柔軟な発想と議論

とある中小企業で、月一度　初旬の土曜日に課長以上を全員集めて　丸1日かけて月次の活動報告をさせていました。
この会議　以前は　ウィークデイにしていたのですが、ある時　この会議開催中にトラブルが有って　現場の稼動時は課長が傍に居ないとダメだとのことで　会議は休みの土曜日開催となりました。
こうなると、この会社の課長さん　休む日がありませんね。気の毒。

この会社　もともと課長以上は“ネクタイをして通勤する”、という不文律が　あったのですが、この夏のクールビズ以来　いい加減になって、土曜日のこの会議は　ネクタイせずに　カジュアルでよいことになりました。これで　柔軟な発想と議論をやろう、となったらしいのです。

実際の会議当日、経営陣の一角というより　次期社長と目される　常務取締役　ジャージでお出まし。
昼間の社内会議ですが、ビジネス・カジュアルで そのまま他社との商談に応じられるようなネクタイの人も居るのに、常務さんの格好、何か　チョット変！これで柔軟な発想ができて有意義な議論が　できたのでしょうか。
イエ、いつもの通り　言いっ放し、聞きっ放し・・・一部ではコックリさん。有効な議論など　一切無し。
結局、気分が緩んで緊張感無くなっただけ。

人の外見は 他の人の心理にかなりの影響を与えます。だからこそ、時にはカジュアルな服装が生きるのです。
ですが、この 常務さん　はたして よく状況を見定めていらっしゃるのか・・・・？
それにこの会社の社員全体の服装が 最近バラバラで やけに　しまりが無くなってきた印象です。
全社一丸というより、・・・・個性豊か、と言うほどでもない・・・・。