The Rest Room of ISO Management
ISO休戦
6月に鑑賞した映画の紹介
梅雨なく、猛暑の夏となった!
足腰が弱って来たので、出歩こうにも出られないではないか。先週防水・防滑のウォーキングシューズを買った。靴店を片っ端から見て回ったが、こういう靴は中々ないことを知ったが、何とか1つだけ見つけた。
そんなことをしても、こう暑くては無駄な買い物だったか?
ところで猛暑の中、電力需給逼迫だ!という。降って湧いたような電力不足!
ではエアコンはどうするの?!熱中症にならないようにエアコンは使って!・・・・?
マスクをすれば熱中症になるヨ!?外すの?・・・・・・?
政府は国民の生命と健康を心配しているのではない。熱中症が増えれば、これまた医療体制の崩壊につながるから憂慮しているのだ!(ホンネは弱い国民はサッサといなくなれば彼らはラッキー!)・・・・コロナ禍か熱中症か???
だから情緒的に対応していれば、問題ばかりが広がるのだ!科学的に分析して正確な対応をしなければ、立ち行かないのだ!
電力供給は国家運営の基本!ところが原発ダメ!石炭火力ダメ!・・・これで官僚は脳死して思考停止!政治家は元々なにも考えていない!他人事!・・・・電力供給の大規模先行投資をしなかった・・・再エネ増をチマチマやってヤッテルフリ・・・・さらに電力の全国配分のシステム強化も放置!
イヨイヨ古い火力を緊急避難で稼働・・・これで省エネか?コスト・アップになるのは当然!?
ところが現実は迫ってくる!ロシアがエネルギー・コスト増の原因を作った!たまらず電気代値上げ!?
電気代は経済のベースなので諸物価の高騰の引き金になる!
イヨイヨ!インフレになるワと内心ほくそ笑む財務官僚!インフレになれば政府債務の負担は軽くなる!
日銀は困った!インフレになっても金利は上げられない!・・・上げたら、“国債が売れなくなって国債借り換えができない”。つまりインフレの行き過ぎのハーパー・インフレになる!つまり国家破綻!ドナイスンネン?!!!
電力供給が適切に実行できなければ、国家全体が衰退する。何故ならば、電力は産業のコメだからだ。
エネルギー無きところに製造業が隆盛はないのは当然で、DXすら思うに任せなくなる。
最近の日本の有力IT会社のCMを見ていると、“クラウドの活用”を訴えるのが目立つ。DX化にはクラウドの活用は欠かせない。クラウドの運営にはデータ・センターの建設がベースになる。日本のデータセンターの消費電力は2016年度で約10TWhと言われる。(これは百万kWh原発千基分の電力/16 年当時で米国のデータセンターはこの20倍)これが実は“4年ごとに倍増”するものだという。だから恐らく、現在では3倍以上の増加がなければならないハズ。これで、電力供給に大規模増加が無ければ、破綻は当然だろう。勿論、データセンターの省エネも重要な技術開発の要素だろう。
その上、電力不足のこの国で果たして電気自動車を大量生産して走らせることは良いことなのだろうか。電気自動車が日本中を走り回れば、それだけで電力は一気に逼迫するだろう。電気自動車の生産を制限すれば、この国唯一の競争力ある自動車産業もまた衰退するのではないか。
現実の産業政策は行き詰まっている。ソヤノニ、“決断と実行”などとウソを言う。
“決断と実行”がなされず“検討”というご都合主義の言葉で、問題先送りの果て、政策や国家戦略に矛盾を生じ、将来不安は増すばかりだ。かくして、本当のことを言ってはならないこの国では、首相のウソばかりまかり通ることになっているのだ。これが国家的危機でなくて何であろうか。
最近、この私も“それは事実かもしれないが、それを言うな!”と面と向かって“政治的に”言われたところだ。この国では既に忖度で言論を自主規制しなければならない国になっている。それを言った御当人は“権力の仲間”のつもりだったようだが、“その事実を知らなかった”ので御仲間からは外されていたことが分かって腹いせに言った台詞のようだ。アホラシ!
