goo

営業とISOマネジメント

営業という職種に従事する人々は どうやらISOマネジメントになじまないものらしいのです。
ISOコンサルタントの口から、或いは ISO関係のセミナーなどで、良くそういう話を耳にします。
どうしてなのか、普通の人が抱く “面倒くさい” という感覚だけで 営業マンがそのように思っているのなら 不届き千万ですね。製造部門では 面倒くさいで済ませられない仕事ばかりですから。
まさに “面倒くさい”ことが仕事なのです。

外回りの人はデスクワークが苦手、と 言われれば 何だか 分かるような気もするのですが、それは基本的に甘え。

ある会社の社長は営業出身でした。その営業部の古参課長 ISO事務局担当者の課長に ISO活動当初 電話で “そんなことできるか!” と脅迫した、とか。
でも その課長、第二者監査の時 顧客から クレーム処理の手順と実施状況について問われてオタオタ。苦情を適切に手順どおり 書類を起票して 社内に伝達していませんでした。ISO事務局課長は 監査前日に そのことを察知して 偽造準備していた記録(私文書偽造)を 提示して事無きを得た そうです。

この営業課長、納期遅れや品質が悪いのは いつも製造部のせいだと ボヤいていたそうです。あまつさえ 最近の顧客の ISO/TS16949の認証要求には あっさり お客の “お先棒”を担いでしまいました。ご自分自身は やる気なく、製造部が やることだ、と思っているようだ とISO事務局課長はこぼしていました。
まぁ こうなると “お客様 第一” だと称している のですが、顧客盲従ですね。

この 営業課長 こんな風にしか 仕事をしていないのに その後 何故か 無事昇進した、とか。

コメント ( 0 ) | Trackback ( )
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 責任と権限 地球温暖化対... »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。