The Rest Room of ISO Management
ISO休戦
“品質保証”は“社会的信頼”を含む!
前回“「品質保証」を わざわざ「品質マネジメントシステム」の下位概念とする必然性が 見当たりません”と 書きましたが これへの回答になるような文章が“ISO9000要求事項及び用語の解説[2000年版]“にありましたので、紹介します。
http://www.webstore.jsa.or.jp/lib/lib.asp?fn=/iso/iso01_34.htm
“JIS Q 9000ファミリー規格での品質保証の特徴は、・・・・出発点が品質要求事項である。したがって、すでに品質計画という行為によって明らかにされている、その要求事項を満たすことについての信頼感を与える活動であって、・・日本的品質管理での品質保証よりは狭い活動である。
また、品質保証では「実証」という側面に力点が置かれている。品質を保証することは、妥当な品質マネジメントシステムを有し、効果的に運用していることを、証拠をもって示す活動を意味する。”
要するに、ISOマネジメントでは “品質計画で予定した枠の中”での“その要求事項を満たすことについての信頼感を与える活動”ということに 押し込めたのだ、ということのようです。
ですが、“信頼感を与える”ためには どんな枠組みの中であっても、その活動は大きな広がりが必要ではないでしょうか。際限なくエクセレントへの道が求められると思うのです。そういう認識が 経験的にあったからこそ、“日本的品質管理での品質保証”は 広い活動と認識されて来たのではないでしょうか。そのような 日本での歴史的と言えば大げさかも知れませんが 長い間の経験的に得た認識を 海外の認識とは異なる故にあっさり放擲するというのは いかがなものか、と思うのであります。
また 本来は、“品質保証”は“顧客”だけに目を向けていれば良いものと思われていました。しかし、それでは企業にとって現状の顧客を維持するためだけになってしまいます。将来 “顧客”になる可能性のある“潜在的顧客”へも対象を広げるべきであると考えるべきです。そうなると 企業の社会的存在に目を向けなければならなくなって来ます。
ということで、私の信じるキィワードの「品質保証は十分な信頼感を供するための活動」は 今や“「顧客や社会」に信頼感を供する”となると思うのです。「社会」に信頼感を供するには ソーシャル・メッセージが必要で それは 図らずも コマーシャル・メッセージに繋がって来ると思うのです。それは密やかなCM、人々の潜在意識というか 潜在顧客へのCMとなります。
では、“社会的信頼感を供するために”何をするか。企業の社会的責任CSR(Corporate Social Responsibility)を果たすべき、と思うのです。つまり、さまざまなステークホルダー(利害関係者)と、企業が一市民として良い信頼関係を築き、社会および企業の持続可能な発展を目指すことになると考えるのです。
http://www.keidanren.or.jp/japanese/policy/csr/tool.pdf
それは、様々なリスクへの対策が 手段となります。その対策として法令規制や会計基準の遵守及び ISO14001,OHSAS18001,ISMS・・・等々に基づく手法 があるのだと思うのです。つまり 品質保証のために 第一義的にはISO9001があり、社会的信頼を得るために 単なる製品品質の枠を越えて 様々なマネジメント・システムによる運営があると考えます。それが 自ずとリスク・マネジメントにつながるのだ、と思うのです。
現代の経営者は あらゆることに目を配らなければならずシンドイ限りですネ。やはり、要所要所に 味方となるプロフェッショナルな専門家やコンサルタントが必要な時代ではないでしょうか。
http://www.webstore.jsa.or.jp/lib/lib.asp?fn=/iso/iso01_34.htm
“JIS Q 9000ファミリー規格での品質保証の特徴は、・・・・出発点が品質要求事項である。したがって、すでに品質計画という行為によって明らかにされている、その要求事項を満たすことについての信頼感を与える活動であって、・・日本的品質管理での品質保証よりは狭い活動である。
また、品質保証では「実証」という側面に力点が置かれている。品質を保証することは、妥当な品質マネジメントシステムを有し、効果的に運用していることを、証拠をもって示す活動を意味する。”
要するに、ISOマネジメントでは “品質計画で予定した枠の中”での“その要求事項を満たすことについての信頼感を与える活動”ということに 押し込めたのだ、ということのようです。
ですが、“信頼感を与える”ためには どんな枠組みの中であっても、その活動は大きな広がりが必要ではないでしょうか。際限なくエクセレントへの道が求められると思うのです。そういう認識が 経験的にあったからこそ、“日本的品質管理での品質保証”は 広い活動と認識されて来たのではないでしょうか。そのような 日本での歴史的と言えば大げさかも知れませんが 長い間の経験的に得た認識を 海外の認識とは異なる故にあっさり放擲するというのは いかがなものか、と思うのであります。
また 本来は、“品質保証”は“顧客”だけに目を向けていれば良いものと思われていました。しかし、それでは企業にとって現状の顧客を維持するためだけになってしまいます。将来 “顧客”になる可能性のある“潜在的顧客”へも対象を広げるべきであると考えるべきです。そうなると 企業の社会的存在に目を向けなければならなくなって来ます。
ということで、私の信じるキィワードの「品質保証は十分な信頼感を供するための活動」は 今や“「顧客や社会」に信頼感を供する”となると思うのです。「社会」に信頼感を供するには ソーシャル・メッセージが必要で それは 図らずも コマーシャル・メッセージに繋がって来ると思うのです。それは密やかなCM、人々の潜在意識というか 潜在顧客へのCMとなります。
では、“社会的信頼感を供するために”何をするか。企業の社会的責任CSR(Corporate Social Responsibility)を果たすべき、と思うのです。つまり、さまざまなステークホルダー(利害関係者)と、企業が一市民として良い信頼関係を築き、社会および企業の持続可能な発展を目指すことになると考えるのです。
http://www.keidanren.or.jp/japanese/policy/csr/tool.pdf
それは、様々なリスクへの対策が 手段となります。その対策として法令規制や会計基準の遵守及び ISO14001,OHSAS18001,ISMS・・・等々に基づく手法 があるのだと思うのです。つまり 品質保証のために 第一義的にはISO9001があり、社会的信頼を得るために 単なる製品品質の枠を越えて 様々なマネジメント・システムによる運営があると考えます。それが 自ずとリスク・マネジメントにつながるのだ、と思うのです。
現代の経営者は あらゆることに目を配らなければならずシンドイ限りですネ。やはり、要所要所に 味方となるプロフェッショナルな専門家やコンサルタントが必要な時代ではないでしょうか。
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