クワバラ、クワバラ・・・本当のことを言ってはならなかったのだ・・・クワバラ、クワバラ
さて、またしても月替わりとなり今や7月。先月見た映画の紹介をするべきタイミングとなった。
先月は計23本の映画を見た。NHK-BSPのBSシネマで、11本。ネットで見たのが、12本だった。先ずはBSシネマの概要紹介をして、ネットで見た12本の概要紹介をしたい。
①6月3日“リオ・ロボ Rio Lobo”1970年・米・監督:ハワード・ホークス
出演:ジョン・ウェイン、ホルヘ・リベロ、ジェニファー・オニール、ジャック・イーラム、クリストファー・ミッチャム、ヴィクター・フレンチ
典型的ジョンウェインの勧善懲悪西部劇。久しぶりの西部劇で面白かった。
②6月7日“奥さまは魔女 Bewitched”2005年・米・監督:ノーラ・エフロン
出演: ニコール・キッドマン、ウィル・フェレル、シャーリー・マクレーン、 マイケル・ケイン
テレビシリーズのリメイクではなく、そのリメイクを演じる俳優を主役にしたロマンティック・コメディ。
③6月8日“ペンタゴン・ペーパーズThe Post”2017年・米・監督:スティーヴン・スピルバーグ
出演:メリル・ストリープ、トム・ハンクス、サラ・ポールソン、ボブ・オデンカーク、トレイシー・レッツ、ブラッドリー・ウィットフォード、ブルース・グリーンウッド、マシュー・リース
2度目鑑賞にしてようやく結構な部分まで分かった。それに、たまたまネットで前日見た日本の新聞社の映画“社葬”と舞台設定の規模が異なる。しかも米映画は政権と対峙するという事実に基づいているという迫力がある。新聞社は行政(政権)ばかりではない、最高裁(判事)の判断とも戦わなければならないのだが、あらゆる階層の市民一人一人の“民主主義への理解とそれに基づく正義感”から、自ずから団結が進む。多数の新聞がニューヨーク・タイムズとワシントン・ポストと連携して権力に対抗し、タイムズ・ポストは裁判でも勝利した。こういう社会的背景が、日本とは全く異なる。日本ではいずれかの段階で必ず“長いものに巻かれろ”という発想が登場し、連携は崩れ民主主義は後退し、日本の報道に自由は無くなるのだ。日本人の曖昧な情緒的でいい加減な正義感に歯がゆい思いをするのだ。前日見た邦画は“日本の新聞はインテリが作ってヤクザが売る”のキャプションを嫌がって、この映画は“当時の大新聞から批評その他、完全に黙殺された”という惨状。これで“社会の木鐸”か?エエカッコだけするな!
④6月9日“ベニスに死す Death in Venice”1971年・伊、仏・監督:ルキノ・ヴィスコンティ
出演:ダーク・ボガード、ビョルン・アンドレセン、シルヴァーナ・マンガーノ
原作はトーマス・マン。明るいはずのイタリア観光地ベニスでの、ある旅行者の終始暗い滞在風景。バック・ミュージックはあのマーラーの曲だというが、単調で重い。一体何が言いたいのか私には分からなかった。
⑤6月13日“レイン・マン Rain Man”1988年・米・監督:バリー・レヴィンソン
出演:ダスティン・ホフマン、トム・クルーズ、ヴァレリア・ゴリノ
登場人物は良い人ばかりの珍しい映画。唯一、チャーリーだけが兄レイモンドの人格を無視し父の遺産にこだわったが、それが兄と一緒にロサンゼルスへ車で移動しているうちに変わっていく。レイン・マンとはチャーリーが恐れた雨を唄で癒した兄レイモンドのことだった。
⑥6月14日“わが母の記 Chronicle of My Mother”2012年・日本・監督・脚本:原田眞人
出演:役所広司、樹木希林、宮﨑あおい、ミムラ、南果歩、キムラ緑子、真野恵里菜、内田也哉子
全体に台詞がボソボソの映画で周囲の植栽伐採騒音の中では聞き辛かった。
井上靖原作。中学の教科書にあった”氷壁”、”天平の甍”と映画で見た”敦煌”しか知らなかったが、私小説作家でもあったとは知らず、マルチ・タイプ作家とは全く知らなかった!BSシネマではこのところ親の思い子に伝わらずの映画が多い。
⑦6月15日“大統領の陰謀 All the President's Men”1976年・米・監督:アラン・J・パクラ
出演:ダスティン・ホフマン、ロバート・レッドフォード
”ペンタゴン・ペーパーズ”に続くワシントン・ポストの活躍話。日本では危険で危ない取材はしない、が不文律ではないのか。22年度の報道の自由は日本は「強まっている大企業の影響力がメディアに自己検閲を促している」として去年から順位を4つ下げて71位。だから日本は政治も経済も、変われない!変わらない!そして衰退する。
