The Rest Room of ISO Management
ISO休戦
2012年、年末のご挨拶
いつの間にやら、また年末となった。
この1年何があったか、個人的には仲間内でのポジショニングを上げることに注力して徐々に成果が見えて来たところだと思う。私はISOを軸にした4つのグループに所属しているが、そのいずれのグループ内でも、その程度は別としてポジショニング改善の効果はあったと勝手に自認している。だが結果として 飲み会が増えてしまい出費が多くなった、というマイナスもあった。とは言うものの、お蔭で2年前は減少した年賀状は、この年末で増加に転じた。交際範囲が増えることは好ましいことと言えるだろう。
さて、来年はこの活動の延長線上に何が待っているだろうか。そのポジショニングを上げ続けるということは、その拡張した交際範囲において各々密度を上げることと同義である。密度を上げることで、何かがブレークするのを待つことだと思う。
さて、そのような半オフィシャルな面以外の、純私的な面での活動、つまりプライベート・ファイナンス活動について言えば “今年は、購入の時であったし、来年はそれを売却する時である。”と思っている。そのための準備に、今年の初頭には不良資産を売却した。それを断捨離と称して行った。
そのための、金融機関の開催するセミナーには足しげく出掛けた。また、そういう方面の本も読み、時に その結果をこのブログでも紹介して来た。
どうやら今は 経済的に激変の時代になっている。こうなると“明日のことは 誰にも判らない”が原則になる。だから、利があると思えばその瞬間に動かないと機を逃してしまう。その逃した商機が次にやってくるのは遠い先になってしまうリスクがあるし、2度と来ないかもしれない。だが、一方、“あわてる××は貰いが少ない”と言うのも真実なのだ。商機だと思った時、それが 本当の商機なのかを瞬時に直感で見分けなければならない。“まだは、もうなり。もうはまだなり。”はいつも真実なのだ。
さらには、大きなトレンドの読みも重要だ。今、“坊ちゃん宰相”が、年末の“口先介入”で、円安になったと有頂天になっているように見えるが、円安は決してその“口先介入”で円安になっているのではない。日本の貿易収支が赤字になり、どうやらそれが経常収支に及ぶ気配が濃厚になってきて、それをファンド・マネージャーが懸念して動いたというのが実態だという。しかしマスコミは “坊ちゃん宰相”への お追従報道しかしないので、一般人が誤解してしまう。
もし、この程度で有頂天になるような“坊ちゃん宰相”であるならば、必ずどこかで再び高転びに転ぶことになるだろう。
日本にとって激変の最大の要素はチャイナ・リスクだ。だが、どうやら大多数の日本人には、それが最大のリスクだと思っている気配は無い。いや、私個人はチャイナ・リスクは数年前から気に掛けてはいたが、今年それが現実となって現れた。しかし、それが数ヶ月経った今、日本では“喉もと過ぎれば・・・”の気分になっているように見える。
中国は 様々なチャンネルを通じて着々と尖閣奪取の計画を遂行している。その背景には中国の軍のトップ・グループが視野狭窄になっている懸念が非常に大きいことがある。彼らに認知的複雑性の欠如と思われるパフォーマンスが垣間見えるからだ。彼らは本気で“尖閣を中国の施政権下にしたい”と思っているようだ。米国が警告を与えても、聞こえぬ風だ。だから、近い将来必ず尖閣奪取を実行に移すと思って良い。
ところが、日本での受け止め方には そのような“覚悟”が見えない。どうやら自衛隊の実力を ある意味“適切に評価”し過ぎているのではないか。つまり 従来型戦闘においては 自衛隊の戦闘力は中国軍を上回っているのは客観的に確かなことであるのは是認できるが、それだけにタカをくくって油断している様子が伺えるからだ。
だが、ITの発達した現代においては、前哨戦としてサイバー戦が必ずあるものと思うべきだろう。そして、そのサイバー戦において中国は 日本を遥かに凌駕する“戦力と実力”を有していると目されている。何しろ正規軍のサイバー部隊以外に、数十万から数百万に及ぶサイバー民兵もいるらしい。米国もこの方面での最大の敵が中国だと認識しているとのこと。それに引き換え 日本のサイバー対応能力は 疑わしい。現に、日本の警察は 最近 サイバー技術が低いために誤認逮捕するという大失態をやらかした。なので、この方面の自衛隊の “戦力”も 期待できるものではあるまい。
