The Rest Room of ISO Management
ISO休戦
2月に鑑賞した映画の紹介
先週は大変残念ながら、裁判所の明らかにSDGsの運動に反する判決が2件もあった。
日本の裁判所はSDGsをやっていないのか?ならば、何をやっているのか?過去の判例の墨守?それとも事なかれ主義の既成事実の追認?過去の価値観にとらわれていれば、それは21世紀のSDGsの時代においては退歩でしかあるまい。
先ず、2月の大阪地裁の“難聴11歳女児の逸失利益、「85%」と判断”である。安優香さんが将来得られたであろう「逸失利益」については、全労働者の平均賃金の85%を元に算定すると判断した。それにしてもこの85%という数字はどういう客観基準から出た数字なのか?その肝心な点が明確にされていない。またどうやら時代に合った判断をするべきだとして、この場合“80%が妥当”という従来の判断を5%だけ“色を付けてみた”というところだろうか。“コトの本質”は一体何処にあるのかの判断基準が裁判官にはないのが問題なのだ。今や、SDGsの時代なのだ!
しかも、裁判所職員には“裁判所における障害を理由とする差別の解消の推進に関する 対応要領”が適用されるのだという。だが、裁判官は“職員”ではないのだろうか。それで良いのか。押しなべて適用されるべきではないのか。これを読むと中には、“不当な差別的取扱いの禁止”とある。この判決はこれに抵触しないのか。それとも“5%だけ色を付けてみた”ので“正当な判決だ”とでも言いたいのか?
この場合、SDGs17の目標、169のターゲットの具体的に何に抵触するのか、参照してみたいが、明らかに10の“人や国の不平等をなくそう”に抵触する。その内の10.2、10.3のターゲットに具体的に反している。噛みしめてみたい。
※参照SDGsターゲット
10.2:2030年までに、年齢、性別、障害、人種、民族、出自、宗教、あるいは経済的地位その他の状況に関わりなく、全ての人々の能力強化及び社会的、経済的及び政治的な包含を促進する。
10.3:差別的な法律、政策及び慣行の撤廃、並びに適切な関連法規、政策、行動の促進などを通じて、機会均等を確保し、成果の不平等を是正する。
次に、3月1日付の決定で、“最高裁、諫早湾干拓「開門認めず」、司法判断ねじれ解消”の判決だ。しかも、漁業者側を敗訴としたのは、裁判官5人全員一致の結論で、詳しい判断は示さなかったのだ。ここでも判断の根拠を示さず、お茶を濁した。ふざけるナ!!!国民の間での議論を封殺する、“黙れ!お上の判断ダ”という居丈高な姿勢だ。裁判の民主化は単なる“お題目”スローガンに過ぎない。
そして、ここにも“事なかれ主義”、従来の価値観の踏襲による既成事実の追認の姿勢が透けて見える。日本の裁判官には“正義は何か”、“適正な社会通念は何か”を厳粛に指し示す自覚と覚悟が全く欠落しているのだ。
この場合も、SDGsの何に具体的に抵触するのか参照してみたいが、明らかに4の“海の豊かさを守ろう”に抵触するであろう。その内の14.2、14.4のターゲットに具体的に反している。或いはその精神において、“15.陸の豊かさも守ろう”や、“12.つくる責任 つかう責任”も問われるのではないか。当然ここでも、噛みしめてみたい。
※参照SDGsターゲット
14.2:2020年までに、海洋及び沿岸の生態系に関する重大な悪影響を回避するため、強靱性(レジリエンス)の強化などによる持続的な管理と保護を行い、健全で生産的な海洋を実現するため、海洋及び沿岸の生態系の回復のための取組を行う。
14.4:水産資源を、実現可能な最短期間で少なくとも各資源の生物学的特性によって定められる最大持続生産量のレベルまで回復させるため、2020年までに、漁獲を効果的に規制し、過剰漁業や違法・無報告・無規制(IUU)漁業及び破壊的な漁業慣行を終了し、科学的な管理計画を実施する。
15.9:2020年までに、生態系と生物多様性の価値を、国や地方の計画策定、開発プロセス及び貧困削減のための戦略及び会計に組み込む。
15.a:生物多様性と生態系の保全と持続的な利用のために、あらゆる資金源からの資金の動員及び大幅な増額を行う。
12.8:2030年までに、人々があらゆる場所において、持続可能な開発及び自然と調和したライフスタイルに関する情報と意識を持つようにする。
林外相のG20欠席をめぐってチョットした議論があった。
国会・参院予算審議を優先してG20に外相を派遣しなかった岸田首相、どうやらインド側に説明に行くのだろうか。“首相、19〜21日にインドを訪問予定”だという。G7でコケないための工作か。
“1999年に国会審議活性化法で、閣僚の代わりに副大臣や政務官が国会で答弁できる制度が導入された”ハズだったが、形骸化している、という意見もあれば、“自民党参院議員の中の偉い人たちの間に、「やはり、参院予算審議の冒頭に大臣は全員出席しているべきだろう」という考えがあった”ともいう。
これも、従来の考え方から抜け出せない結果ではないか。過去の価値観にとらわれていれば、それは21世紀のSDGsの時代においては退歩でしかない、というものの見方と自覚ができていないためであろう。司法と行政、議会において露呈した一見小さいが、実は大変大きな課題、ではないか。これでは日本の社会的進歩は期待できないのではないか。“夫婦別姓”が未だに法制化できないにもかかわらず、“女性活躍”を声高には言いつつ、実際には何もしない日本社会なのだ。これでこの21世紀に活性化した社会になるハズがない。
やっぱり“1月は行く、2月は逃げる、3月は去る”というが、もう早くも3月となった。3月は確定申告。今年こそは早目に何とかしようと思ってはいたが、結局何もしない内にこうなった。
そして、前月2月の鑑賞映画の紹介としたい。実績としては、NHK‐BSプレミアム放映のBSシネマ13本、無料ネット映画20本、レンタルビデオ8本、TVビデオ録画1本、計42本となった。
前月比ではBSシネマ2本減、無料ネット映画9本増、レンタルビデオ2本増、TVビデオ録画15本減となっているが、一日当たり見た本数は1.5本に相当し、先月もかなり健闘した結果となった。無料ネット映画が激増したのは、無論、GYAO!が“2023年3月31日(金)午後5時をもち、すべてのサービスを終了”となったので、慌てて無料ネットを見ているからだ。その影響がTVビデオ録画の激減となって現れた。
BSシネマの13本では、最初の2月1日に放映の“エデンの東”と第7放映の“ジャイアンツ”のジェームズ・ディーンが印象的だった。ハリウッドの栄光を背負うに足る作品ではないか。邦画では、“テルマエ・ロマエ”の2作が奇想天外のナンセンスさが良かった。クロサワの“乱”は、残念ながら駄作ではないか。
①2月1日“エデンの東 East of Eden”1955年・米・監督:エリア・カザン
出演:ジェームズ・ディーン、ジュリー・ハリス、レイモンド・マッセイ、ジョー・ヴァン・フリート、リチャード・ダヴァロス、アルバート・デッカー、バール・アイヴス
BSシネマで2度目、それ以前にも2回程度見ているが、今回ほど真剣にみたのは初めて。やはり何と言っても皆が唸る名作であろう。
②2月6日“小説家を見つけたら Finding Forrester”2000年・米・監督:ガス・ヴァン・サント
出演: ショーン・コネリー、 ロブ・ブラウン、F・マーリー・エイブラハム、アンナ・パキン、バスタ・ライムス、ステファニー・ベリー、リチャード・イーストン
実話が背景にあるか?と思ったら、フォレスターが『ライ麦畑でつかまえて』を書いたJ・D・サリンジャーではないかという説があるようだ。フーン?!じゃぁジャマールは?米国の教育機関は優秀な子供を見つけて一生懸命スカウトするのか!日本ではそこまでしない?