⑧6月17日“シェラマドレの決斗 The Appaloosa”1966年・米・監督:シドニー・J・フューリー
出演:マーロン・ブランド、アンジャネット・カマー、ジョン・サクソン
若きマーロンブランド主演。どんな映画かと思って見たが、あまり大した内容ではなかった。
⑨6月20日“恋に落ちたら Mad Dog and Glory”1993年・米・監督:ジョン・マクノートン
出演:ロバート・デ・ニーロ、ユマ・サーマン、ビル・マーレイ、デヴィッド・カルーソ、キャシー・ベイカー
シカゴで撮られたという。さすがロバート・デ・ニーロは万能俳優。映画の出来はシナリオのせいで、大したことはない。
⑩6月27日“華麗なるギャツビー The Great Gatsby”2013年・米・監督:バズ・ラーマン、原作:F・スコット・フィッツジェラルド
出演:レオナルド・ディカプリオ、トビー・マグワイア、キャリー・マリガン、ジョエル・エドガートン、アイラ・フィッシャー、ジェイソン・クラーク、エリザベス・デビッキ、ジャック・トンプソン、アミターブ・バッチャン
富豪の人生。自分とはかけ離れた生活でかなり理解不能。これが文学的テーマになり得るのかすら、理解できない。だが、何故かなにかが残る。またデイジーの気持ちは分からないでもない。
謎の大富豪といえば、ハワード・ヒューズを思い出すが、映画『アビエイター』でもデカプリオが主演している。富豪顔か。
⑪6月29日“ケープ・フィアー Cape Fear”1991年・米・監督:マーティン・スコセッシ
出演: ロバート・デ・ニーロ、ニック・ノルティ、ジェシカ・ラング、ジュリエット・ルイス
恐ろしいロバート・デ・ニーロを見た。デ・ニーロでは題名を忘れたがオカルトの怖い映画があった。人の人生を左右する弁護士の仕事は、少しも手を抜くことができないものだと理解した。
以下がネットで見た12本の概要紹介となる。
⑫6月3日“武士の一分”2006年・日本・監督:山田洋次
出演:木村拓哉、檀れい、笹野高史、坂東三津五郎
“こだわりを持ってなお爽やかに生きたい”そういう人生観の大切さを思い知った。檀れいも良かった。
⑬6月4日“ハミングバード 原題: Hummingbird、米題: Redemption”2013年・英・監督:スティーヴン・ナイト
出演:ジェイソン・ステイサム、アガタ・ブゼク、ヴィッキー・マクルア、ベネディクト・ウォン
吹替版で理解できた。ロンドンを舞台にした心理障害を負った下士官の行動。“ハミングバード”とは、アフガニスタンで使われた無人偵察機で、主人公はそれで監視されても居た。
⑭6月7日“インポッシブル Lo Imposible”2012年・西・監督:J・A・バヨナ
出演:ユアン・マクレガー、ナオミ・ワッツ、トム・ホランド、サミュエル・ジョスリン、オークリー・ペンダーガスト、ジェラルディン・チャップリン
津波に遇えば具体的にどうなるか、知りたかった。溺れると同時に、流氷物により障害を受けて、場合によってはそれが致命傷になる。それと同時に一緒に居た仲間がばらばらになってしまうので、生存確認に携帯の保持が重要。この家族は皆自力で生き残り、最終的には保険会社の手配で、手厚く保護される。旅行中の保険も重要か。
⑮6月7日“社葬” 1989年・日本・監督:舛田利雄
出演:緒形拳、十朱幸代、江守徹、吉田日出子、佐藤浩市、藤真利子、若山富三郎
“日本の新聞はインテリが作ってヤクザが売る”から始まる。銀行の融資の不正のカラクリが単純だったが、結構筋書きが二転三転して面白かった。だが、新聞社の国家権力との闘争ではないので、米国の“ペンタゴン・ペーパーズ”や“大統領の陰謀”とは緊張感・迫力で全くレベルが落ちる。やっぱり、“日本の報道”はレベルが低い。この冒頭の字幕の台詞が原因で“当時の大新聞から批評その他、完全に黙殺された”といい、映画賞の受賞の障害になったという。日本人の小ささには情けなく思う。本当のことや事実を伝えないのは消極的ウソをついているという、論理的自覚が必要だが・・・。
⑯6月9日“肉体の門”1988年・日本・監督:五社英雄
出演:かたせ梨乃、加納みゆき、山咲千里、芦田伸介、 渡瀬恒彦、根津甚八、名取裕子
終戦直後の日本社会・東京。ここには日本人にありがちな甘えは一切ない。それぞれ必死に生きている。当時パンパンと呼ばれた米軍人相手の娼婦たちの生きざまを小説にしたのを原作にしている。
