The Rest Room of ISO Management
ISO休戦
クール・ビズ(解説編)
さて、前回の お話ですが どこが問題の箇所でしょうか。或いは いくつ問題があるでしょうか。
実践的と 言われるセミナーなどで 良く行われる演習のようなことになりました。周辺事情を 捨象した限定された場面だけで 判断するのは辛いということもありますが、常識的に 問題と言える箇所は そのレベルも上下様々な上に大小の問題が 幾つかあるように思います。
ところで、常識基準ではなくて ISO9001基準での不適合は あったでしょうか。この事例、現象としては1件とカウントするべきです。1件の事例に対しては もし不適合があれば それに見合う規定要求事項1項で 不適合とするのが 原則と考えるべきです。私の受けた審査員教育で須藤剛一先生は 「大きな魚(問題)は 大きな釣り針(要求事項)で釣り上げるべきである。魚(問題)の大小に応じて、ピターッと嵌る大きさの釣り針を用意するべきである。この意味で “ISOマネジメントの審査はアートだ”。」と おっしゃいました。http://www.juse-p.co.jp/cgi-bin/html.pl5?i=ISBN4-8171-0362-0
とりあえず 大きくは何が 常識的に問題なのか。それは 社長さんが 経営上何を重要と考えるのか、会社を どうしたいのかが 明確であれば このような問題は起きなかったのではないか、と思われることです。
そういう前提で、総務部長さんの行為が 間違っているということならば、社長さんが指揮・指導して是正させればよいはずです。
ところで、どう考えても総務部長さんの 最初の行為は 間違っているとは思えませんネ。
では それに水を差した 社長さんの行為が 問題となります。どうして 総務部長さんの動きを牽制したのか。そう 反総務部長の不満分子が 総務部長に直接苦情を言わず、あるいは公明正大に議論をせず、陰で社長さんに 言いつけた。その社長さんも その不満分子が可愛いのか “ヨッシャ、俺にまかせろ!”とばかり、総務部長を牽制した。そういう図式が 暗示されます。
憶測で 判断はいけませんネ。その社長さんの行為に どういう背景があるのか ここからは分かりませんので、エアコンの設定を28℃にした時、室内の実温が 確かに30℃を越えることを 既に社長さんはご存知だったとして 事務作業の能率低下が懸念されるのならば、そのように 総務部長に言って、いつまでに実温測定させて報告するか 指示するべきですね。
ここで、総務部長さんが指示に従わないで サボったのならば きちんとフォローして、何故できないのかコミュニーケーションするべきですネ。
また 設定温度28℃を 実温でも維持できるようにする具体的方策も指示するべきであった、と思います。他人事のように言いっ放しではいけません。自分の会社なのに、果たして自覚 お有りなのでしょうか。
さて、このヘッポコ・カンパニー、常識的には相当酷い印象ですが、ISO9001の基準に照らしてどうなのか。かなり、具合のよくない状況ですが どうにも この局面ではISO9001の基準での不適合はないように見えます。まぁ 有体に言って、このような事件 どの企業にも ありがちなことでしょう。経営上には それほど決定的ダメージにはならない、ということもあったりして ISO9001の基準での不適合はない ことになるのでしょうか。
しかし、こういった問題は ボディーブローでジワジワ悪い方に効いてくるような予感がします。そういう意味で ISO9001も限界があるのでしょうか。
イヤ、この会社 この局面では指摘事項 無しでも、全体に 公明正大な内部コミュニーケーションが不足しているので、“万機公論ニ決スベシ”に 違反ですネ。会社全体に、陰でコソコソの印象があります。
審査で、運が良ければ どこか他の局面でそういう指摘を 受けることになるのでしょう。審査もサンプリングですので、あくまでも、運が良ければデスガ。
実践的と 言われるセミナーなどで 良く行われる演習のようなことになりました。周辺事情を 捨象した限定された場面だけで 判断するのは辛いということもありますが、常識的に 問題と言える箇所は そのレベルも上下様々な上に大小の問題が 幾つかあるように思います。
