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日本のパンデミックへの対処は如何に―その3

ゴールデンウィークGWは10日まで?やったら、今回も休み?! ちゃうで、首相は“GW明けまで緊急事態”と宣言してそれは7日としてた?そやから公式には明けていたことになるンちゃうか?そやけど、未だのんびりしたいヤン!
まぁ、そうは言わんと短こうてもエエからやってみては、どうでっか?そうやったらやって見よか?!てな訳で今回は投稿することにしたデェ。―それにしても関西弁でワープロやるのはシンドイ―

さて、個人的にはこの休みで何をやったか。多少の部屋の整理、これは何年も前からやれずにいることだが、それでもちょっとやっては歳のせいか直ぐ疲れてしまう。休み休みやっていて未だ完了しない。
それから1日1回のワンコの散歩に、金魚糞よろしく付いて出ていた。家の周りが改めて新鮮に思えたのだった。
シャット・ダウン寸前に街に出て、空海を中心とした密教本を買い集めておいたのを、多少読み込んだ。おかげで日本の密教には“三密”の概念があることを知った。また思考の整理がついたら、報告したい。
それから、カミュの小説“ペスト”の文庫本とNHKの“100分de名著”を入手しようとしたが、文庫本はネットでも入手できなかった。それがGW寸前神戸のジュンク堂書店に平積みされていてびっくりしつつ思わず買ってしまった。こちらは密教に夢中で未だ読めていない。遅読の極みだ!


日本のパンデミック、今や“PCR検査、何故できない!”の大合唱。今頃になって“目詰まりがある”等と言われても、その解消が政府、政治家の仕事ではないのか。政府の“専門家会議”が今頃になって5月4日の“提言”に次のような言い訳を出した。

日本でPCR等検査の能力が早期に拡充されなかった理由
▶制度的に、地方衛生研究所は行政検査が主体。新しい病原体について大量に検査を行うこと を想定した体制は整備されていない。
▶その上で、過去のSARSやMERSなどは、国内で多数の患者が発生せず。 日本でPCR等検査能力の拡充を求める議論が起こらなかった。
▶そのような中で、今回の新型コロナウイルスが発生し、重症例などの診断のために検査を 優先させざるを得ない状況にあった。
▶専門家会議提言等も受け、PCR検査の民間活用や保険適用などの取組を講じたが、拡充が すぐには進まなかった。
PCR等検査件数がなかなか増加しなかった原因
① 帰国者・接触者相談センター機能を担っていた保健所の業務過多、
② 入院先を確保するための仕組みが十分機能していない地域もあったこと、
③ 地衛研は、限られたリソースのなかで通常の検査業務も並行して実施する必要があること、
④ 検体採取者及び検査実施者のマスクや防護服などの感染防護具等の圧倒的な不足、
⑤ 保険適用後、一般の医療機関は都道府県との契約がなければPCR等検査を行うことができ なかったこと、
⑥ 民間検査会社等に検体を運ぶための特殊な輸送器材が必要だったこと

正に出来ない理由のオンパレードではないか。ダメ組織の典型的報告書、正にアホアホ!!
“体制が整備されていない”のなら、それを急遽是正していくのが“仕事”ではないのか。“保健所に負荷が集中した”のならば、その原因をいち早く取り除くように、保健所の人員を増強する手立てを施すなり、保健所を通さず、“医師免許のある医師”の判断で検査可能とするように手順を変更するのが仕事ではないのか?検査装置が足りぬというのなら、それを基礎研究で使っている機関に働きかけて、検査用に稼働させる仕組みを確立するのが、政治家や専門家会議の仕事ではないのか?政治家、特にそのトップは一般人と同じように自粛を理由に、“家でコーヒーを飲んでいる”暢気にしている場合ではないのではないか。危急存亡の秋には、“走りながら考え、修正していく”のが基本だ。余裕を構える余地があるはずがない。 

 