⑰6月13日“キラー・エリート Killer Elite”2011年・米・監督:ゲイリー・マッケンドリー
出演:ジェイソン・ステイサム、クライヴ・オーウェン、ロバート・デニーロ、イヴォンヌ・ストラホフスキー
事実に基づく話は面白い。ここでも英国政府の影がある。SAS(イギリス陸軍の特殊空挺部隊)の犯罪が話の元。
⑱6月17日“バンク・ジョブ The Bank Job”2008年・英・監督:ロジャー・ドナルドソン
出演:ジェイソン・ステイサム、サフロン・バロウズ、スティーヴン・キャンベル・ムーア、ダニエル・メイズ、ジェームズ・フォークナー、キーリー・ホーズ、ピーター・デ・ジャージー
後半、警察とMI5,王室と闇社会が混線してややこしくも、面白い。1971年ロンドンでの実際の事件だという。深夜のTV放映で見ていてこれが2度目だが、その時はジェイソン・ステイサムという俳優を知らなかった。
⑲6月19日“極道の妻たち 地獄の道連れ”2001年・日本・監督:関本郁夫、原作:家田荘子
出演:高島礼子、とよた真帆、宅麻伸、中尾彬、草刈正雄、石橋蓮司、雛形あきこ、西岡徳馬
久しぶりのヤクザ映画。東映なので金はそれなりにかけている。旧京都工業会館玄関が警察署玄関になっていた。
⑳6月20日“極道の妻たち 決着”1998年・日本・監督:中島貞夫、原作:家田荘子
出演:岩下志麻、とよた真帆、中条きよし、愛川欽也、竹内力、トミーズ雅、大杉漣、名古屋章、山本太郎
間をおかずのヤクザ映画。筋立てが複雑。ラストが現実味から離れた印象。
㉑6月25日“阿部定 最後の七日間”2011年・日本・監督:愛染恭子
出演:麻美ゆま、松田信行、佐々木麻由子、飯島大介、菅田俊、中谷千絵、元田牧子
痴情の果ての情夫殺人。情夫は心臓が悪かったようで、それが一因、というのがシナリオ。本当は不明。残念ながら建物はアルミサッシで、スチール机の小道具で現代そのもの!もっと気を遣え!
㉒6月26日“極道の妻たち 情炎”2005年・日本・監督:橋本一、原作:家田荘子
出演:高島礼子、杉本彩、保坂尚輝、山田純大、前田愛、松重豊、未向
これも複雑な人間関係だが見易かった。原作の家田荘子、ホステス役で出ていたが原作より脚色が離れすぎているのではないか。特にラストは。
㉓6月30日“シリアナ Syriana”2005年・米・監督・脚本:スティーヴン・ギャガン
出演: ジョージ・クルーニー、マット・デイモン、ジェフリー・ライト、アレクサンダー・シディグ、 マザール・ムニール、アマンダ・ピート、
中東の架空の王国の石油利権を巡っての米国産油資本やCIA,アラブゲリラなど入り乱れての動きをとらえた内容。CIA工作員であったロバート・ベアの告発本『CIAは何をしていた?(原題:See No Evil)』を元に制作だという。
映画は誰がメイン・アクターなのか分かり辛く、話の筋も分かり辛くとっ散らかっている。マット・デイモンが主役?とも見える。ネタは面白そうだが整理できていない下手な脚本・製作・監督だ。お蔭で2度見せざるを得なかった。
たまたま“社葬”、“ペンタゴン・ペーパーズ”、“大統領の陰謀”と日米の新聞社の内幕物を立て続けに見た。これで日米の社会、正義感や映画の事実への迫り方・迫真度の違いを見せつけられ、その社会活力の違いを見せつけられた気がする。特に、“言論の自由”への意識の違いが目立つ。現代的社会認識や正義感が日本人の場合、同調性圧力や忖度によって希薄化させているのだ。
かつて、この国は“Japan as Number One”と言われて米国に迫る国勢を誇ったが、今やその平均賃金が韓国のそれを下回る事実に呆然とし、“未来を創る”と言いながら何を為すべきか定まらずに“検討”を繰り返し、問題先送りしている。その間に“誰も取り残さない”と言われるこの時代に世界に取り残されている。その結果、電力逼迫の国家危機すら招いている。その真因が、そこにあったのではないかと、つくづく思うのだ。
日本人の政治、社会意識の後進性を変えなければ、落ち込む一方なのだ。恐らく、この参院選でも期待はできまいが・・・。
足腰が弱って来たので、出歩こうにも出られないではないか。先週防水・防滑のウォーキングシューズを買った。靴店を片っ端から見て回ったが、こういう靴は中々ないことを知ったが、何とか1つだけ見つけた。
そんなことをしても、こう暑くては無駄な買い物だったか?
