エッ?スイマセン！

“エッ？こんな数字？！スイマセン！数字がこうなっていますが、何かの間違いか・・・・よ、よく分かりません・・・”
営業担当役員が　課長以上の出席する月次活動報告会で今月の販売実績と次月の販売予定を書いた資料を“説明”していた時の　ことでした。
この役員、ここまでただ単に書かれている数字を読み上げているだけでした。なぜ、そうなったのかの説明が一切できず、部下の作った資料を　初見で社内重要会議に報告していたのです。

この役員、日頃は　ゴルフが大好きで、いつも素振りの格好バカリしていました。人当たりは　良いのですが、部下の仕事の掌握は　全くできていませんでした。にもかかわらず、会議前にチェックもせず　それぞれの数字の背景すら何も知ることなく、この場に臨んだのです。
急な仕事で多忙なため　事前にチェックできなかったという訳ではなかったのです。これは、“いつものこと”　でした。

ですから、会議の司会の総務課長が　出席者に　“何か　ご質問は”　と型どおりの台詞だったのですが　皆　押し黙ったままでした。
社長以下の他の経営陣からも　一言もありませんでした。

売上と販売の見込みは　会社の死命を制する重要なテーマです。それが、こんな調子でやりとりされているなんて、普通では考えられませんヨネ。ウソのようなホントの話。一体、社長や他の経営陣は何を考えているのでしょうネ。