健康塾通信

皆様がより健康であるための情報やご家庭でお手軽にできる健康法をお伝えいたします。

こわ~い体のサビ

2008年05月02日 14時17分52秒 | Weblog
ゴールデンウイーク真っ只中、前半はお天気にも恵まれたようですが皆様もどこかお出かけでしょうか?
 
私は込み合う連休は遠出を避けて近くの温泉や美術館などをまわったりあとはスポーツ観戦というところです。

ところで今年初めてチューリップの球根を植えましたが、5月の声を聞くと同時に10日間くらい彩を添えてくれた見事な花も終わりました。

暖かくなり始め、地中から顔をのぞかせてからはぐんぐん緑の茎を伸ばして葉っぱの合間に膨らんでくるつぼみを見ながら、毎朝の水やりを楽しませてもらいました。

しかし、風の強い日や雨の日は、重たいテラコッタの鉢を非難させたりと無事に花を咲かしてくれるまでの空模様が気になったものです。

ちょうど4月20日くらいに黄色い花が開きついで赤と、次々に立派な花を咲かせてくれました。

これから球根に栄養を与えて葉っぱが枯れるまで太陽のエネルギーをもらってその後は休息してもらうことになります。
また来年の楽しみがふえました。

さて植物も動物も太陽の恵みによって育まれますが、光合成は無くてはならないものです。

さらに人間は生きていくのに酸素は不可欠ですがそのメカニズムを見直したいと思います。

①食べ物を食べる→消化吸収される→血液により全身の細胞に運ばれる
②呼吸により肺から酸素を取り入れる→酸素は赤血球内のヘモグロビンにより全身の細胞に運ばれる

①で運ばれた糖質が②で運ばれた酸素との反応によって細胞内のミトコンドリアでは
ATP(アデノシン三リン酸)、ADP(アデノシンニリン酸)という熱エネルギーが作られます。

酸素がないと体内でエネルギーが作れませんから大切な生命活動のもとなのです。

でもこのとき、ミトコンドリアの中では栄養素の酸化反応の副反応として活性酸素がつくられます。
そしてこの活性酸素が細胞に損傷を与えることによって老化や病気の原因になってしまいます。

しかし、私たちの身体は細胞を傷つける活性酸素をだまって見過ごしてはいません。
体の各組織にはカタラーゼやスーパーオキシドディスムターゼ、グルタチオン、ペルオキシダーゼなど、活性酸素を無害化する抗酸化酵素が働いて健康を守ってくれています。

体の酸化状態は活性酸素の産生と消去のバランスで一定になっているのですが、このバランスが崩れる事を酸化ストレスといいます。

鉄がさびることも酸化するからですが、活性酸素は私たちの身体をさび付かせる元凶として恐るべきものなのです。

では次回、このサビ発生の要因とそれが引き起こすさまざまな症状などをご紹介いたします。
どうぞ引き続き素敵な休日をお過ごし下さい。・・陽射しにはお気をつけて・・