 Hitler and the Nazis: Evil on Trial”2024年・米・監督:ジョー・バーリンジャー
出演:ウィリアム・L・シャイラー、カロリー・コズマ、バラシュ・カトー、ソーマ・ザンボリ、バルナバス・ベルゲンディ、イシュトヴァーン・ダンコ
米ジャーナリスト・ウィリアム・L・シャイラーの著書『第三帝国の興亡』にほぼ沿ってストーリーが展開されているようだ。まぁ驚くような話は登場しないが、ほぼドキュメンタリーになっていて記録フィルムと矛盾しない展開で合間に出演者の演技映像がまじるが、迫力あり。映像はほぼカラー。ナチスの暴力機関SA突撃隊とSS親衛隊の衝突の犠牲となり殺されたヘスの話まで。第一次大戦後のドイツ社会は暴力団の抗争のような様相だったことが分かる。やはりナチスは暴力の中から生まれたのだ。

㉘6月15日“パニック・マーケット Bait”2013年・豪・新・監督:キンブル・レンドール
出演:ゼイヴィア・サミュエル、フィービー・トンキン、シャーニ・ヴィンソン、ダン・ワイリー、ジュリアン・マクマホン、マーティン・サックス、アリス・パーキンソン
スーパー・マーケット1階で津波に合えば、一旦治まれば水は引くはずだが、1階がいつの間にか地下になっていた。逆に地下駐車場に空間が出来ていて、それを救出している。配電盤が水浸しで正常に機能するのか?そのまま停電するだろう。足に大きい鉄片が刺さって、それを海水に浸せば相当に痛いはずだが、全く痛がらずに脱出した警官も変な話。サメが2頭も紛れ込むのも相当に変!一寸シナリオが雑、さすがB級。

㉙6月16日“ザ・ストーム Stormageddon”2015年・米・監督:ニック・ライオン
出演:ジョン・ヘニガン、イヴ・マウロ、ジョセフ・ガット、ロバート・ブランチ、リッコ・ロス、デイビット・シャトラウ、エイドリアン・ポール、ジョン・マック、ロバート・クレイグヘッド、ジェフ・カエーク、ジョン・レラルディ、マーシー・マリック、リラ・デュプリー、アラン・ハイツ
スキン・ヘッド・スーツの男、一体どこから派遣されたロボットなのか?悪者とはすぐに分かったが・・・。まぁテンポもよかったし、ターミネータ的要素もあり面白かった。暇つぶしには格好。字幕スーパーの訳は最悪で分かり難いのが難!

㉚6月27日“ヒットラーとナチス 悪の審判  シーズン3 Hitler and the Nazis: Evil on Trial”2024年・米・監督:ジョー・バーリンジャー
出演:ウィリアム・L・シャイラー、カロリー・コズマ、バラシュ・カトー、ソーマ・ザンボリ、バルナバス・ベルゲンディ、イシュトヴァーン・ダンコ
今回は1938年頃まで。ヒットラーがエバ・ブラウンと事実婚。山荘ケールシュタインハウス(鷲の巣)でのくつろぎ。ナチス・ドイツの再軍備とオーストリア併合、ラインラント進駐まで。

次はレンタルビデオだが、今月は少なくて4本。

㉛6月17日“マルサの女 A Taxing Woman”1987年・日本・監督・脚本:伊丹十三
出演:宮本信子、山﨑努、津川雅彦、橋爪功、大地康雄、佐藤B作、室田日出男、桜金造、マッハ文朱、志水季里子、杉山とく子、伊東四朗、大滝秀治、芦田伸介、小林桂樹、小沢栄太郎、岡田茉莉子
昔レンタルで見た。国税局査察部。昔懐かしく再度見、名優が大勢出演。携帯電話のない時代にポータブルの電話機抱えて大変。ヘルメットにレンズを付けて証拠映像を撮りながら、大型バイクで追跡。脱税の細かなテクニックはさておいて、上手く映画化処理している。権藤の歩行困難に人物像の陰影を感じる。大地康雄の“マルサのジャック・ニコルソン”は思わず噴き出した。ヤクザ、政治家が絡みややこしい仕事だ。

㉜6月18日“マルサの女2 A Taxing Woman's Return”1988年・日本・監督・脚本:伊丹十三
出演:宮本信子、三國連太郎、加藤治子、津川雅彦、益岡徹、大地康雄、桜金造、マッハ文朱、結城美栄子、石田弦太郎、きたろう、洞口依子、小松方正、中村竹弥、笠智衆、丹波哲郎
これも昔レンタルで見た。続けて久しぶりの再度見。鬼沢の崖の崩れる心象風景は強く印象に残っている。この時の三國の演技に感心したものだった。伊丹にとっては「前作はマルサの入門編」であり、本当に描きたかったのは本作であると言った由。地上げの未だ盛んな時期。やっぱりニュースにもならなかった殺人もあったのだろう。鬼沢は巨額の財産を隠していた自分の墓に愛人とともに逃げ込んで高笑いしてもそこでは生活できまい・・・どうするの?最近マルサもああいう肉弾戦はやらないのか?

㉝6月21日“内閣特務捜査官 ORDER”1996年・日本・監督:藤田明二
出演:武田久美子、西岡德馬、原田大二郎、佐山サトル、宮本大誠
揉み上げのある怪しい中国人が堂々と登場!(一般的に中国人に揉み上げはない)武田久美子のビッグ・タレパイを堪能でけた。西岡はん上手い事やったはりマ!香港の中国化で九龍マフィアは今頃ドウナッチャンテン?!日本人に悪さする国家公務員に格上げ?

㉞6月22日“内閣特務捜査官 ORDER2”1997年・日本・監督:西岡德馬
出演:西岡德馬、神乃毬絵、菊地万理江、佐山サトル、矢沢美樹、原田大二郎、火野正平
2も見るべしで見たが、またまた怪しい中国人オンパレード。西岡はん監督までやって上手い事やったはりマ!酷い出来!直ぐに撃たれて死にそうだが撃たれず、隙だらけ。ボスが直々に現れて現物取引するものだろうか?変なシナリオ!女優はんの肌があまりきれいやのうて残念。


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