健康塾通信

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 食養生の知恵

2007年01月21日 15時42分15秒 | Weblog
大寒を迎え一段と冷え込みが厳しくなってまいりました。
ところでお正月のおもちはすべて食べ終わりましたでしょうか?我が家はまだ真空のお供えが残っていますが・・最近はお正月に限らず真空パックのおもちは年中
手に入りますね。
さて、日本での食養生の基本として前にもお話しました一物全体食(頭から尻尾まで小魚丸ごと、穀物は精白しないものを食べる)という考えが有りますが、穀物ということは主食ですね。そこで、きょうは主食についてお話したいと思います。
まず日本人というとお米ですが・・ふだんのお米へのこだわりもお持ちかと思います。
ブランドを語るほど私自身、食べ比べをしていませんのでその分野はお許し願う
わけですが、まず体験から玄米のお話をしようと思います。
私は今日までの主食を振り返ったとき、まず20代で玄米に出会い、食べ初めてすぐに実感できたのがお通じが良くなったことでした。
爪のつやの良いことに気がついたのは3ヶ月が過ぎたころ、腸がきれいになることで吹き出物なども解消され、肌や身体に変化が現れました。
その後、結婚して最初の出産のとき、あの愛育病院で「母乳が濃いですね。」といわれ・・これも玄米のお陰かと、主人が毎日運んでくれる黒ゴマをかけた玄米ご飯がママたちの人気になったこともありました。
勿論ベイビーも元気一杯で、当時母子相互作用研究グループのモデルとして長男は出産2日目から小学校に上がるころまでだったか・・いろんな取り組みに協力させていただきました。その後、子供には玄米が少し強いということで胚芽米に切り替えたり、成長にともなって白米に時々五穀・十穀などの雑穀や古代米を加えていただきました。
現在は、二人の息子も成人しましたが次男はアメフトというスポーツを通して、最近は身体作りのため特に主食にこだわりを持つようになり、彼の希望により我が家に玄米が復活しました。やはり快腸ですね!今後も玄米時々十穀米で行こうと思います。
以前渋谷に「玄米召しませ運動本部」というのがありまして、そこでは玄米をはじめとして自然食品をおいていましたが・・そこの先代の社長さんがよくおはなしをしてくださったことがあります。
『お花の道は華道、書の道は書道と今も道として続いているがその昔、食べ物の道のことをおしものの道といわれていた。ピーナツを食べるとき茶色の薄皮をとって食べるから、あまいあまい・・で鼻血の原因になる・・などなど』これはまさに
一物全体食の原理ですね。

五穀米は日本古代では、「いつつのたなつもの」または「いつくさのたなつもの」ともいわれました。その内容は現代では、米・麦・粟・豆・黍(きび)また稗(ひえ)などこれら五種をブレンドした米を五穀米(ごこくまい)と呼んでいます。
ちなみに古事記には稲・麦・粟・大豆・小豆 日本書紀には 稲・麦・粟・稗・豆
の5種類といわれています。

十穀米は米、米(玄米)、黒米、赤米、小麦、大麦、大麦(押し麦)、大麦(米粒麦)、はとむぎ、粟、稗、黍、大豆、黒豆、小豆、緑豆、トウモロコシ、ソバ、黒ごま、白ごま、クコ、アマランサスなどを言いい、黒米赤米は古代米といわれています。
では次回は古代米の神秘にせまりましょう。