健康塾通信

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頭痛と食べ物

2008年11月09日 22時44分57秒 | Weblog
これまでお伝えしました頭痛は「一次性頭痛」という分類で、脳や体に病気がなくても繰り返し起こるので慢性頭痛または、習慣性頭痛ともいわれるものでした。
その対処法である前回のツボ療法は是非、お試しいただきたいものですが頭痛には食べ物の関係もあるということをご存知でしょうか?

特に「偏頭痛」に関しては食べ物や飲み物の関与が多いといわれます。

     
*「偏頭痛」の引き金になる飲食物

アルコール類(特に赤ワイン) 
チョコレート  
チーズ
ハム、ソーセージなど
コーヒーの飲みすぎなど

◎上記の食品は個人差も有り、全く食べてはいけないというものではありませんからご自身で 頭痛が起きた時の食べ物などをチェックしてみてください。

*頭痛に効果のある栄養素

①ビタミンB2・・・脳のエネルギー代謝を正常にします。

●ビタミンB2の豊富な食材
レバー
うなぎ
牛乳
ヨーグルト
納豆など


●ビタミンB2の働き・効果

体内で動脈硬化や老化の原因となる「過酸化脂質」の生成を抑える効果があります。
細胞の再生やエネルギー代謝を促進します。
髪、毛、爪、肌を作り出し全身の成長・維持を助けます。
粘膜を保護するので、目、舌、唇などの健康についても効果があります。


●ビタミンB2不足の症状

舌や目などの粘膜部分に症状が現れやすくなります。(口内炎や舌炎)
目の充血や脂漏性皮膚炎の原因となります。最悪、白内障など重度の症状をきたす場合もあります。
日ごろから脂質を多く摂取する方はビタミンB2を脂質の分解の際使用しますので、
ビタミンB2欠乏になりやすい傾向があります。



②マグネシウム・・・血管の緊張を和らげ炎症を抑えます。

●マグネシウムの豊富な食材
玄米
大豆
ひじき
黒豆
わかめ
セロリ
アーモンド
落花生
納豆、豆腐、味噌などの大豆製品など


●マグネシウムの働き・効果

血管の収縮を抑えます。
血小板が凝集するのを防ぐ効果があります。
筋肉の収縮にも関わるので、片頭痛だけでなく、緊張型頭痛にも効果があります。


●マグネシウム不足の症状
めまい
ストレスがたまりやすい
疲れやすい
足がつる
血管が痙攣しやすくなる。
痛みに敏感になるので、頭痛の原因になるとも言われています。


マグネシウムは身体に必要なミネラルの一つで、厚生労働省では健康な生活を送るために
マグネシウムを1日に300mg程度摂取するよう呼びかけています。
また片頭痛患者の3~5割の人はマグネシウムが不足していると言われています。

頭痛は生活に支障をきたすやっかいなものですから、食生活が原因になっていないかご参考までにもう一度見直してみましょう。