中国の尖閣奪取戦では、まずサイバー戦から始まり、日本側はアナログ情報とデジタル情報の真偽が錯綜し、東京では現地で何が起きているのか正確に知る術も無いままに、指揮系統も混乱し、気が付けば尖閣は占領されていることになるのだろう。海保と自衛隊の連携、自衛隊間でも海空の連携に 電子技術がどれほど枢要を占めているか、内部セキュリティがどの程度なのかが問題ではあろうが、極端な場合、実態的な戦闘もなく、気付けば終わっている可能性は高い。孫子の“戦わずして勝つ”そのものだろう。これは中国がプロペラ機で、日本が気付く前に尖閣上空を領空侵犯して見せたことを見ても分かることだ。
一度 奪われた尖閣を、態勢を立て直した上での奪回は 非常に困難なことだと思うべきだろう。下手すると、米側は日本に奪回断念を迫る可能性すらあるものと思うべきかも知れない。実態的な戦闘を伴う紛争になれば、下手すれば核戦争までの拡大を覚悟しなければならなくなるからだ。
こうなると問題は、中国側は 何時 実際に仕掛けて来るかだ。さし当たって この年明けの日本中が屠蘇気分で弛緩している時が 非常に可能性が高いと思うがどうだろうか。つまり、彼らにしてみれば 日本の新政権の基盤が確立されていない時が、絶好の機会であり これが千載一遇だからだ。ノンキな議論は止めて、危機は今そこに迫っていると思うべきだ。
それが現実になれば、米国の出方次第で そのまま日本の新政権瓦解につながる可能性は高く、日本政界は大混乱となるだろう。それでも、“日中の経済的つながりは、切っても切れない”の台詞が通用するかどうか、どのような展開になるのか 想像できない。日本の政界混乱に乗じて、中国の侵攻拡大となれば、米軍出動となる可能性は高くなるだろうが・・・。
こうした 非常にキナ臭い国際情勢から、デフレ下の経済がどうなるのか、当面の円安がどのような影響を及ぼすのか、それにつられた株価上昇は どこまで持続するのか、非常に見えにくいのが現状だ。
こうした見えにくい社会情勢の中で、個人的にどのように泳いで行くのか 非常に先読み困難な時である。結局は 流されて終わるのであろうが、あきらめずに行く先をしっかり見据える努力はしたいものだ。
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この1年何があったか、個人的には仲間内でのポジショニングを上げることに注力して徐々に成果が見えて来たところだと思う。私はISOを軸にした4つのグループに所属しているが、そのいずれのグループ内でも、その程度は別としてポジショニング改善の効果はあったと勝手に自認している。だが結果として 飲み会が増えてしまい出費が多くなった、というマイナスもあった。とは言うものの、お蔭で2年前は減少した年賀状は、この年末で増加に転じた。交際範囲が増えることは好ましいことと言えるだろう。
さて、来年はこの活動の延長線上に何が待っているだろうか。そのポジショニングを上げ続けるということは、その拡張した交際範囲において各々密度を上げることと同義である。密度を上げることで、何かがブレークするのを待つことだと思う。
さて、そのような半オフィシャルな面以外の、純私的な面での活動、つまりプライベート・ファイナンス活動について言えば “今年は、購入の時であったし、来年はそれを売却する時である。”と思っている。そのための準備に、今年の初頭には不良資産を売却した。それを断捨離と称して行った。
そのための、金融機関の開催するセミナーには足しげく出掛けた。また、そういう方面の本も読み、時に その結果をこのブログでも紹介して来た。
どうやら今は 経済的に激変の時代になっている。こうなると“明日のことは 誰にも判らない”が原則になる。だから、利があると思えばその瞬間に動かないと機を逃してしまう。その逃した商機が次にやってくるのは遠い先になってしまうリスクがあるし、2度と来ないかもしれない。だが、一方、“あわてる××は貰いが少ない”と言うのも真実なのだ。商機だと思った時、それが 本当の商機なのかを瞬時に直感で見分けなければならない。“まだは、もうなり。もうはまだなり。”はいつも真実なのだ。
さらには、大きなトレンドの読みも重要だ。今、“坊ちゃん宰相”が、年末の“口先介入”で、円安になったと有頂天になっているように見えるが、円安は決してその“口先介入”で円安になっているのではない。日本の貿易収支が赤字になり、どうやらそれが経常収支に及ぶ気配が濃厚になってきて、それをファンド・マネージャーが懸念して動いたというのが実態だという。しかしマスコミは “坊ちゃん宰相”への お追従報道しかしないので、一般人が誤解してしまう。
