The Rest Room of ISO Management
ISO休戦
“Corrective Action再発防止”の手順
前回、「“CorrectionとCorrective Actionとは異なる”というのは、まさしく “一旦Correctionした後、Corrective Actionを取る”ということを意味していると考えられます。」と申しました。
つまり
Corrective Action=Correction(是正)+再発防止策
という概念式が成立します。従って、Corrective Actionには 再発防止策だけでもダメで その原因になった不適合の是正そのものも必要です。たとえ“再発防止”と呼称しても そこに“是正Correction”を含ませるべきであるのは当然でしょう。
さて、具体的に“Corrective Action再発防止”は どのようにするべきでしょう。
規格によれば、不適合の内容を確認し、原因を特定し、処置の必要性を評価(承認)し、処置方法を決定し実施し、記録し、これらの結果を レビュー(反省・評価)する、という一連のプロセスを取ることになるのでしょう。
具体的には、まず問題の内容を確認し、解決・改善のための計画、タイムテーブル、行程表を作ります。次に、その原因を厳密に特定します。(実際には おおよその原因について行程表を作るときに目星をつけるのが普通) さらに、この行程表に 従って 問題となった現象を是正します。
それから やり方としては 是正しながら さらに原因をさぐる場合もあるだろうと思います。この時、以前に ご紹介したなぜなぜ解析が またまた役立ちます。もし ベースにFMEAやFTAがあれば 十分有効でしょう。
次に実施した 是正の結果と両にらみで、再発防止策を検討し、実行するのが良いと思うのです。
その上で、出来上がった 再発防止策を レビューし、効果を含め評価すれば 出来上がりです。
ということで、例えば次のような用紙を準備して記録として残してはいかがでしょうか。
この用紙に空白なく記録すれば、要求事項を満たすことになるのですが、この用紙を使って 必ず実施せよ、と社内に号令をかけますと、途端に “Corrective Action再発防止”の見かけの活動件数が下がってしまうことが 予想されます。
そこで、その記録は 会議議事録でも 構わないことにして 一旦 形式上の“Corrective Action再発防止”の件数低下を防ぐのが良いと思います。また 一方 こうすることで、議すれども決せずの無駄な会議をなくすことにも効果がある、と考えます。
ところが、全てを議事録に任せてしまうと、中には 手順で要求事項を満たさない“Corrective Action再発防止”が 出てくる可能性があります。そこで、上記用紙は 内部監査や マネジメントレビューで発見された結果の“Corrective Action再発防止”については 必ず上記用紙を用いてフォローすることにします。こうすれば、一部に 要求事項を満たさない“Corrective Action再発防止”が出たとしても 全てが要求事項を満たさないことにはならなくなります。これ、チョットした審査指摘 回避の テクニックと心得ます。
とまぁ 私の経験では こんなところではないか、と思います。
つまり
Corrective Action=Correction(是正)+再発防止策
という概念式が成立します。従って、Corrective Actionには 再発防止策だけでもダメで その原因になった不適合の是正そのものも必要です。たとえ“再発防止”と呼称しても そこに“是正Correction”を含ませるべきであるのは当然でしょう。
さて、具体的に“Corrective Action再発防止”は どのようにするべきでしょう。
規格によれば、不適合の内容を確認し、原因を特定し、処置の必要性を評価(承認)し、処置方法を決定し実施し、記録し、これらの結果を レビュー(反省・評価)する、という一連のプロセスを取ることになるのでしょう。
具体的には、まず問題の内容を確認し、解決・改善のための計画、タイムテーブル、行程表を作ります。次に、その原因を厳密に特定します。(実際には おおよその原因について行程表を作るときに目星をつけるのが普通) さらに、この行程表に 従って 問題となった現象を是正します。
それから やり方としては 是正しながら さらに原因をさぐる場合もあるだろうと思います。この時、以前に ご紹介したなぜなぜ解析が またまた役立ちます。もし ベースにFMEAやFTAがあれば 十分有効でしょう。
次に実施した 是正の結果と両にらみで、再発防止策を検討し、実行するのが良いと思うのです。
その上で、出来上がった 再発防止策を レビューし、効果を含め評価すれば 出来上がりです。
ということで、例えば次のような用紙を準備して記録として残してはいかがでしょうか。
この用紙に空白なく記録すれば、要求事項を満たすことになるのですが、この用紙を使って 必ず実施せよ、と社内に号令をかけますと、途端に “Corrective Action再発防止”の見かけの活動件数が下がってしまうことが 予想されます。
そこで、その記録は 会議議事録でも 構わないことにして 一旦 形式上の“Corrective Action再発防止”の件数低下を防ぐのが良いと思います。また 一方 こうすることで、議すれども決せずの無駄な会議をなくすことにも効果がある、と考えます。
ところが、全てを議事録に任せてしまうと、中には 手順で要求事項を満たさない“Corrective Action再発防止”が 出てくる可能性があります。そこで、上記用紙は 内部監査や マネジメントレビューで発見された結果の“Corrective Action再発防止”については 必ず上記用紙を用いてフォローすることにします。こうすれば、一部に 要求事項を満たさない“Corrective Action再発防止”が出たとしても 全てが要求事項を満たさないことにはならなくなります。これ、チョットした審査指摘 回避の テクニックと心得ます。
とまぁ 私の経験では こんなところではないか、と思います。
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