③2月7日“ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書 The Post”2017年・米・監督:スティーヴン・スピルバーグ
出演:メリル・ストリープ、トム・ハンクス、サラ・ポールソン、ボブ・オデンカーク、トレイシー・レッツ、ブラッドリー・ウィットフォード、ブルース・グリーンウッド、マシュー・リース
BSシネマで2度目。米国民主主義が如何に多くの米国民の総意によって成り立っているのかがよく分かる映画だ。BSシネマで2度目だが感動した。先ず、マクマナラが役人を使って政府のやった不正を後付けて記録した。当人はそれを秘匿したが、それに関わったランド社関係者がその記録の秘匿を問題としてタイムズに漏らした。タイムズはそれを一部報道したが政府は圧力をかけた。それをポストが株式公開の危険を冒しつつ引継ぎ公表し、それに地方紙が続々と後を追った。それで最高裁やニクソン政権は報道の自由の国是を再確認せざるを得なくなった。
④2月9日“地下鉄のザジ Zazie dans le métro”1960年・仏・監督:ルイ・マル、原作:レーモン・クノー
出演: カトリーヌ・ドモンジョ、フィリップ・ノワレ、カルラ・マルリエ、ユベール・デシャン、ヴィットリオ・カプリオーリ
ナンセンス映画?スラップスティック・コメディ!地下鉄に乗りにパリに2日間連れて来られた女の子ザジが、観光騒動の果て結局ストで乗れずに帰路に就く話。ストを含め60年代のパリの世相が分かったような気がする。憧れだったはずのパリがまだ整備されていない様子が分かった。映像にはエスプリが効いたシーンが相当あるハズだが、見抜けなかった。どうやらそれで良いのかも!?真相を知れば悲しくなる話?
⑤2月10日“胸に輝く星 The Tin Star”1957年・米・監督:アンソニー・マン
出演: ヘンリー・フォンダ、アンソニー・パーキンス、ベッツィ・パーマー、マイケル・レイ、メアリー・ウェブスター、ジョン・マッキンタイア、ネヴィル・ブランド、リー・ヴァン・クリーフ
若い未熟な保安官を育てる西部劇。ネイティブ・アメリカンへの差別を若干意識している。めでたし、めでたし。
⑥2月14日“ゴースト/ニューヨークの幻 Ghost”1990年・米・監督:ジェリー・ザッカー
出演:パトリック・スウェイジ、デミ・ムーア、ウーピー・ゴールドバーグ、トニー・ゴールドウィン、スーザン・ブレスロウマル
BSシネマで2度目。ゴーストが犯罪を暴く面白い内容。以前に見たことは覚えていたが、内容詳細は忘れていて楽しく見れた。
⑦2月15日“ジャイアンツ Giant”1956年・米・監督:ジョージ・スティーヴンス、原作:エドナ・ファーバー
出演: エリザベス・テイラー、ロック・ハドソン、ジェームズ・ディーン、マーセデス・マッケンブリッジ、サル・ミネオ、ロッド・テイラー、キャロル・ベイカー、バーバラ・バリー、デニス・ホッパー
大河ドラマ、テキサス大金持ち物語。今まで何故か見れなかった映画。人生思い通りにはならない。だがレズリーは言う。「100年経ってベネディクト家はついに真の成功を知ったのよ!」 でもおディーン様、どうしていつもあんな不自然な演技をしたのだろうか?
⑧2月16日“天地明察 Tenchi: The Samurai Astronomer”2012年・日本・監督:滝田洋二郎、原作:冲方丁
出演: 岡田准一、宮崎あおい、佐藤隆太、市川猿之助、横山裕、笹野高史、岸部一徳、中井貴一、松本幸四郎
BSシネマで2度目。BSシネマも再放送が多すぎる。途中で天体観測所を襲われているが、襲った犯人はどうなったのだろうか。御公儀は容赦しないはずだが!?算哲とえんは同年同日になくなったとのナレーションで終わっている。
⑨2月21日“テルマエ・ロマエ THERMÆ ROMÆ”2012年・日本・監督:武内英樹、原作:ヤマザキマリ
出演:阿部寛、上戸彩、北村一輝、竹内力、宍戸開、笹野高史、市村正親
奇想天外な原作コメディなので大変面白い。顔の濃い人が主役。
⑩2月22日“オーシャンズ 11 Ocean's Eleven”2001年・米・監督:スティーヴン・ソダーバーグ
出演: ジョージ・クルーニー、ブラッド・ピット、マット・デイモン、アンディ・ガルシア、ジュリア・ロバーツ
久しぶりに面白い窃盗劇。計画段階から全てを明かすと面白くないし、説明がないと分からない、絶妙なところを上手く処理した。
⑪2月23日“ゼロの焦点 Zero Focus”2009年・日本・監督:犬童一心
出演:広末涼子、中谷美紀、木村多江、西島秀俊、杉本哲太、鹿賀丈史、本田博太郎、
戦後しばらくの雰囲気が出ていた。室田佐知子の車がヒルマン、タクシーがルノーだったのは良かったが、キャラメル一粒の厚みが現代的、立川基地にジェットエンジンの輸送機がとんでいた等、時代考証に甘さがあった。
⑫2月27日“乱 Ran”1985年・日・仏・監督:黒澤明
出演: 仲代達矢、寺尾聰、根津甚八、隆大介、原田美枝子、井川比佐志、ピーター、植木等
何度か見るのにチャレンジしたがようやく、まともに見れた。それでも僅かに意識を失った。バタ臭い時代劇は見るに堪えず、折角の大作が意味をなさない。しっかりした脚本が無いためか、クロサワの意気込みに反して、架空の人物が架空性から抜き出せていない。その主張“殺し合わねば生きてゆけぬ人間の愚かさは、神や仏も救う術はないのだ”もこの映画からは現代的意義が乏しく、真実味が無い。映像美だけに金をかけた映画だ。家族の内輪もめが“乱”なのか。それとも家族を監督の映画作りに対する心象風景ではないかとの意見もあるが。
⑬2月28日“テルマエ・ロマエⅡ THERMAE ROMAE II” 2014年・日本・監督:武内英樹、原作:ヤマザキマリ
出演: 阿部寛、上戸彩、市村正親、北村一輝、竹内力、宍戸開、笹野高史、キムラ緑子、勝矢曙
前回同様、ほぼナンセンス映画と言っても良い内容。興行収入も前作に比べ、少々低めとなるほど少々アキが来た。連作には、もう少し工夫が要った?!
ネットの無料映画(GYAO!)はもう見れなくなるので次の20本を見た。前月比9本増となった。
⑭2月2日“テロリスト・ゲーム Death Train、別題:Detonator”1993年・米・英・監督:デヴィッド・S・ジャクソン
出演: ピアース・ブロスナン、パトリック・スチュワート、アレクサンドラ・ポール、テッド・レヴィン、クリストファー・リー
ドイツで奪った核爆弾を鉄道で大ぴらにイラクに運び込んで上手く行くと考えられるものだろうか。鉄道には軌道があり、列車運行も錯綜し複雑なので困難と考えるのが普通だろう。秘密裏に運び出してから脅迫するなり、何なりするものだろう。それに国連機関が各国の主権を無視して、警察活動できるものか。原作がなってない!子供騙し!