もし、この程度で有頂天になるような“坊ちゃん宰相”であるならば、必ずどこかで再び高転びに転ぶことになるだろう。
日本にとって激変の最大の要素はチャイナ・リスクだ。だが、どうやら大多数の日本人には、それが最大のリスクだと思っている気配は無い。いや、私個人はチャイナ・リスクは数年前から気に掛けてはいたが、今年それが現実となって現れた。しかし、それが数ヶ月経った今、日本では“喉もと過ぎれば・・・”の気分になっているように見える。
中国は 様々なチャンネルを通じて着々と尖閣奪取の計画を遂行している。その背景には中国の軍のトップ・グループが視野狭窄になっている懸念が非常に大きいことがある。彼らに認知的複雑性の欠如と思われるパフォーマンスが垣間見えるからだ。彼らは本気で“尖閣を中国の施政権下にしたい”と思っているようだ。米国が警告を与えても、聞こえぬ風だ。だから、近い将来必ず尖閣奪取を実行に移すと思って良い。
ところが、日本での受け止め方には そのような“覚悟”が見えない。どうやら自衛隊の実力を ある意味“適切に評価”し過ぎているのではないか。つまり 従来型戦闘においては 自衛隊の戦闘力は中国軍を上回っているのは客観的に確かなことであるのは是認できるが、それだけにタカをくくって油断している様子が伺えるからだ。
だが、ITの発達した現代においては、前哨戦としてサイバー戦が必ずあるものと思うべきだろう。そして、そのサイバー戦において中国は 日本を遥かに凌駕する“戦力と実力”を有していると目されている。何しろ正規軍のサイバー部隊以外に、数十万から数百万に及ぶサイバー民兵もいるらしい。米国もこの方面での最大の敵が中国だと認識しているとのこと。それに引き換え 日本のサイバー対応能力は 疑わしい。現に、日本の警察は 最近 サイバー技術が低いために誤認逮捕するという大失態をやらかした。なので、この方面の自衛隊の “戦力”も 期待できるものではあるまい。
中国の尖閣奪取戦では、まずサイバー戦から始まり、日本側はアナログ情報とデジタル情報の真偽が錯綜し、東京では現地で何が起きているのか正確に知る術も無いままに、指揮系統も混乱し、気が付けば尖閣は占領されていることになるのだろう。海保と自衛隊の連携、自衛隊間でも海空の連携に 電子技術がどれほど枢要を占めているか、内部セキュリティがどの程度なのかが問題ではあろうが、極端な場合、実態的な戦闘もなく、気付けば終わっている可能性は高い。孫子の“戦わずして勝つ”そのものだろう。これは中国がプロペラ機で、日本が気付く前に尖閣上空を領空侵犯して見せたことを見ても分かることだ。
一度 奪われた尖閣を、態勢を立て直した上での奪回は 非常に困難なことだと思うべきだろう。下手すると、米側は日本に奪回断念を迫る可能性すらあるものと思うべきかも知れない。実態的な戦闘を伴う紛争になれば、下手すれば核戦争までの拡大を覚悟しなければならなくなるからだ。
こうなると問題は、中国側は 何時 実際に仕掛けて来るかだ。さし当たって この年明けの日本中が屠蘇気分で弛緩している時が 非常に可能性が高いと思うがどうだろうか。つまり、彼らにしてみれば 日本の新政権の基盤が確立されていない時が、絶好の機会であり これが千載一遇だからだ。ノンキな議論は止めて、危機は今そこに迫っていると思うべきだ。
それが現実になれば、米国の出方次第で そのまま日本の新政権瓦解につながる可能性は高く、日本政界は大混乱となるだろう。それでも、“日中の経済的つながりは、切っても切れない”の台詞が通用するかどうか、どのような展開になるのか 想像できない。日本の政界混乱に乗じて、中国の侵攻拡大となれば、米軍出動となる可能性は高くなるだろうが・・・。
こうした 非常にキナ臭い国際情勢から、デフレ下の経済がどうなるのか、当面の円安がどのような影響を及ぼすのか、それにつられた株価上昇は どこまで持続するのか、非常に見えにくいのが現状だ。
こうした見えにくい社会情勢の中で、個人的にどのように泳いで行くのか 非常に先読み困難な時である。結局は 流されて終わるのであろうが、あきらめずに行く先をしっかり見据える努力はしたいものだ。
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