否、この我らが首相は感染者数そのものにも全く興味がないのだ!4月29日の参議院予算委員会で当時の感染者数を聞かれて、“だって…こ、これに書いて、これに、これに、これに書いてないじゃないですか!?”とまともに答弁できなかったのだ。この台詞の中の“これ”と言うのは、事前に質問者から提出される質問通告書のことだが、首相の仕事はこの通告書に基づいて官僚の作文した答弁書を読むことなのだ。一般国民はこの事実をしっかり、認識するべきだ。首相の興味がない感染者数の元になるPCR検査を、首相を忖度する役人が一生懸命増やす気になるだろうか。

検査数が少ないので陽性者がどこにいるか、分からないので院内感染が各所で起きた。ならば、病院前に“発熱外来”という臨時検査所を設けてチェックし、陽性者を極力検出する作業が必要ではなかったか。検査に要する時間は実は数時間で済むという。だから、余程の救急以外はそういう対応は可能のはずだ。そうすることで、院内感染のリスクはかなり減るはずだ。
検査数が少ないので、感染実態も正確に把握できていないのではないか。感染流行が始まった当初より感染実態をできるだけ迅速かつ正確に把握し、陽性者は必ず隔離することが感染諸対策としてはこの21世紀になっても常道なのだと、感染症研究者であり東大医科学研究所の河岡教授は言う。素人でも分かる理屈だ。そんなことも、政府の“専門家会議”の御歴々は知らずにいるのか、知っていてワザと素知らぬひりをしていたのか。いずれにしても、無知、又は怠慢のそしりは免れない。この実態に怒りを覚えないか?
アホアホ政権の下には、アホアホ学者が参集するのだろうか。正に“類は友を呼ぶ”のが実態なのか。

この“専門家会議”が感染状態の時系列変化のシミュレーションをしている。これを基に人的接触を80%シャットダウンする必要があると唱えている。しかし、元になるデータは検査数が少ないので当てにはならず、いい加減なものではないかと疑われる。ある医系のノーベル賞学者がそれを見て、鼻でせせら笑って“数字の遊びですよ。そんなもの数式次第でどうにでもなる。”と言う意味のことを言ったのは印象的だった。
しかもGW前のこの“専門家会議”が報告した実効再生産指数は、4月10日時点で全国で0.7、東京都でさえ0.4と報告している。1未満の値だが、これはドイツではロックダウンを解除する条件だと聞いているが、それにもかかわらず日本政府は先週、緊急事態宣言を延長した。それは“専門家会議”自体が延長を推奨したからだが、ではその実効再生産指数の計算結果は信用ならない数字だということを自白したことと、同じではないかと思うのだが、どうだろうか。本当に日本の“優秀な”専門家が知恵を絞った結論なのだろうか。

検査数が少ないのでデータが乏しく、出口戦略が描けないのが実態なのではないか。GW前に大阪府知事が“国が出口条件を明示”するべきだという意味のことを釘を刺していたにもかかわらず、中央政府側は宣言延長とは言ったが、出口の緩和条件の明示はしなかった。そこで、大阪側はしびれを切らして、大阪モデルを提示した。
そうしたらアホアホ政権の担当御大臣様は“(大阪知事は)何か勘違いしている”とばかりに“国の権威”を振りかざした。これは恫喝以外の何物でもない。賢いヤクザもやらない、アホの三下のやることだ。先の実効再生産指数も当てにはならないし、陽性率もいい加減、実態を示すことすらできないのでは、出口条件の数字の提示は不可能なのだろう。今頃、不毛な数字を前提に、ねじり鉢巻きで数字をこねくりまわしているのだろうか。
陽性率は患者毎のデータ・ベースが作られていないから、正確な数字が出せないのだ。そんなデータ・ベースは今やエクセルでも簡単に作れるはずだが、東京都の御役人もあれだけ大勢いてエクセルが使える人がいないのだろうか。当初から、そんな発想すら浮かばなかったのだろうか。日本の官庁のITレベルがこの低水準だったのには驚愕してしまう。30年以上の時代遅れでアホアホの限りではないか。