⑮2月3日“トランスポーター 仏題:Le Transporteur, 英題:The Transporter”2002年・仏・米・監督:ルイ・レテリエ、コリー・ユン
出演:ジェイソン・ステイサム、スー・チー、フランソワ・ベルレアン、マット・シュルツ、リック・ヤン
ライの父親がどう人身売買に関わっていたのか分からない。そこがこの問題の核心ではないか。そうは言うものの、小型ミサイルまで使った、はでなアクションが見せ場なのだろう。タルコニ警部も簡単に怪しいはずのフランクをしんじるのだなぁ!チョット筋立てがおかしい映画なのに受けた?
⑯2月4日“ブラック・シー Black Sea”2014年・英・米・監督:ケヴィン・マクドナルド
出演:ジュード・ロウ、スクート・マクネイリー、ベン・メンデルソーン、デヴィッド・スレルフォール
見つけたU-ボート内の金塊をどう持ち出して、乗って来た潜水艦に移したのかが明確でなく映像として省略して誤魔化した。魚雷発射管で外に出すのは容易だろうが、中に持ち込むのに不都合はないのか?それにやたらと金塊を放棄して殺人まで犯してしまう人物が仲間にいるのは理解できない。黒海のことをよく知る人物の作とは思えるが。
⑰2月5日“実録 阿部定”1975年・日本・監督:田中登
出演:宮下順子、江角英明、坂本長利、花柳幻舟、五條博、千早蘭
やっぱり理解不能!Wikipediaによれば残忍性淫乱症(サディズム)と節片淫乱症(フェチズム)のなせる業。結局、懲役6年、恩赦減刑で出所の由。戦後は本名を名乗り、事件を背負いながら生きる。芸者や料亭で仕事をし、無頼派の作家・織田作之助、坂口安吾と接触し、作品に影響を与えた。しかし、65歳で失踪したという。
⑱2月7日“愛の嵐 Il Portiere di notte, 英題: The Night Porter”1974年・伊・監督:リリアーナ・カヴァーニ
出演:ダーク・ボガード、シャーロット・ランプリング、フィリップ・ルロワ、ガブリエル・フェルゼッティ
これもイミフ。そもそも何で、弄んだユダヤ人の敵、ナチ親衛隊将校だった男に寄り添うのか。何で仲間から孤立して籠城するのか。倒錯した“愛の嵐”なのか。そして何故殺害されるのか!?
⑲2月9日“帰ってきたヒトラー Er ist wieder da”2015年・独・監督:ダーヴィト・ヴネント
出演:オリヴァー・マスッチ、ファビアン・ブッシュ、カッチャ・リーマン、クリストフ・マリア・ヘルプスト、フランツィスカ・ウルフ
こんな映画が『我が闘争』も読めないドイツでよく公開できたなぁ。ヒトラーの台詞は現代に蘇った時に言いそうなものだった。だから映画の中でも世論は沸騰した。唯一犬を撃ち殺したことで出禁となっただけ。だから親ヒトラーかと思いきや、エンドロールで“ヒトラーはユダヤ人を追い出した。・・・いつかヒトラーををぶっ潰そう!”と歌って終わっていた!老けたヒトラーがよくできていたが、背の高さが気になった。
⑳2月10日“TAXi② TAXI 2”2000年・仏・監督:ジェラール・クラヴジック
出演:サミー・ナセリ、フレデリック・ディーファンタル、マリオン・コティヤール、エマ・シェーベルイ、ベルナール・ファルシー、ジャン=クリストフ・ブーヴェ、ツユ・シミズ、平田晴彦、コウ・スズキ、ジャック・シラク
仏のカーアクション・コメディー。全くナンセンス。サミットのため訪仏した日本の防衛庁長官がマルセイユ警察のマフィア対策を視察しに訪れたのを日本のヤクザが襲い、その混乱と仏側の対応が主題。イミフ!!!フランス製のミツビシ車が登場する。
㉑2月11日“ひと夏の体験 青い珊瑚礁”1981年・日本・監督:池田敏春
出演:寺島まゆみ、倉吉朝子、朝霞友香、志麻いづみ
舞台は竹富島だろう。確かに珊瑚礁と星の砂に空と、まぁキラメク海がきれい。セックス・シーン多かったがどれも明らかに偽態に見える。若い子の成長記録?映画としては大した話でもない。ツァン、ツァン!
㉒2月12日“新・仁義なき戦い”2000年・日本・監督:阪本順治、音楽:布袋寅泰
出演:豊川悦司、布袋寅泰、佐藤浩市、岸部一徳、小沢仁志、松重豊、哀川翔、余貴美子、佐川満男
産廃場の処分はどう絡んでいるのか分かり難かった。だが途中で何となく筋が読めてしまった。梅宮辰夫は「あまりにも話が暗くてつまらなかった。」と評したという。“仁義なき戦い”の本編を見ていないので、分からないが。
㉓2月13日“アメリカン・スナイパー American Sniper”2014年・米・監督:クリント・イーストウッド、原作:クリス・カイル
出演:ブラッドリー・クーパー、シエナ・ミラー、ルーク・グライムス、カイル・ガルナー、ジェイク・マクドーマン
キャッチコピーは、「米軍史上最多、160人を射殺した、ひとりの優しい父親」。賛否ある作品のようだが、私も“本作も戦争経験で壊れていく人間の姿を描いた作品である”と評したい。
㉔2月14日“トーマス・クラウン・アフェアー The Thomas Crown Affair”1999年・米・監督:ジョン・マクティアナン
出演:ピアース・ブロスナン、レネ・ルッソ、デニス・リアリー
チョット捻ってはいるが、まぁトリックを使った名画窃盗映画。娯楽映画にしては女優が残念。
㉕2月15日“TAXi③ TAXI 3”2003年・仏・監督:ジェラール・クラヴジック
出演:サミー・ナセリ、フレデリック・ディーファンタル、シルヴェスター・スタローン、バイ・リン、ベルナール・ファルシー、マリオン・コティヤール、エマ・シェーベルイ 他
ナンセンス・カーアクション・コメディー、第三作。コメントは“別に!?”ダケド見たくなった!今回は日本に関するエピソード無し。
㉖2月16日“濹東綺譚”1992年・日本・監督:新藤兼人、原作:永井荷風
出演:津川雅彦、墨田ユキ、宮崎美子、瀬尾智美、八神康子、杉村春子、乙羽信子、原田大二郎、角川博
女放蕩が、ついに墨東玉ノ井で入り浸った話。オープニングは木村荘八の挿絵であろうか。映画のセットはそれに忠実に作られていたように思う。女遊びの哀感であふれていた。ボカシなし、陰毛に加筆か?
㉗2月18日“Uボート:235潜水艦強奪作戦 Torpedo:U235”2020年・白・監督:スヴェン・ハイブリクス
出演:ケーン・デ・ボーウ 、 スーリー・リーフェンスタイン、エラ=ユン・ヘンハルド、ジョレン・セルズラックツ、スヴェン・デ・リッダー
実話なのか?チョット怪しい?だが、原爆の材料ウランをベルギー領コンゴからニューヨークに運ぶのに困難があったのか。大西洋全域は米軍がほぼ制空権を握っていて、Uボートに対する哨戒を飛行艇でしていたハズ!単発のドイツ軍機に襲われることは考えられないし、少なくともあれほどドイツ艦艇が現れることも無かったハズ!ベルギーの作り話?それに娘を助けるのに魚雷発射管から出てどうやってまた艦内に入ったのか?