ところで猛暑の中、電力需給逼迫だ!という。降って湧いたような電力不足!
ではエアコンはどうするの?!熱中症にならないようにエアコンは使って!・・・・?
マスクをすれば熱中症になるヨ!?外すの?・・・・・・?
政府は国民の生命と健康を心配しているのではない。熱中症が増えれば、これまた医療体制の崩壊につながるから憂慮しているのだ!(ホンネは弱い国民はサッサといなくなれば彼らはラッキー!)・・・・コロナ禍か熱中症か???
だから情緒的に対応していれば、問題ばかりが広がるのだ!科学的に分析して正確な対応をしなければ、立ち行かないのだ!
電力供給は国家運営の基本!ところが原発ダメ!石炭火力ダメ!・・・これで官僚は脳死して思考停止!政治家は元々なにも考えていない!他人事!・・・・電力供給の大規模先行投資をしなかった・・・再エネ増をチマチマやってヤッテルフリ・・・・さらに電力の全国配分のシステム強化も放置!
イヨイヨ古い火力を緊急避難で稼働・・・これで省エネか?コスト・アップになるのは当然!?
ところが現実は迫ってくる!ロシアがエネルギー・コスト増の原因を作った!たまらず電気代値上げ!?
電気代は経済のベースなので諸物価の高騰の引き金になる!
イヨイヨ!インフレになるワと内心ほくそ笑む財務官僚!インフレになれば政府債務の負担は軽くなる!
日銀は困った!インフレになっても金利は上げられない!・・・上げたら、“国債が売れなくなって国債借り換えができない”。つまりインフレの行き過ぎのハーパー・インフレになる!つまり国家破綻!ドナイスンネン?!!!
電力供給が適切に実行できなければ、国家全体が衰退する。何故ならば、電力は産業のコメだからだ。
エネルギー無きところに製造業が隆盛はないのは当然で、DXすら思うに任せなくなる。
最近の日本の有力IT会社のCMを見ていると、“クラウドの活用”を訴えるのが目立つ。DX化にはクラウドの活用は欠かせない。クラウドの運営にはデータ・センターの建設がベースになる。日本のデータセンターの消費電力は2016年度で約10TWhと言われる。(これは百万kWh原発千基分の電力/16 年当時で米国のデータセンターはこの20倍)これが実は“4年ごとに倍増”するものだという。だから恐らく、現在では3倍以上の増加がなければならないハズ。これで、電力供給に大規模増加が無ければ、破綻は当然だろう。勿論、データセンターの省エネも重要な技術開発の要素だろう。
その上、電力不足のこの国で果たして電気自動車を大量生産して走らせることは良いことなのだろうか。電気自動車が日本中を走り回れば、それだけで電力は一気に逼迫するだろう。電気自動車の生産を制限すれば、この国唯一の競争力ある自動車産業もまた衰退するのではないか。
現実の産業政策は行き詰まっている。ソヤノニ、“決断と実行”などとウソを言う。
“決断と実行”がなされず“検討”というご都合主義の言葉で、問題先送りの果て、政策や国家戦略に矛盾を生じ、将来不安は増すばかりだ。かくして、本当のことを言ってはならないこの国では、首相のウソばかりまかり通ることになっているのだ。これが国家的危機でなくて何であろうか。
最近、この私も“それは事実かもしれないが、それを言うな!”と面と向かって“政治的に”言われたところだ。この国では既に忖度で言論を自主規制しなければならない国になっている。それを言った御当人は“権力の仲間”のつもりだったようだが、“その事実を知らなかった”ので御仲間からは外されていたことが分かって腹いせに言った台詞のようだ。アホラシ!
