The Rest Room of ISO Management
ISO休戦
びわ湖環境ビジネス・メッセでのアイ・ミーブ試乗
先々週の、恒例の びわ湖環境ビジネス・メッセでの話題を続けたい。
第1日目の10月21日は展示視察に出かけたが、JRのおかげで 内心決めていた予定より田村駅への到着が遅れた。会場の外、びわ湖側に エコカーが展示されていた。写真の一番左側が トヨタの燃料電池車で 他は三菱の電気自動車アイ・ミーブである。
会場の入口で、その三菱のアイ・ミーブ試乗の受付をしていた。この試乗も実は来場目的の一つであったので、列に並んだ。手続きをし始めて、免許証の提示を求められ驚いた。実車運転するとのこと。今まで 試乗といえば主催者側の運転手が居て、来場者数人で乗り込むのが普通だった。まるで、購入前提の顧客サービスのようだ。
その時は まだ11時だったが、並んだ順番で 試乗は午後の2時半に決まり、整理券を渡された。
それまで どうするか。せっかく湖北に来たのだから長浜で昼食もしたい。とりあえず、入場手続きをし、会場を一周し面白そうなブースがないか、会場の雰囲気を見て回った。驚くような内容の展示はないようだった。一通り 回って、長浜行きのシャトル・バスに乗込んで昼食に向かった。
いよいよ2時会場に戻り、試乗の時刻になった。整理券を提出し、乗るべき車の写真を撮ったりした。前方のボンネットを開けて展示されていたが そこにはウィンドウォッシャーのタンクが目立つ程度で 何もない。後部のハッチ・ドアを開いても それが駆動装置とは思えないほどコンパクトであった。
主催者側の同乗ガイドの指示に従って、運転席に着座し、始動のスイッチを入れる。オートマチックのガソリン車と全く同じ要領だ。前方に居たガードマンが 誘導を開始し、それに従い会場の展示ゾーンを離れる。道路に出る時 結構急角度で旋回しなければならなかったが、スムーズに行えず、振り回されるような感じになってしまい、少々焦った。
すぐ会場から公道へ出る交差点での信号待ち。そこを右折して、会場の北側を右回りの周回開始。当然だがエンジン音は全くなく静謐であり、それにもかかわらず、思ったより、速度の立ち上がりは快調である。後日見たテレビでは それが電気自動車の特徴だと言っていた。
それまでガイドの指示に一方的に従うだけだったが、ようやく少し余裕が出てきて会話ができた。どうやらカーブで振り回されたのは、この車がリア・ドライブであり、リア・ドライブではその傾向があるようだった。自分の運転スキルの問題ではなさそうで、少しホッとした。アイ・ミーブをリア・ドライブにした理由は、前輪と後輪の荷重負荷を均等にしようとして、駆動装置を後部に設置することになったということだった。
1回の充電で160km走行できるという。(どうやらこれはカタログ値で実際は100km程度らしい。走行の省エネ工夫が必要のようだ。)電池はGSユアサ製で、充電はステーションを拡充中だが、ローソンとの提携で推進中。電池寿命は一応10年と考えているとのこと。で、この車の価格は450万円。減税と補助金頼りとのこと。しかも、当面は企業の営業車としての販売を目指していて、一般の消費者には今のところ考えていない由。
私は 自分の車以外を乗り回した経験がほとんどないが、試乗の結果、結構普通の感覚で乗り回すことは可能だと思った。電池の性能が改善されて、1回充電での走行距離が もっと伸びれば電気自動車への転換は早いと実感することができた。しかも構造簡単で、部品点数も少なくて済む。車体設計・製造の経験さえあれば、容易に参入可能な印象だ。
その後 NHK特集で見たが、トヨタが 焦る理由はここにあり、世界、特に中国には それこそ雨後の竹の子のように電気自動車メーカーが誕生しているという。米国にも グーグル等が出資するスモール・ビジネスがいくつかあるとのこと。
だが、それで 何故 電気自動車が高価なのか。要は電池の問題だということだ。
電池の技術革新により、自動車が 電気に変われば 裾野の広い部品メーカーの淘汰も進むだろうし、産業構造の大転換が惹起するかもしれない。社会に大変なインパクトを与えることになるだろうと思われる。しかし、その蓄電池の技術革新の必要性は、数十年前から言われているが 決定的進歩は見られていない。