㉘2月21日“集団左遷”1994年・日本・監督:梶間俊一、原作:江波戸哲夫
出演: 柴田恭兵、中村敦夫、津川雅彦、高島礼子、小坂一也、河原崎建
原作がいい加減なのか、脚本が駄目なのか。シナリオは三流だったので、ガッカリ。入り口は良かったが、半ばからダメ!C級映画!でも礼子さんのオッパイ露出あり!
㉙2月23日“いくつになってもやりたい男と女”2007年・日本・監督:いまおかしんじ(今岡信治)
出演:多賀勝一、並木橋靖子、福田善晴、高見国一、速水今日子、山田雅史
老いらくの性愛。今わの際の配偶者の“オ〇コ触ってェ”。人生いつまでも、そんなものなんだ。
㉚2月24日“日本の首領 野望編”1977年・日本・監督:中島貞夫
出演:佐分利信、松方弘樹、岸田今日子、金沢碧、高橋悦史、菅原文太、三船敏郎、嵐寛寿郎、野坂昭如
財界(ジャパンライン、三光汽船)を巻き込んでの仕手戦、さらにインドネシア開発に政界も加わっての勢力争いに発展。スカルノ、田中角栄・・・の登場を見た。音楽:黛敏郎にもかかわらず、ゴッド・ファーザーを想起するメロディだったのが残念。
㉛2月25日“日本の首領 完結編” 1978年・日本・監督:中島貞夫
出演:三船敏郎、菅原文太、大谷直子、高橋悦史、片岡千恵蔵。佐分利信
野望編の続編。三作全てに出演の菅原文太の変身が凄い。大谷直子も見事。ヘリコプターのがけ激突シーンがダサイ。
㉜2月26日“四畳半色の濡衣(ぬれぎぬ)”1983年・日本・監督:向井寛、原作:野坂昭如
出演:美保純、砂塚秀夫、村島修、根上淳、永井秀明、伊藤公子、楠田薫、水月円、ひし美ゆり子
悲恋物語。戦前の思想弾圧によって崩壊した家庭の娘が自ら身売りして、そこで恋に落ちた医者とも引き裂かれる話。戦前の話にD51のプレートをわざわざ出すな!
㉝2月28日“TAXi④ Taxi 4”2007年・仏・監督:ジェラール・クラヴジック
出演:サミー・ナセリ、フレデリック・ディファンタール、ベルナール・ファルシー、エマ・シェーベルイ=ヴィークルンド
相変わらずのナンセンス・ドタバタ。第4作。台詞ではトヨタとか叫んでいたが?コメントも相変わらず“別に!?”
BSシネマとネットの無料映画の間を埋めるのがレンタルビデオとTV録画映画だが、何故かレンタルビデオは前月比2本増となった。次がその8作品である。
㉞2月6日“源氏物語 千年の謎”2011年・日本・監督:鶴橋康夫、原作:原作は高山由紀子の小説『源氏物語 悲しみの皇子』(文庫版では『源氏物語 千年の謎』に改題)
出演:生田斗真、中谷美紀、真木よう子、多部未華子、芦名星、蓮佛美沙子、榎木孝明 、東儀秀樹、甲本雅裕、尾上松也、室井滋、佐久間良子、田中麗奈、窪塚洋介、東山紀之
一時、藤壺と六条御息所を混同して見てしまって混乱した。原作は上手く道長を使っていて面白いが、現実のシーンで妖術を紛れ込ませているのが意味不明で拙い。この映画は少し省略が過ぎる感もある。
㉟2月7日“わがままなヴァカンス 裸の女神 Une fille facile / An Easy Girl”2020年・仏・監督・脚本:レベッカ・ズロトブスキ
出演:ミナ・ファリド、ザヒア・ドゥハール、ブノワ・マジメル、ヌーノ・ロペス、クロチルド・クロー
カンヌで暮らす少女のバカンス話。主人公の女優、フランス人じぁない?そういう発言、人種偏見?監督がオーディションで発掘した由。穏やかな大人へのちょっと危険な話。従妹役の女優も曰く付きらしい!
㊱2月8日“引っ越し大名!”2019年・日本・監督:犬童一心
出演:星野源、高橋一生、高畑充希、小澤征悦、濱田岳、西村まさ彦、松重豊、及川光博、山内圭哉
日田へ引っ越しの途中、隠密に襲われるが実際にはあり得ない話。大名の列を襲えば、その領地の大名は騒乱の責を負わねばならないので。百姓に身を落として15年耐えるのは並大抵ではあるまい。
㊲2月9日“リンカーン弁護士 The Lincoln Lawyer”2011年・米・監督:ブラッド・ファーマン
出演:マシュー・マコノヒー、マリサ・トメイ、ライアン・フィリップ、ウィリアム・H・メイシー、ジョシュ・ルーカス、ジョン・レグイザモ
弁護依頼者が実は真犯人なのでややこしいが、主人公は上手く裁く話。長い話が分かり易くテンポよく進む。
㊳2月11日“続・悪名 Tough Guy PartⅡ”1961年・日本・監督:田中徳三
出演:勝新太郎、田宮二郎、中村玉緒、水谷良重、藤原礼子、浪花千栄子、中村鴈治郎、上田吉二郎、羅門光三郎、
本編を見ずに続編を見たせいなのか、因島のつながりが良く分からなかった。ヤクザもちょっと緩い印象で、戦前はおっとりしていたのか。出征したら縄張りに手が出せないのだろうか?
㊴2月19日“顔のないスパイ The Double”2011年・米・監督:マイケル・ブラント
出演:リチャード・ギア、トファー・グレイス、マーティン・シーン、 テイマー・ハッサン、 スティーヴン・モイヤー、クリス・マークエット、オデット・アナブル
冷戦構造を引きずっている時代遅れ?二重スパイなのでややこしい。カシアス誰か分かってから、分かり易くなったのだが、・・・面白かった。
㊵2月22日“やくざ戦争 日本の首領” 1977年・日本・監督:中島貞夫
出演: 鶴田浩二、千葉真一、菅原文太、佐分利信、西村晃、高橋悦史、内田朝雄、神田隆、折原真紀
ヤクザ映画総集編?例によって山口組をモデル?チョッと違う?山口組を頼りにした関西財閥はどこ?佐分利信が称えられない理由が分かった。
㊶2月23日“ブロンクス物語/愛につつまれた街 A Bronx Tale”1993年・米・監督:ロバート・デ・ニーロ
出演:リロ・ブランカート・ジュニア、ロバート・デ・ニーロ、チャズ・パルミンテリ、フランシス・キャプラ、キャスリン・ナルドゥッチ、タラル・ヒックス
確かに“愛につつまれた街”だった。幸運にも良い大人に囲まれた子供だった。原作の戯曲はソニー役のパルミンテリ自身の子供時代を描た一人芝居の脚本だったのをデ・ニーロとともに映画化した由。デ・ニーロも良い映画を撮った。
TVビデオ録画は前月比15本減の1作品となった。それは当然、GYAO!の3月末サービス終了の影響で、無料ネット映画の見過ぎの結果だ。4月以降、どうしようか。
㊷2月27日“スリープレス・ナイト Sleepless”2017年・米・監督:バラン・ボー・オダー
出演:ジェイミー・フォックス、ミシェル・モナハン、ダーモット・マローニー、デヴィッド・ハーバー、ティップ・“T.I.”・ハリス、ガブリエル・ユニオン、スクート・マクネイリー
関西TVシネマパラダイス・23/1/29放映分、CM含めて112分、原版上映時間95分。ヒリヒリする展開。誰が悪徳警官なのか、内務調査官の裏切り、上には上があるマフィア。久しぶりで米国映画を見た。
日本の裁判所はSDGsをやっていないのか?ならば、何をやっているのか?過去の判例の墨守?それとも事なかれ主義の既成事実の追認?過去の価値観にとらわれていれば、それは21世紀のSDGsの時代においては退歩でしかあるまい。
先ず、2月の大阪地裁の“難聴11歳女児の逸失利益、「85%」と判断”である。安優香さんが将来得られたであろう「逸失利益」については、全労働者の平均賃金の85%を元に算定すると判断した。それにしてもこの85%という数字はどういう客観基準から出た数字なのか?その肝心な点が明確にされていない。またどうやら時代に合った判断をするべきだとして、この場合“80%が妥当”という従来の判断を5%だけ“色を付けてみた”というところだろうか。“コトの本質”は一体何処にあるのかの判断基準が裁判官にはないのが問題なのだ。今や、SDGsの時代なのだ!