クワバラ、クワバラ・・・本当のことを言ってはならなかったのだ・・・クワバラ、クワバラ
さて、またしても月替わりとなり今や7月。先月見た映画の紹介をするべきタイミングとなった。
先月は計23本の映画を見た。NHK-BSPのBSシネマで、11本。ネットで見たのが、12本だった。先ずはBSシネマの概要紹介をして、ネットで見た12本の概要紹介をしたい。
①6月3日“リオ・ロボ Rio Lobo”1970年・米・監督:ハワード・ホークス
出演:ジョン・ウェイン、ホルヘ・リベロ、ジェニファー・オニール、ジャック・イーラム、クリストファー・ミッチャム、ヴィクター・フレンチ
典型的ジョンウェインの勧善懲悪西部劇。久しぶりの西部劇で面白かった。
②6月7日“奥さまは魔女 Bewitched”2005年・米・監督:ノーラ・エフロン
出演: ニコール・キッドマン、ウィル・フェレル、シャーリー・マクレーン、 マイケル・ケイン
テレビシリーズのリメイクではなく、そのリメイクを演じる俳優を主役にしたロマンティック・コメディ。
③6月8日“ペンタゴン・ペーパーズThe Post”2017年・米・監督:スティーヴン・スピルバーグ
出演:メリル・ストリープ、トム・ハンクス、サラ・ポールソン、ボブ・オデンカーク、トレイシー・レッツ、ブラッドリー・ウィットフォード、ブルース・グリーンウッド、マシュー・リース
2度目鑑賞にしてようやく結構な部分まで分かった。それに、たまたまネットで前日見た日本の新聞社の映画“社葬”と舞台設定の規模が異なる。しかも米映画は政権と対峙するという事実に基づいているという迫力がある。新聞社は行政(政権)ばかりではない、最高裁(判事)の判断とも戦わなければならないのだが、あらゆる階層の市民一人一人の“民主主義への理解とそれに基づく正義感”から、自ずから団結が進む。多数の新聞がニューヨーク・タイムズとワシントン・ポストと連携して権力に対抗し、タイムズ・ポストは裁判でも勝利した。こういう社会的背景が、日本とは全く異なる。日本ではいずれかの段階で必ず“長いものに巻かれろ”という発想が登場し、連携は崩れ民主主義は後退し、日本の報道に自由は無くなるのだ。日本人の曖昧な情緒的でいい加減な正義感に歯がゆい思いをするのだ。前日見た邦画は“日本の新聞はインテリが作ってヤクザが売る”のキャプションを嫌がって、この映画は“当時の大新聞から批評その他、完全に黙殺された”という惨状。これで“社会の木鐸”か?エエカッコだけするな!
④6月9日“ベニスに死す Death in Venice”1971年・伊、仏・監督:ルキノ・ヴィスコンティ
出演:ダーク・ボガード、ビョルン・アンドレセン、シルヴァーナ・マンガーノ
原作はトーマス・マン。明るいはずのイタリア観光地ベニスでの、ある旅行者の終始暗い滞在風景。バック・ミュージックはあのマーラーの曲だというが、単調で重い。一体何が言いたいのか私には分からなかった。
⑤6月13日“レイン・マン Rain Man”1988年・米・監督:バリー・レヴィンソン
出演:ダスティン・ホフマン、トム・クルーズ、ヴァレリア・ゴリノ
登場人物は良い人ばかりの珍しい映画。唯一、チャーリーだけが兄レイモンドの人格を無視し父の遺産にこだわったが、それが兄と一緒にロサンゼルスへ車で移動しているうちに変わっていく。レイン・マンとはチャーリーが恐れた雨を唄で癒した兄レイモンドのことだった。
⑥6月14日“わが母の記 Chronicle of My Mother”2012年・日本・監督・脚本:原田眞人
出演:役所広司、樹木希林、宮﨑あおい、ミムラ、南果歩、キムラ緑子、真野恵里菜、内田也哉子
全体に台詞がボソボソの映画で周囲の植栽伐採騒音の中では聞き辛かった。
井上靖原作。中学の教科書にあった”氷壁”、”天平の甍”と映画で見た”敦煌”しか知らなかったが、私小説作家でもあったとは知らず、マルチ・タイプ作家とは全く知らなかった!BSシネマではこのところ親の思い子に伝わらずの映画が多い。
⑦6月15日“大統領の陰謀 All the President's Men”1976年・米・監督:アラン・J・パクラ
出演:ダスティン・ホフマン、ロバート・レッドフォード
”ペンタゴン・ペーパーズ”に続くワシントン・ポストの活躍話。日本では危険で危ない取材はしない、が不文律ではないのか。22年度の報道の自由は日本は「強まっている大企業の影響力がメディアに自己検閲を促している」として去年から順位を4つ下げて71位。だから日本は政治も経済も、変われない!変わらない!そして衰退する。