その後、さらに夕方まで、展示を見て回ってその日は帰途に就いた。
第1日目の10月21日は展示視察に出かけたが、JRのおかげで 内心決めていた予定より田村駅への到着が遅れた。会場の外、びわ湖側に エコカーが展示されていた。写真の一番左側が トヨタの燃料電池車で 他は三菱の電気自動車アイ・ミーブである。
会場の入口で、その三菱のアイ・ミーブ試乗の受付をしていた。この試乗も実は来場目的の一つであったので、列に並んだ。手続きをし始めて、免許証の提示を求められ驚いた。実車運転するとのこと。今まで 試乗といえば主催者側の運転手が居て、来場者数人で乗り込むのが普通だった。まるで、購入前提の顧客サービスのようだ。
その時は まだ11時だったが、並んだ順番で 試乗は午後の2時半に決まり、整理券を渡された。
それまで どうするか。せっかく湖北に来たのだから長浜で昼食もしたい。とりあえず、入場手続きをし、会場を一周し面白そうなブースがないか、会場の雰囲気を見て回った。驚くような内容の展示はないようだった。一通り 回って、長浜行きのシャトル・バスに乗込んで昼食に向かった。
いよいよ2時会場に戻り、試乗の時刻になった。整理券を提出し、乗るべき車の写真を撮ったりした。前方のボンネットを開けて展示されていたが そこにはウィンドウォッシャーのタンクが目立つ程度で 何もない。後部のハッチ・ドアを開いても それが駆動装置とは思えないほどコンパクトであった。
主催者側の同乗ガイドの指示に従って、運転席に着座し、始動のスイッチを入れる。オートマチックのガソリン車と全く同じ要領だ。前方に居たガードマンが 誘導を開始し、それに従い会場の展示ゾーンを離れる。道路に出る時 結構急角度で旋回しなければならなかったが、スムーズに行えず、振り回されるような感じになってしまい、少々焦った。
すぐ会場から公道へ出る交差点での信号待ち。そこを右折して、会場の北側を右回りの周回開始。当然だがエンジン音は全くなく静謐であり、それにもかかわらず、思ったより、速度の立ち上がりは快調である。後日見たテレビでは それが電気自動車の特徴だと言っていた。
それまでガイドの指示に一方的に従うだけだったが、ようやく少し余裕が出てきて会話ができた。どうやらカーブで振り回されたのは、この車がリア・ドライブであり、リア・ドライブではその傾向があるようだった。自分の運転スキルの問題ではなさそうで、少しホッとした。アイ・ミーブをリア・ドライブにした理由は、前輪と後輪の荷重負荷を均等にしようとして、駆動装置を後部に設置することになったということだった。
1回の充電で160km走行できるという。(どうやらこれはカタログ値で実際は100km程度らしい。走行の省エネ工夫が必要のようだ。)電池はGSユアサ製で、充電はステーションを拡充中だが、ローソンとの提携で推進中。電池寿命は一応10年と考えているとのこと。で、この車の価格は450万円。減税と補助金頼りとのこと。しかも、当面は企業の営業車としての販売を目指していて、一般の消費者には今のところ考えていない由。
私は 自分の車以外を乗り回した経験がほとんどないが、試乗の結果、結構普通の感覚で乗り回すことは可能だと思った。電池の性能が改善されて、1回充電での走行距離が もっと伸びれば電気自動車への転換は早いと実感することができた。しかも構造簡単で、部品点数も少なくて済む。車体設計・製造の経験さえあれば、容易に参入可能な印象だ。
その後 NHK特集で見たが、トヨタが 焦る理由はここにあり、世界、特に中国には それこそ雨後の竹の子のように電気自動車メーカーが誕生しているという。米国にも グーグル等が出資するスモール・ビジネスがいくつかあるとのこと。
だが、それで 何故 電気自動車が高価なのか。要は電池の問題だということだ。
電池の技術革新により、自動車が 電気に変われば 裾野の広い部品メーカーの淘汰も進むだろうし、産業構造の大転換が惹起するかもしれない。社会に大変なインパクトを与えることになるだろうと思われる。しかし、その蓄電池の技術革新の必要性は、数十年前から言われているが 決定的進歩は見られていない。
その後、さらに夕方まで、展示を見て回ってその日は帰途に就いた。
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