しかも、裁判所職員には“裁判所における障害を理由とする差別の解消の推進に関する 対応要領”が適用されるのだという。だが、裁判官は“職員”ではないのだろうか。それで良いのか。押しなべて適用されるべきではないのか。これを読むと中には、“不当な差別的取扱いの禁止”とある。この判決はこれに抵触しないのか。それとも“5%だけ色を付けてみた”ので“正当な判決だ”とでも言いたいのか?
この場合、SDGs17の目標、169のターゲットの具体的に何に抵触するのか、参照してみたいが、明らかに10の“人や国の不平等をなくそう”に抵触する。その内の10.2、10.3のターゲットに具体的に反している。噛みしめてみたい。
※参照SDGsターゲット
10.2:2030年までに、年齢、性別、障害、人種、民族、出自、宗教、あるいは経済的地位その他の状況に関わりなく、全ての人々の能力強化及び社会的、経済的及び政治的な包含を促進する。
10.3:差別的な法律、政策及び慣行の撤廃、並びに適切な関連法規、政策、行動の促進などを通じて、機会均等を確保し、成果の不平等を是正する。
次に、3月1日付の決定で、“最高裁、諫早湾干拓「開門認めず」、司法判断ねじれ解消”の判決だ。しかも、漁業者側を敗訴としたのは、裁判官5人全員一致の結論で、詳しい判断は示さなかったのだ。ここでも判断の根拠を示さず、お茶を濁した。ふざけるナ!!!国民の間での議論を封殺する、“黙れ!お上の判断ダ”という居丈高な姿勢だ。裁判の民主化は単なる“お題目”スローガンに過ぎない。
そして、ここにも“事なかれ主義”、従来の価値観の踏襲による既成事実の追認の姿勢が透けて見える。日本の裁判官には“正義は何か”、“適正な社会通念は何か”を厳粛に指し示す自覚と覚悟が全く欠落しているのだ。
この場合も、SDGsの何に具体的に抵触するのか参照してみたいが、明らかに4の“海の豊かさを守ろう”に抵触するであろう。その内の14.2、14.4のターゲットに具体的に反している。或いはその精神において、“15.陸の豊かさも守ろう”や、“12.つくる責任 つかう責任”も問われるのではないか。当然ここでも、噛みしめてみたい。
※参照SDGsターゲット
14.2:2020年までに、海洋及び沿岸の生態系に関する重大な悪影響を回避するため、強靱性(レジリエンス)の強化などによる持続的な管理と保護を行い、健全で生産的な海洋を実現するため、海洋及び沿岸の生態系の回復のための取組を行う。
14.4:水産資源を、実現可能な最短期間で少なくとも各資源の生物学的特性によって定められる最大持続生産量のレベルまで回復させるため、2020年までに、漁獲を効果的に規制し、過剰漁業や違法・無報告・無規制(IUU)漁業及び破壊的な漁業慣行を終了し、科学的な管理計画を実施する。
15.9:2020年までに、生態系と生物多様性の価値を、国や地方の計画策定、開発プロセス及び貧困削減のための戦略及び会計に組み込む。
15.a:生物多様性と生態系の保全と持続的な利用のために、あらゆる資金源からの資金の動員及び大幅な増額を行う。
12.8:2030年までに、人々があらゆる場所において、持続可能な開発及び自然と調和したライフスタイルに関する情報と意識を持つようにする。
林外相のG20欠席をめぐってチョットした議論があった。
国会・参院予算審議を優先してG20に外相を派遣しなかった岸田首相、どうやらインド側に説明に行くのだろうか。“首相、19〜21日にインドを訪問予定”だという。G7でコケないための工作か。
“1999年に国会審議活性化法で、閣僚の代わりに副大臣や政務官が国会で答弁できる制度が導入された”ハズだったが、形骸化している、という意見もあれば、“自民党参院議員の中の偉い人たちの間に、「やはり、参院予算審議の冒頭に大臣は全員出席しているべきだろう」という考えがあった”ともいう。
これも、従来の考え方から抜け出せない結果ではないか。過去の価値観にとらわれていれば、それは21世紀のSDGsの時代においては退歩でしかない、というものの見方と自覚ができていないためであろう。司法と行政、議会において露呈した一見小さいが、実は大変大きな課題、ではないか。これでは日本の社会的進歩は期待できないのではないか。“夫婦別姓”が未だに法制化できないにもかかわらず、“女性活躍”を声高には言いつつ、実際には何もしない日本社会なのだ。これでこの21世紀に活性化した社会になるハズがない。
やっぱり“1月は行く、2月は逃げる、3月は去る”というが、もう早くも3月となった。3月は確定申告。今年こそは早目に何とかしようと思ってはいたが、結局何もしない内にこうなった。
そして、前月2月の鑑賞映画の紹介としたい。実績としては、NHK‐BSプレミアム放映のBSシネマ13本、無料ネット映画20本、レンタルビデオ8本、TVビデオ録画1本、計42本となった。
前月比ではBSシネマ2本減、無料ネット映画9本増、レンタルビデオ2本増、TVビデオ録画15本減となっているが、一日当たり見た本数は1.5本に相当し、先月もかなり健闘した結果となった。無料ネット映画が激増したのは、無論、GYAO!が“2023年3月31日(金)午後5時をもち、すべてのサービスを終了”となったので、慌てて無料ネットを見ているからだ。その影響がTVビデオ録画の激減となって現れた。
BSシネマの13本では、最初の2月1日に放映の“エデンの東”と第7放映の“ジャイアンツ”のジェームズ・ディーンが印象的だった。ハリウッドの栄光を背負うに足る作品ではないか。邦画では、“テルマエ・ロマエ”の2作が奇想天外のナンセンスさが良かった。クロサワの“乱”は、残念ながら駄作ではないか。
①2月1日“エデンの東 East of Eden”1955年・米・監督:エリア・カザン
出演:ジェームズ・ディーン、ジュリー・ハリス、レイモンド・マッセイ、ジョー・ヴァン・フリート、リチャード・ダヴァロス、アルバート・デッカー、バール・アイヴス
BSシネマで2度目、それ以前にも2回程度見ているが、今回ほど真剣にみたのは初めて。やはり何と言っても皆が唸る名作であろう。
②2月6日“小説家を見つけたら Finding Forrester”2000年・米・監督:ガス・ヴァン・サント
出演: ショーン・コネリー、 ロブ・ブラウン、F・マーリー・エイブラハム、アンナ・パキン、バスタ・ライムス、ステファニー・ベリー、リチャード・イーストン
実話が背景にあるか?と思ったら、フォレスターが『ライ麦畑でつかまえて』を書いたJ・D・サリンジャーではないかという説があるようだ。フーン?!じゃぁジャマールは?米国の教育機関は優秀な子供を見つけて一生懸命スカウトするのか!日本ではそこまでしない?
