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リクローおじさんのチーズ・ケーキ



梅田の阪神地下街から来てJR大阪駅の中央コンコースに上がる階段手前右側、専門大店の地下街の入口付近にいつも、行列ができていて 少し気になっていました。それは“リクローおじさんのチーズ・ケーキ”(梅田クロスト本店)でした。私は 行列には並ぶ気がないので 足早に素通りするのが常でした。
それが、そこから西側に行って階段を降りたところに “リクローおじさんの店”のもう一つの販売ブースが できたのに気付いたのです。ここは あまり人に知られていないのか 列はできていません。

そこで、その行列のない所で買うことにしました。いざ 具体的にどれを買うべきかと商品を見定めようとしていると “ここは焼き立てではありませんヨ。2時間前に焼いたものです。焼き立てならば向うの店で売っていますので、そこへ行ってください。” とガードマンのような人が うるさく言い立てるのです。店の女性店員も 同調しています。気持ちよく買おうとしているところへ、冷水のような気分。“じぁ、こっちのケーキは マズイの?!・・・” と やや逆上。“いや、そういうことでは ないのですが・・・”
さていよいよケーキを受け取ると “お持ち帰り後、冷蔵庫にて保管してください。” と女性店員。所詮、冷蔵庫に保管するのならば 必ずしも焼き立てでなくても問題ないのではないか?・・・・

どうやら ここのチーズ・ケーキは “焼き立て”を 売りにしているため、このように言い立てるものと思われます。しかし、チーズ・ケーキが 焼き立てでなければ マズくなるようならば、ロバストな品質の商品ではない、と思うのです。また2時間前に焼いたものは 一概に“焼き立てではない”、とも言い切れない のではないでしょうか。

この“リクローおじさんのチーズ・ケーキ”は 既に 10年以上前から “ナンバ” で見知っていましたが、そこも いつも行列ができていたのです。行列は苦痛なので 今日までずーっと 素通りでした。どうやら、この“リクローおじさんのチーズ・ケーキ”の評判は 大阪の南部地域では かなり以前から行きわたっていたようです。

さて いざ食べてみると 実にあっさりしています。全体にスフレとまではいかないまでも心地よいフワフワの感覚。しかし、逆に チーズのコクは極限にまで抑制されています。この辺りの頃合は 人によって好みがあるかも知れません。
ケーキの底の 縁には レーズンが並べられており、これが 少々 チーズ・ケーキの食感に飽きたところで アクセントのような 絶妙の働きをします。このレーズン どうやら この店が相当気合を入れているもののようです。
価格は ワンコイン+αで、これは 抜群のコストパフォーマンスです。間違いなく小遣い僅少時の好適土産品です。
下の写真にあるように 表面には 可愛い“リクローおじさん”の焼印が当てられていますが、時々デザインは変わるようです。

“リクローおじさん” も梅田に進出することで、いよいよ神戸はおろか、播州方面へも好評を馳せることになるのでしょうか。今後 ケーキの日本最高激戦地の神戸人には どのように評価されるのか 楽しみです。

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