⑧6月17日“シェラマドレの決斗 The Appaloosa”1966年・米・監督:シドニー・J・フューリー
出演:マーロン・ブランド、アンジャネット・カマー、ジョン・サクソン
若きマーロンブランド主演。どんな映画かと思って見たが、あまり大した内容ではなかった。
⑨6月20日“恋に落ちたら Mad Dog and Glory”1993年・米・監督:ジョン・マクノートン
出演:ロバート・デ・ニーロ、ユマ・サーマン、ビル・マーレイ、デヴィッド・カルーソ、キャシー・ベイカー
シカゴで撮られたという。さすがロバート・デ・ニーロは万能俳優。映画の出来はシナリオのせいで、大したことはない。
⑩6月27日“華麗なるギャツビー The Great Gatsby”2013年・米・監督:バズ・ラーマン、原作:F・スコット・フィッツジェラルド
出演:レオナルド・ディカプリオ、トビー・マグワイア、キャリー・マリガン、ジョエル・エドガートン、アイラ・フィッシャー、ジェイソン・クラーク、エリザベス・デビッキ、ジャック・トンプソン、アミターブ・バッチャン
富豪の人生。自分とはかけ離れた生活でかなり理解不能。これが文学的テーマになり得るのかすら、理解できない。だが、何故かなにかが残る。またデイジーの気持ちは分からないでもない。
謎の大富豪といえば、ハワード・ヒューズを思い出すが、映画『アビエイター』でもデカプリオが主演している。富豪顔か。
⑪6月29日“ケープ・フィアー Cape Fear”1991年・米・監督:マーティン・スコセッシ
出演: ロバート・デ・ニーロ、ニック・ノルティ、ジェシカ・ラング、ジュリエット・ルイス
恐ろしいロバート・デ・ニーロを見た。デ・ニーロでは題名を忘れたがオカルトの怖い映画があった。人の人生を左右する弁護士の仕事は、少しも手を抜くことができないものだと理解した。
以下がネットで見た12本の概要紹介となる。
⑫6月3日“武士の一分”2006年・日本・監督:山田洋次
出演:木村拓哉、檀れい、笹野高史、坂東三津五郎
“こだわりを持ってなお爽やかに生きたい”そういう人生観の大切さを思い知った。檀れいも良かった。
⑬6月4日“ハミングバード 原題: Hummingbird、米題: Redemption”2013年・英・監督:スティーヴン・ナイト
出演:ジェイソン・ステイサム、アガタ・ブゼク、ヴィッキー・マクルア、ベネディクト・ウォン
吹替版で理解できた。ロンドンを舞台にした心理障害を負った下士官の行動。“ハミングバード”とは、アフガニスタンで使われた無人偵察機で、主人公はそれで監視されても居た。
⑭6月7日“インポッシブル Lo Imposible”2012年・西・監督:J・A・バヨナ
出演:ユアン・マクレガー、ナオミ・ワッツ、トム・ホランド、サミュエル・ジョスリン、オークリー・ペンダーガスト、ジェラルディン・チャップリン
津波に遇えば具体的にどうなるか、知りたかった。溺れると同時に、流氷物により障害を受けて、場合によってはそれが致命傷になる。それと同時に一緒に居た仲間がばらばらになってしまうので、生存確認に携帯の保持が重要。この家族は皆自力で生き残り、最終的には保険会社の手配で、手厚く保護される。旅行中の保険も重要か。
⑮6月7日“社葬” 1989年・日本・監督:舛田利雄
出演:緒形拳、十朱幸代、江守徹、吉田日出子、佐藤浩市、藤真利子、若山富三郎
“日本の新聞はインテリが作ってヤクザが売る”から始まる。銀行の融資の不正のカラクリが単純だったが、結構筋書きが二転三転して面白かった。だが、新聞社の国家権力との闘争ではないので、米国の“ペンタゴン・ペーパーズ”や“大統領の陰謀”とは緊張感・迫力で全くレベルが落ちる。やっぱり、“日本の報道”はレベルが低い。この冒頭の字幕の台詞が原因で“当時の大新聞から批評その他、完全に黙殺された”といい、映画賞の受賞の障害になったという。日本人の小ささには情けなく思う。本当のことや事実を伝えないのは消極的ウソをついているという、論理的自覚が必要だが・・・。
⑯6月9日“肉体の門”1988年・日本・監督:五社英雄
出演:かたせ梨乃、加納みゆき、山咲千里、芦田伸介、 渡瀬恒彦、根津甚八、名取裕子