③2月7日“ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書 The Post”2017年・米・監督:スティーヴン・スピルバーグ
出演:メリル・ストリープ、トム・ハンクス、サラ・ポールソン、ボブ・オデンカーク、トレイシー・レッツ、ブラッドリー・ウィットフォード、ブルース・グリーンウッド、マシュー・リース
BSシネマで2度目。米国民主主義が如何に多くの米国民の総意によって成り立っているのかがよく分かる映画だ。BSシネマで2度目だが感動した。先ず、マクマナラが役人を使って政府のやった不正を後付けて記録した。当人はそれを秘匿したが、それに関わったランド社関係者がその記録の秘匿を問題としてタイムズに漏らした。タイムズはそれを一部報道したが政府は圧力をかけた。それをポストが株式公開の危険を冒しつつ引継ぎ公表し、それに地方紙が続々と後を追った。それで最高裁やニクソン政権は報道の自由の国是を再確認せざるを得なくなった。
④2月9日“地下鉄のザジ Zazie dans le métro”1960年・仏・監督:ルイ・マル、原作:レーモン・クノー
出演: カトリーヌ・ドモンジョ、フィリップ・ノワレ、カルラ・マルリエ、ユベール・デシャン、ヴィットリオ・カプリオーリ
ナンセンス映画?スラップスティック・コメディ!地下鉄に乗りにパリに2日間連れて来られた女の子ザジが、観光騒動の果て結局ストで乗れずに帰路に就く話。ストを含め60年代のパリの世相が分かったような気がする。憧れだったはずのパリがまだ整備されていない様子が分かった。映像にはエスプリが効いたシーンが相当あるハズだが、見抜けなかった。どうやらそれで良いのかも!?真相を知れば悲しくなる話?
⑤2月10日“胸に輝く星 The Tin Star”1957年・米・監督:アンソニー・マン
出演: ヘンリー・フォンダ、アンソニー・パーキンス、ベッツィ・パーマー、マイケル・レイ、メアリー・ウェブスター、ジョン・マッキンタイア、ネヴィル・ブランド、リー・ヴァン・クリーフ
若い未熟な保安官を育てる西部劇。ネイティブ・アメリカンへの差別を若干意識している。めでたし、めでたし。
⑥2月14日“ゴースト/ニューヨークの幻 Ghost”1990年・米・監督:ジェリー・ザッカー
出演:パトリック・スウェイジ、デミ・ムーア、ウーピー・ゴールドバーグ、トニー・ゴールドウィン、スーザン・ブレスロウマル
BSシネマで2度目。ゴーストが犯罪を暴く面白い内容。以前に見たことは覚えていたが、内容詳細は忘れていて楽しく見れた。
⑦2月15日“ジャイアンツ Giant”1956年・米・監督:ジョージ・スティーヴンス、原作:エドナ・ファーバー
出演: エリザベス・テイラー、ロック・ハドソン、ジェームズ・ディーン、マーセデス・マッケンブリッジ、サル・ミネオ、ロッド・テイラー、キャロル・ベイカー、バーバラ・バリー、デニス・ホッパー
大河ドラマ、テキサス大金持ち物語。今まで何故か見れなかった映画。人生思い通りにはならない。だがレズリーは言う。「100年経ってベネディクト家はついに真の成功を知ったのよ!」 でもおディーン様、どうしていつもあんな不自然な演技をしたのだろうか?
⑧2月16日“天地明察 Tenchi: The Samurai Astronomer”2012年・日本・監督:滝田洋二郎、原作:冲方丁
出演: 岡田准一、宮崎あおい、佐藤隆太、市川猿之助、横山裕、笹野高史、岸部一徳、中井貴一、松本幸四郎
BSシネマで2度目。BSシネマも再放送が多すぎる。途中で天体観測所を襲われているが、襲った犯人はどうなったのだろうか。御公儀は容赦しないはずだが!?算哲とえんは同年同日になくなったとのナレーションで終わっている。
⑨2月21日“テルマエ・ロマエ THERMÆ ROMÆ”2012年・日本・監督:武内英樹、原作:ヤマザキマリ
出演:阿部寛、上戸彩、北村一輝、竹内力、宍戸開、笹野高史、市村正親
奇想天外な原作コメディなので大変面白い。顔の濃い人が主役。
⑩2月22日“オーシャンズ 11 Ocean's Eleven”2001年・米・監督:スティーヴン・ソダーバーグ
出演: ジョージ・クルーニー、ブラッド・ピット、マット・デイモン、アンディ・ガルシア、ジュリア・ロバーツ
久しぶりに面白い窃盗劇。計画段階から全てを明かすと面白くないし、説明がないと分からない、絶妙なところを上手く処理した。
⑪2月23日“ゼロの焦点 Zero Focus”2009年・日本・監督:犬童一心
出演:広末涼子、中谷美紀、木村多江、西島秀俊、杉本哲太、鹿賀丈史、本田博太郎、
戦後しばらくの雰囲気が出ていた。室田佐知子の車がヒルマン、タクシーがルノーだったのは良かったが、キャラメル一粒の厚みが現代的、立川基地にジェットエンジンの輸送機がとんでいた等、時代考証に甘さがあった。
⑫2月27日“乱 Ran”1985年・日・仏・監督:黒澤明
出演: 仲代達矢、寺尾聰、根津甚八、隆大介、原田美枝子、井川比佐志、ピーター、植木等
何度か見るのにチャレンジしたがようやく、まともに見れた。それでも僅かに意識を失った。バタ臭い時代劇は見るに堪えず、折角の大作が意味をなさない。しっかりした脚本が無いためか、クロサワの意気込みに反して、架空の人物が架空性から抜き出せていない。その主張“殺し合わねば生きてゆけぬ人間の愚かさは、神や仏も救う術はないのだ”もこの映画からは現代的意義が乏しく、真実味が無い。映像美だけに金をかけた映画だ。家族の内輪もめが“乱”なのか。それとも家族を監督の映画作りに対する心象風景ではないかとの意見もあるが。
⑬2月28日“テルマエ・ロマエⅡ THERMAE ROMAE II” 2014年・日本・監督:武内英樹、原作:ヤマザキマリ
出演: 阿部寛、上戸彩、市村正親、北村一輝、竹内力、宍戸開、笹野高史、キムラ緑子、勝矢曙
前回同様、ほぼナンセンス映画と言っても良い内容。興行収入も前作に比べ、少々低めとなるほど少々アキが来た。連作には、もう少し工夫が要った?!
ネットの無料映画(GYAO!)はもう見れなくなるので次の20本を見た。前月比9本増となった。
⑭2月2日“テロリスト・ゲーム Death Train、別題:Detonator”1993年・米・英・監督:デヴィッド・S・ジャクソン
出演: ピアース・ブロスナン、パトリック・スチュワート、アレクサンドラ・ポール、テッド・レヴィン、クリストファー・リー
ドイツで奪った核爆弾を鉄道で大ぴらにイラクに運び込んで上手く行くと考えられるものだろうか。鉄道には軌道があり、列車運行も錯綜し複雑なので困難と考えるのが普通だろう。秘密裏に運び出してから脅迫するなり、何なりするものだろう。それに国連機関が各国の主権を無視して、警察活動できるものか。原作がなってない!子供騙し!
