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日本人の変化

先日 お盆休暇の頃、あるテレビ局のワイド・ショーを見ていて チョット驚くことが 放送されていた。

ある家庭の 70才くらいの老女が 12~3才の孫のニュー・ジーランド語学留学に付き添い、孫と共に ホーム・ステイする様子を 追いかける内容であった。まぁ、最近は 孫に英才教育ということで、金を持っている年寄の そういう金と ヒマの使い方もあるものだ、と思って 何気なく 見ていた。
ところが、この孫の躾が 全くできていない。先ず、最初の出会い、当の孫は ホーム・ステイ先の奥さんに 初対面であるにもかかわらず、正面向かず ろくに挨拶もしようとしない。その場は この祖母が 何とか取り繕ってゴマカしたようだった。
さて、翌日の昼間は 老女は現地の英会話学校で ご熱心にお勉強。肝心の孫は 現地の子供たちと何とかやりとりはしていたようだったが、夕刻となり ホーム・ステイ先での 食事となった。ところが、この孫 現地の奥さんの作った 心づくしの手料理を 完食せず、多くを残してしまった。しかも、あと片付けに食器を 運ぶような 子供らしいキビキビした行動もせず、祖母が 日本から持って行った食べ物を食べようとする有様。それも その祖母が そのように誘ったりしていた。
とうとう、当の白人の奥さんが 怒ってしまった。“ここは ニュー・ジーランドよ。ニュー・ジーランドの子供が するように しなさい!”

このようなことは、一昔前の 日本人なら考えられない光景ではないかと思った。
現地の奥さんへの 数々の非礼、これを ともかく謝ることも、孫を叱ることもしない老女。その上に、このような恥態の 放映なども、従来なら 考えられないことである。この 70才くらいの老女にとって“恥”の概念は どこへ行ったのだろうか。
それに 孫の躾第一ではなく、ご自分のお勉強の ダシに孫を使っているような印象もある。ならば、あの老女 相当な ジコチュウ!
それとも あれは、テレビ局の“ヤラセ”なのだろうか!ならば、中国の “ダンボール肉マン”報道も 笑ってはいられない!

缶コーヒーのテレビCMシリーズで 必ず “この惑星の~” というセリフが出てくるが、あれは 正確には “この国の~” ではないかと いつも思う。
最近、この国では“品格”本が売れているようだが、世界的に見て “この国の人々”は 相当に “変ナ人々”に変わってきているのでは ないだろか。





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