The Rest Room of ISO Management
ISO休戦
ISOマネジメントの目的
05.12.22.
先日、環境マネジメントは 何のためにやるのかの議論において、“効率よく 仕事をするため”と おっしゃる方が 居られて ビックリしました。どこからこのような発想が出てくるのか、不思議です。
もし、仕事の効率を第一とお考えなら、こんな七面倒くさいことは やらない方が 良い。もし、仕事の効率のために ISOの環境マネジメントや 品質マネジメントをやると お考えなら 直ちにお止めになった方が よろしい。
何故なら 決して これらは 仕事の効率のためにはならないからです。これらの要求事項を守っていては、決して 仕事の効率は上がらない。
だから やっている内に バカバカしくなってきて 結局は やらなくなる。
やらなくなることが 分かっていることは 最初からやらない方が良いと思います。最初から やらない方が 効率的だからです。
じゃぁ 何故やるのか、それは 結局のところ “リスクにどう 向き合うか”という覚悟からだと思うのです。
品質マネジメントは 顧客の信頼を獲得するため、と指摘しました。こちらは“効率よく 仕事をするため”とも言えなくもありませんが、煎じ詰めれば、これも 顧客に 見捨てられないための リスク・マネジメントであると思います。
環境マネジメントは 顧客は勿論 ステーク・ホルダー(利害関係者)全てとの関係性におけるリスク・マネジメントです。ですから、そのスコープは 社会的な広がりがあり 法規制に対するマネジメントが 品質マネジメントの場合より うるさく言われるのです。(ISO品質マネジメントでも法規制遵守は前提です。法規制遵守は リスク・マネジメントの第一歩。法規制はリスク回避のためにある社会的ルールだからです。法規制を遵守できない会社の社会的信頼喪失の事例は枚挙に暇がありません。)
もし、顧客やステークホルダーに対して、全くリスクを感じないなら これらのマネジメントは不要です。ですが世の中は 複雑に発展しています。リスクへの感じ方は その人の認知性の問題だと思います。
ISOマネジメントについては、目的を 履き違えると やっている内に 思考が混乱して 結局 やらなくなります。ビジネスでは特に、最初の 目的設定が非常に重要であると考えます。
だからこそ、経営者 の将来を見据える透徹した目と それに対する覚悟と それを伝える言葉、方針や目標は 非常に大切だと思うのです。
《参考ブログ》
- ビジネス法務の部屋
- クラブマネージャー日記
先日、環境マネジメントは 何のためにやるのかの議論において、“効率よく 仕事をするため”と おっしゃる方が 居られて ビックリしました。どこからこのような発想が出てくるのか、不思議です。
もし、仕事の効率を第一とお考えなら、こんな七面倒くさいことは やらない方が 良い。もし、仕事の効率のために ISOの環境マネジメントや 品質マネジメントをやると お考えなら 直ちにお止めになった方が よろしい。
何故なら 決して これらは 仕事の効率のためにはならないからです。これらの要求事項を守っていては、決して 仕事の効率は上がらない。
だから やっている内に バカバカしくなってきて 結局は やらなくなる。
やらなくなることが 分かっていることは 最初からやらない方が良いと思います。最初から やらない方が 効率的だからです。
じゃぁ 何故やるのか、それは 結局のところ “リスクにどう 向き合うか”という覚悟からだと思うのです。
品質マネジメントは 顧客の信頼を獲得するため、と指摘しました。こちらは“効率よく 仕事をするため”とも言えなくもありませんが、煎じ詰めれば、これも 顧客に 見捨てられないための リスク・マネジメントであると思います。
環境マネジメントは 顧客は勿論 ステーク・ホルダー(利害関係者)全てとの関係性におけるリスク・マネジメントです。ですから、そのスコープは 社会的な広がりがあり 法規制に対するマネジメントが 品質マネジメントの場合より うるさく言われるのです。(ISO品質マネジメントでも法規制遵守は前提です。法規制遵守は リスク・マネジメントの第一歩。法規制はリスク回避のためにある社会的ルールだからです。法規制を遵守できない会社の社会的信頼喪失の事例は枚挙に暇がありません。)
もし、顧客やステークホルダーに対して、全くリスクを感じないなら これらのマネジメントは不要です。ですが世の中は 複雑に発展しています。リスクへの感じ方は その人の認知性の問題だと思います。
ISOマネジメントについては、目的を 履き違えると やっている内に 思考が混乱して 結局 やらなくなります。ビジネスでは特に、最初の 目的設定が非常に重要であると考えます。
だからこそ、経営者 の将来を見据える透徹した目と それに対する覚悟と それを伝える言葉、方針や目標は 非常に大切だと思うのです。
《参考ブログ》
- ビジネス法務の部屋
- クラブマネージャー日記
コメント ( 2 ) | Trackback ( )
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効率化=ショートカットではありませんよ。
教条的には“効率化=ショートカットではありませんよ”です。当然そのように認識いたしております。
ところが 業種、業態によって リスクを勘案すれば ショートカットしても良いモノが違ってまいりますので、何がリスクかを厳しく問いなおさなければ なりませんし、そうでなければ 本当の意味での効率化などは出来難いものと認識いたしております。
何事も 教条的 教科書的には参りませんネ。
ISO審査も教条的審査員には辟易いたします。
何が正解か直ぐには分からない、それがビジネスの世界ですネ。また それがビジネスの面白さかも知れません。
それを 数日で見極め、審査判定しなければならないISO審査の限界でしょうネ。
私の 言いたいこと お分かりいただけました?