⑮2月3日“トランスポーター 仏題:Le Transporteur, 英題:The Transporter”2002年・仏・米・監督:ルイ・レテリエ、コリー・ユン
出演:ジェイソン・ステイサム、スー・チー、フランソワ・ベルレアン、マット・シュルツ、リック・ヤン
ライの父親がどう人身売買に関わっていたのか分からない。そこがこの問題の核心ではないか。そうは言うものの、小型ミサイルまで使った、はでなアクションが見せ場なのだろう。タルコニ警部も簡単に怪しいはずのフランクをしんじるのだなぁ!チョット筋立てがおかしい映画なのに受けた?
⑯2月4日“ブラック・シー Black Sea”2014年・英・米・監督:ケヴィン・マクドナルド
出演:ジュード・ロウ、スクート・マクネイリー、ベン・メンデルソーン、デヴィッド・スレルフォール
見つけたU-ボート内の金塊をどう持ち出して、乗って来た潜水艦に移したのかが明確でなく映像として省略して誤魔化した。魚雷発射管で外に出すのは容易だろうが、中に持ち込むのに不都合はないのか?それにやたらと金塊を放棄して殺人まで犯してしまう人物が仲間にいるのは理解できない。黒海のことをよく知る人物の作とは思えるが。
⑰2月5日“実録 阿部定”1975年・日本・監督:田中登
出演:宮下順子、江角英明、坂本長利、花柳幻舟、五條博、千早蘭
やっぱり理解不能!Wikipediaによれば残忍性淫乱症(サディズム)と節片淫乱症(フェチズム)のなせる業。結局、懲役6年、恩赦減刑で出所の由。戦後は本名を名乗り、事件を背負いながら生きる。芸者や料亭で仕事をし、無頼派の作家・織田作之助、坂口安吾と接触し、作品に影響を与えた。しかし、65歳で失踪したという。
⑱2月7日“愛の嵐 Il Portiere di notte, 英題: The Night Porter”1974年・伊・監督:リリアーナ・カヴァーニ
出演:ダーク・ボガード、シャーロット・ランプリング、フィリップ・ルロワ、ガブリエル・フェルゼッティ
これもイミフ。そもそも何で、弄んだユダヤ人の敵、ナチ親衛隊将校だった男に寄り添うのか。何で仲間から孤立して籠城するのか。倒錯した“愛の嵐”なのか。そして何故殺害されるのか!?
⑲2月9日“帰ってきたヒトラー Er ist wieder da”2015年・独・監督:ダーヴィト・ヴネント
出演:オリヴァー・マスッチ、ファビアン・ブッシュ、カッチャ・リーマン、クリストフ・マリア・ヘルプスト、フランツィスカ・ウルフ
こんな映画が『我が闘争』も読めないドイツでよく公開できたなぁ。ヒトラーの台詞は現代に蘇った時に言いそうなものだった。だから映画の中でも世論は沸騰した。唯一犬を撃ち殺したことで出禁となっただけ。だから親ヒトラーかと思いきや、エンドロールで“ヒトラーはユダヤ人を追い出した。・・・いつかヒトラーををぶっ潰そう!”と歌って終わっていた!老けたヒトラーがよくできていたが、背の高さが気になった。
⑳2月10日“TAXi② TAXI 2”2000年・仏・監督:ジェラール・クラヴジック
出演:サミー・ナセリ、フレデリック・ディーファンタル、マリオン・コティヤール、エマ・シェーベルイ、ベルナール・ファルシー、ジャン=クリストフ・ブーヴェ、ツユ・シミズ、平田晴彦、コウ・スズキ、ジャック・シラク
仏のカーアクション・コメディー。全くナンセンス。サミットのため訪仏した日本の防衛庁長官がマルセイユ警察のマフィア対策を視察しに訪れたのを日本のヤクザが襲い、その混乱と仏側の対応が主題。イミフ!!!フランス製のミツビシ車が登場する。
㉑2月11日“ひと夏の体験 青い珊瑚礁”1981年・日本・監督:池田敏春
出演:寺島まゆみ、倉吉朝子、朝霞友香、志麻いづみ
舞台は竹富島だろう。確かに珊瑚礁と星の砂に空と、まぁキラメク海がきれい。セックス・シーン多かったがどれも明らかに偽態に見える。若い子の成長記録?映画としては大した話でもない。ツァン、ツァン!
㉒2月12日“新・仁義なき戦い”2000年・日本・監督:阪本順治、音楽:布袋寅泰
出演:豊川悦司、布袋寅泰、佐藤浩市、岸部一徳、小沢仁志、松重豊、哀川翔、余貴美子、佐川満男
産廃場の処分はどう絡んでいるのか分かり難かった。だが途中で何となく筋が読めてしまった。梅宮辰夫は「あまりにも話が暗くてつまらなかった。」と評したという。“仁義なき戦い”の本編を見ていないので、分からないが。
㉓2月13日“アメリカン・スナイパー American Sniper”2014年・米・監督:クリント・イーストウッド、原作:クリス・カイル
出演:ブラッドリー・クーパー、シエナ・ミラー、ルーク・グライムス、カイル・ガルナー、ジェイク・マクドーマン
キャッチコピーは、「米軍史上最多、160人を射殺した、ひとりの優しい父親」。賛否ある作品のようだが、私も“本作も戦争経験で壊れていく人間の姿を描いた作品である”と評したい。
㉔2月14日“トーマス・クラウン・アフェアー The Thomas Crown Affair”1999年・米・監督:ジョン・マクティアナン
出演:ピアース・ブロスナン、レネ・ルッソ、デニス・リアリー
チョット捻ってはいるが、まぁトリックを使った名画窃盗映画。娯楽映画にしては女優が残念。
㉕2月15日“TAXi③ TAXI 3”2003年・仏・監督:ジェラール・クラヴジック
出演:サミー・ナセリ、フレデリック・ディーファンタル、シルヴェスター・スタローン、バイ・リン、ベルナール・ファルシー、マリオン・コティヤール、エマ・シェーベルイ 他
ナンセンス・カーアクション・コメディー、第三作。コメントは“別に!?”ダケド見たくなった!今回は日本に関するエピソード無し。
㉖2月16日“濹東綺譚”1992年・日本・監督:新藤兼人、原作:永井荷風
出演:津川雅彦、墨田ユキ、宮崎美子、瀬尾智美、八神康子、杉村春子、乙羽信子、原田大二郎、角川博
女放蕩が、ついに墨東玉ノ井で入り浸った話。オープニングは木村荘八の挿絵であろうか。映画のセットはそれに忠実に作られていたように思う。女遊びの哀感であふれていた。ボカシなし、陰毛に加筆か?
㉗2月18日“Uボート:235潜水艦強奪作戦 Torpedo:U235”2020年・白・監督:スヴェン・ハイブリクス
出演:ケーン・デ・ボーウ 、 スーリー・リーフェンスタイン、エラ=ユン・ヘンハルド、ジョレン・セルズラックツ、スヴェン・デ・リッダー
実話なのか?チョット怪しい?だが、原爆の材料ウランをベルギー領コンゴからニューヨークに運ぶのに困難があったのか。大西洋全域は米軍がほぼ制空権を握っていて、Uボートに対する哨戒を飛行艇でしていたハズ!単発のドイツ軍機に襲われることは考えられないし、少なくともあれほどドイツ艦艇が現れることも無かったハズ!ベルギーの作り話?それに娘を助けるのに魚雷発射管から出てどうやってまた艦内に入ったのか?