終戦直後の日本社会・東京。ここには日本人にありがちな甘えは一切ない。それぞれ必死に生きている。当時パンパンと呼ばれた米軍人相手の娼婦たちの生きざまを小説にしたのを原作にしている。
⑰6月13日“キラー・エリート Killer Elite”2011年・米・監督:ゲイリー・マッケンドリー
出演:ジェイソン・ステイサム、クライヴ・オーウェン、ロバート・デニーロ、イヴォンヌ・ストラホフスキー
事実に基づく話は面白い。ここでも英国政府の影がある。SAS(イギリス陸軍の特殊空挺部隊)の犯罪が話の元。
⑱6月17日“バンク・ジョブ The Bank Job”2008年・英・監督:ロジャー・ドナルドソン
出演:ジェイソン・ステイサム、サフロン・バロウズ、スティーヴン・キャンベル・ムーア、ダニエル・メイズ、ジェームズ・フォークナー、キーリー・ホーズ、ピーター・デ・ジャージー
後半、警察とMI5,王室と闇社会が混線してややこしくも、面白い。1971年ロンドンでの実際の事件だという。深夜のTV放映で見ていてこれが2度目だが、その時はジェイソン・ステイサムという俳優を知らなかった。
⑲6月19日“極道の妻たち 地獄の道連れ”2001年・日本・監督:関本郁夫、原作:家田荘子
出演:高島礼子、とよた真帆、宅麻伸、中尾彬、草刈正雄、石橋蓮司、雛形あきこ、西岡徳馬
久しぶりのヤクザ映画。東映なので金はそれなりにかけている。旧京都工業会館玄関が警察署玄関になっていた。
⑳6月20日“極道の妻たち 決着”1998年・日本・監督:中島貞夫、原作:家田荘子
出演:岩下志麻、とよた真帆、中条きよし、愛川欽也、竹内力、トミーズ雅、大杉漣、名古屋章、山本太郎
間をおかずのヤクザ映画。筋立てが複雑。ラストが現実味から離れた印象。
㉑6月25日“阿部定 最後の七日間”2011年・日本・監督:愛染恭子
出演:麻美ゆま、松田信行、佐々木麻由子、飯島大介、菅田俊、中谷千絵、元田牧子
痴情の果ての情夫殺人。情夫は心臓が悪かったようで、それが一因、というのがシナリオ。本当は不明。残念ながら建物はアルミサッシで、スチール机の小道具で現代そのもの!もっと気を遣え!
㉒6月26日“極道の妻たち 情炎”2005年・日本・監督:橋本一、原作:家田荘子
出演:高島礼子、杉本彩、保坂尚輝、山田純大、前田愛、松重豊、未向
これも複雑な人間関係だが見易かった。原作の家田荘子、ホステス役で出ていたが原作より脚色が離れすぎているのではないか。特にラストは。
㉓6月30日“シリアナ Syriana”2005年・米・監督・脚本:スティーヴン・ギャガン
出演: ジョージ・クルーニー、マット・デイモン、ジェフリー・ライト、アレクサンダー・シディグ、 マザール・ムニール、アマンダ・ピート、
中東の架空の王国の石油利権を巡っての米国産油資本やCIA,アラブゲリラなど入り乱れての動きをとらえた内容。CIA工作員であったロバート・ベアの告発本『CIAは何をしていた?(原題:See No Evil)』を元に制作だという。
映画は誰がメイン・アクターなのか分かり辛く、話の筋も分かり辛くとっ散らかっている。マット・デイモンが主役?とも見える。ネタは面白そうだが整理できていない下手な脚本・製作・監督だ。お蔭で2度見せざるを得なかった。
たまたま“社葬”、“ペンタゴン・ペーパーズ”、“大統領の陰謀”と日米の新聞社の内幕物を立て続けに見た。これで日米の社会、正義感や映画の事実への迫り方・迫真度の違いを見せつけられ、その社会活力の違いを見せつけられた気がする。特に、“言論の自由”への意識の違いが目立つ。現代的社会認識や正義感が日本人の場合、同調性圧力や忖度によって希薄化させているのだ。
かつて、この国は“Japan as Number One”と言われて米国に迫る国勢を誇ったが、今やその平均賃金が韓国のそれを下回る事実に呆然とし、“未来を創る”と言いながら何を為すべきか定まらずに“検討”を繰り返し、問題先送りしている。その間に“誰も取り残さない”と言われるこの時代に世界に取り残されている。その結果、電力逼迫の国家危機すら招いている。その真因が、そこにあったのではないかと、つくづく思うのだ。
日本人の政治、社会意識の後進性を変えなければ、落ち込む一方なのだ。恐らく、この参院選でも期待はできまいが・・・。
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