ところで、常識基準ではなくて ISO9001基準での不適合は あったでしょうか。この事例、現象としては1件とカウントするべきです。1件の事例に対しては もし不適合があれば それに見合う規定要求事項1項で 不適合とするのが 原則と考えるべきです。私の受けた審査員教育で須藤剛一先生は 「大きな魚(問題)は 大きな釣り針(要求事項)で釣り上げるべきである。魚(問題)の大小に応じて、ピターッと嵌る大きさの釣り針を用意するべきである。この意味で “ISOマネジメントの審査はアートだ”。」と おっしゃいました。http://www.juse-p.co.jp/cgi-bin/html.pl5?i=ISBN4-8171-0362-0
とりあえず 大きくは何が 常識的に問題なのか。それは 社長さんが 経営上何を重要と考えるのか、会社を どうしたいのかが 明確であれば このような問題は起きなかったのではないか、と思われることです。
そういう前提で、総務部長さんの行為が 間違っているということならば、社長さんが指揮・指導して是正させればよいはずです。
ところで、どう考えても総務部長さんの 最初の行為は 間違っているとは思えませんネ。
では それに水を差した 社長さんの行為が 問題となります。どうして 総務部長さんの動きを牽制したのか。そう 反総務部長の不満分子が 総務部長に直接苦情を言わず、あるいは公明正大に議論をせず、陰で社長さんに 言いつけた。その社長さんも その不満分子が可愛いのか “ヨッシャ、俺にまかせろ!”とばかり、総務部長を牽制した。そういう図式が 暗示されます。
憶測で 判断はいけませんネ。その社長さんの行為に どういう背景があるのか ここからは分かりませんので、エアコンの設定を28℃にした時、室内の実温が 確かに30℃を越えることを 既に社長さんはご存知だったとして 事務作業の能率低下が懸念されるのならば、そのように 総務部長に言って、いつまでに実温測定させて報告するか 指示するべきですね。
ここで、総務部長さんが指示に従わないで サボったのならば きちんとフォローして、何故できないのかコミュニーケーションするべきですネ。
また 設定温度28℃を 実温でも維持できるようにする具体的方策も指示するべきであった、と思います。他人事のように言いっ放しではいけません。自分の会社なのに、果たして自覚 お有りなのでしょうか。
さて、このヘッポコ・カンパニー、常識的には相当酷い印象ですが、ISO9001の基準に照らしてどうなのか。かなり、具合のよくない状況ですが どうにも この局面ではISO9001の基準での不適合はないように見えます。まぁ 有体に言って、このような事件 どの企業にも ありがちなことでしょう。経営上には それほど決定的ダメージにはならない、ということもあったりして ISO9001の基準での不適合はない ことになるのでしょうか。
しかし、こういった問題は ボディーブローでジワジワ悪い方に効いてくるような予感がします。そういう意味で ISO9001も限界があるのでしょうか。
イヤ、この会社 この局面では指摘事項 無しでも、全体に 公明正大な内部コミュニーケーションが不足しているので、“万機公論ニ決スベシ”に 違反ですネ。会社全体に、陰でコソコソの印象があります。
審査で、運が良ければ どこか他の局面でそういう指摘を 受けることになるのでしょう。審査もサンプリングですので、あくまでも、運が良ければデスガ。
コメント ( 2 ) | Trackback ( )
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一日休みましてすみません。その日はどうした訳か早々と眠気がさし、寝てしまいました。ボーとしているだけですが、暑さのため疲れてるのかも知れません。まあ終日寝ているようなものですけど。
妙な エクスキューズを無理強いしたようでコチラコソ申し訳ありませんでした。
この社長さんのように頭がファジーになると 取り返しがつきませんヨネ。
まぁ 何と申しましょうかぁ~信念と自覚に欠けるとゆうような社長にあるまじきお人ですネ。
総務部長さんも 折角の発案 潰されれば イヤになるのも当然でしょう・・・
かくしてこの会社は 糖尿病のように神経系統が 破壊され 運動機能が失われて行くのでしょうネ。
・・・・・→