㉘2月21日“集団左遷”1994年・日本・監督:梶間俊一、原作:江波戸哲夫
出演: 柴田恭兵、中村敦夫、津川雅彦、高島礼子、小坂一也、河原崎建
原作がいい加減なのか、脚本が駄目なのか。シナリオは三流だったので、ガッカリ。入り口は良かったが、半ばからダメ!C級映画!でも礼子さんのオッパイ露出あり!
㉙2月23日“いくつになってもやりたい男と女”2007年・日本・監督:いまおかしんじ(今岡信治)
出演:多賀勝一、並木橋靖子、福田善晴、高見国一、速水今日子、山田雅史
老いらくの性愛。今わの際の配偶者の“オ〇コ触ってェ”。人生いつまでも、そんなものなんだ。
㉚2月24日“日本の首領 野望編”1977年・日本・監督:中島貞夫
出演:佐分利信、松方弘樹、岸田今日子、金沢碧、高橋悦史、菅原文太、三船敏郎、嵐寛寿郎、野坂昭如
財界(ジャパンライン、三光汽船)を巻き込んでの仕手戦、さらにインドネシア開発に政界も加わっての勢力争いに発展。スカルノ、田中角栄・・・の登場を見た。音楽:黛敏郎にもかかわらず、ゴッド・ファーザーを想起するメロディだったのが残念。
㉛2月25日“日本の首領 完結編” 1978年・日本・監督:中島貞夫
出演:三船敏郎、菅原文太、大谷直子、高橋悦史、片岡千恵蔵。佐分利信
野望編の続編。三作全てに出演の菅原文太の変身が凄い。大谷直子も見事。ヘリコプターのがけ激突シーンがダサイ。
㉜2月26日“四畳半色の濡衣(ぬれぎぬ)”1983年・日本・監督:向井寛、原作:野坂昭如
出演:美保純、砂塚秀夫、村島修、根上淳、永井秀明、伊藤公子、楠田薫、水月円、ひし美ゆり子
悲恋物語。戦前の思想弾圧によって崩壊した家庭の娘が自ら身売りして、そこで恋に落ちた医者とも引き裂かれる話。戦前の話にD51のプレートをわざわざ出すな!
㉝2月28日“TAXi④ Taxi 4”2007年・仏・監督:ジェラール・クラヴジック
出演:サミー・ナセリ、フレデリック・ディファンタール、ベルナール・ファルシー、エマ・シェーベルイ=ヴィークルンド
相変わらずのナンセンス・ドタバタ。第4作。台詞ではトヨタとか叫んでいたが?コメントも相変わらず“別に!?”
BSシネマとネットの無料映画の間を埋めるのがレンタルビデオとTV録画映画だが、何故かレンタルビデオは前月比2本増となった。次がその8作品である。
㉞2月6日“源氏物語 千年の謎”2011年・日本・監督:鶴橋康夫、原作:原作は高山由紀子の小説『源氏物語 悲しみの皇子』(文庫版では『源氏物語 千年の謎』に改題)
出演:生田斗真、中谷美紀、真木よう子、多部未華子、芦名星、蓮佛美沙子、榎木孝明 、東儀秀樹、甲本雅裕、尾上松也、室井滋、佐久間良子、田中麗奈、窪塚洋介、東山紀之
一時、藤壺と六条御息所を混同して見てしまって混乱した。原作は上手く道長を使っていて面白いが、現実のシーンで妖術を紛れ込ませているのが意味不明で拙い。この映画は少し省略が過ぎる感もある。
㉟2月7日“わがままなヴァカンス 裸の女神 Une fille facile / An Easy Girl”2020年・仏・監督・脚本:レベッカ・ズロトブスキ
出演:ミナ・ファリド、ザヒア・ドゥハール、ブノワ・マジメル、ヌーノ・ロペス、クロチルド・クロー
カンヌで暮らす少女のバカンス話。主人公の女優、フランス人じぁない?そういう発言、人種偏見?監督がオーディションで発掘した由。穏やかな大人へのちょっと危険な話。従妹役の女優も曰く付きらしい!
㊱2月8日“引っ越し大名!”2019年・日本・監督:犬童一心
出演:星野源、高橋一生、高畑充希、小澤征悦、濱田岳、西村まさ彦、松重豊、及川光博、山内圭哉
日田へ引っ越しの途中、隠密に襲われるが実際にはあり得ない話。大名の列を襲えば、その領地の大名は騒乱の責を負わねばならないので。百姓に身を落として15年耐えるのは並大抵ではあるまい。
㊲2月9日“リンカーン弁護士 The Lincoln Lawyer”2011年・米・監督:ブラッド・ファーマン
出演:マシュー・マコノヒー、マリサ・トメイ、ライアン・フィリップ、ウィリアム・H・メイシー、ジョシュ・ルーカス、ジョン・レグイザモ
弁護依頼者が実は真犯人なのでややこしいが、主人公は上手く裁く話。長い話が分かり易くテンポよく進む。
㊳2月11日“続・悪名 Tough Guy PartⅡ”1961年・日本・監督:田中徳三
出演:勝新太郎、田宮二郎、中村玉緒、水谷良重、藤原礼子、浪花千栄子、中村鴈治郎、上田吉二郎、羅門光三郎、
本編を見ずに続編を見たせいなのか、因島のつながりが良く分からなかった。ヤクザもちょっと緩い印象で、戦前はおっとりしていたのか。出征したら縄張りに手が出せないのだろうか?
㊴2月19日“顔のないスパイ The Double”2011年・米・監督:マイケル・ブラント
出演:リチャード・ギア、トファー・グレイス、マーティン・シーン、 テイマー・ハッサン、 スティーヴン・モイヤー、クリス・マークエット、オデット・アナブル
冷戦構造を引きずっている時代遅れ?二重スパイなのでややこしい。カシアス誰か分かってから、分かり易くなったのだが、・・・面白かった。
㊵2月22日“やくざ戦争 日本の首領” 1977年・日本・監督:中島貞夫
出演: 鶴田浩二、千葉真一、菅原文太、佐分利信、西村晃、高橋悦史、内田朝雄、神田隆、折原真紀
ヤクザ映画総集編?例によって山口組をモデル?チョッと違う?山口組を頼りにした関西財閥はどこ?佐分利信が称えられない理由が分かった。
㊶2月23日“ブロンクス物語/愛につつまれた街 A Bronx Tale”1993年・米・監督:ロバート・デ・ニーロ
出演:リロ・ブランカート・ジュニア、ロバート・デ・ニーロ、チャズ・パルミンテリ、フランシス・キャプラ、キャスリン・ナルドゥッチ、タラル・ヒックス
確かに“愛につつまれた街”だった。幸運にも良い大人に囲まれた子供だった。原作の戯曲はソニー役のパルミンテリ自身の子供時代を描た一人芝居の脚本だったのをデ・ニーロとともに映画化した由。デ・ニーロも良い映画を撮った。
TVビデオ録画は前月比15本減の1作品となった。それは当然、GYAO!の3月末サービス終了の影響で、無料ネット映画の見過ぎの結果だ。4月以降、どうしようか。
㊷2月27日“スリープレス・ナイト Sleepless”2017年・米・監督:バラン・ボー・オダー
出演:ジェイミー・フォックス、ミシェル・モナハン、ダーモット・マローニー、デヴィッド・ハーバー、ティップ・“T.I.”・ハリス、ガブリエル・ユニオン、スクート・マクネイリー
関西TVシネマパラダイス・23/1/29放映分、CM含めて112分、原版上映時間95分。ヒリヒリする展開。誰が悪徳警官なのか、内務調査官の裏切り、上には上があるマフィア。久しぶりで米国映画を見た。
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