検査が増えないのは検査基準が厳しいからだという議論もある。それは厚労省の示した“目安”が問題となっている。特に“37.5℃,4日間以上で保健所に連絡せよ”が障害だったのだが、これを今になって厚労大臣は“目安であって基準ではない。誤解だ!”と言っている。もう何をかいわんや。ならば何で今頃になって“目安”を変えたのか。“目安”を変えずに誤解を解くのが先ではないのか。“目安”と“基準”の差はどこにあるのか。あいまいな“目安”ならば、それは現場では“基準”となるのは当然であり、それは組織を動かす者にとっては当然の“常識”だ。アホアホ政権の御歴々は組織を動かした御経験はないのだろう。最早、この政権政府の言うことは信頼できない。“自粛要請”すら、従順に従っていると今後バカを見る可能性すら出てきたと言える。だからこそ、大阪府知事は“自分で決める”と言ったのではないか。
この期に及んでも、このポンコツ政権を支持する者もアホアホとしか言いようがない。

それから、怪しい印象なのが、米国のレムデシビルの新型肺炎の治療薬としての異例の早期承認だ。何故、国内製で備蓄もしているアビガンの使用承認がこれより遅れるのか、全く理解できない。アビガンの副作用については催奇形性があるということで結構明確のようだが、レムデシビルの方は副作用の具体的説明が多くはないように思われる。臓器の中でも肝腎カナメの肝臓と、腎臓に重大な副作用があるとされるようだ。中国はこれでレムデシビルの治験を中止したかのような情報もあるが、アビガンについては明確に新型ウィルスに効果ありと報告したと聞いている。政権が何故、そこまでレムデシビルにこだわるのか不思議だ。何か利権でも絡んでいるのか、怪しい。
ノーベル賞学者の大村教授が開発したイベルメクチンは、駆虫剤として世界中で使用されておりさらに副作用は極小と言っても過言でない。したがって、少しでも効果があるというのであれば、即座に承認してどんどん使用するべきものである。それにもかかわらず、担当御大臣は北里大学の研究現場を視察はしたものの、そのまま御機嫌よくお帰りになられたようだ。これで御仕事なさっておられると思っているのだろうか。安価な薬には利権が絡まないので、興味無いのだろうか。
和製治験薬以外に、どうやら問題のPCR検査機器も日本製の承認が進んでいないという。フランス等ではその日本製を使って検査を進めているという声もある。
この政権の御歴々は脳味噌まで腐敗しているとしか思えない。全く、怒りを覚える。
首相をはじめ政権閣僚は一般国民の命の尊さがお分かりではない。だからいたって暢気な印象だ。危機感、緊張感が全く感じられず、相変わらず御健康でお元気な印象だ。


さて、5月もGWが終わっていよいよ陽気がよくなり、気温も上がって来て、6月になれば湿度も上がるはずだ。感染の勢いも、データで見る限りでは衰え始めて来ている。私は3月半ばで早まった判断をしたが、もうそろそろ終息へと向かうのではないかと見ている。そこで、早速だが審査員教育PCDのためのセミナーに6月初めには受講に東京へ出張しようと思っている。もう騒ぎは終わりだ。
だが、その一方で“治に居て乱を忘れず”、冬の感染流行に備えるべきだろう。この機に、教育の学年度の国際標準である秋季開始へと舵を切る必要もあろう。
しかし、経済的にはこれまたアホノミクスの御蔭で累々たる倒産劇が見られるのではないかと思っている。それに対しては、株式市場参加者は驚くほど暢気で、週末には平均株価は2万円を突破した。しかし、私の信頼するチャート・アナリストは夏には反落がありうると予測しているので、警戒的にこの動きを注視して行きたい。

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