健康塾通信

皆様がより健康であるための情報やご家庭でお手軽にできる健康法をお伝えいたします。

講座報告

2008年11月16日 23時59分06秒 | Weblog
昨日、アートフォーラムあざみ野で行われた「らくらくリンパドレナージュ」の講座には28名が参加してくださいました。

1周年記念のイベントで初めて一般対象の「リンパドレナージ」の講演をさせていただき今年で3年目になります。
今回も1ヶ月前より講座の募集が始まり、初日の30分で定員に達したということでした。

終了後、主催者側がアンケートを受講者の皆様にご協力をいただき、私もチェックさせていただきました。

アンケートの項目の中から、「この講座に参加されたきっかけは?」という問いに
6項目から複数回答をいただきまして多かったものは

・リンパドレナージに興味がある・・17名
・冷えに悩んでいる・・・15名
・むくみに悩んでいる・・12名
・免疫力を向上させたい・・7名

このようにリンパドレナージに興味があるという皆様が多いことに注目です。
これは3年前とほとんど変わらぬ人気かと思います。

私たちが行っている医療リンパドレナージは「リンパ浮腫の複合物理療法」のうちの一つとして徒手によるマッサージのことで、先天性、もしくはガンの術後に発症する2次性リンパ浮腫のかたを対象に行っています。

しかし、もちろん健康や美容の為に学んでご自分でケアーしていただくこともできます。
リンパの循環やリンパ液が運ぶもの、リンパ節の役割などを学習してから実践として簡単な手技を練習します。

ではここでリンパドレナージの歴史をふりかえってみたいと思います。

リンパドレナージ(リンパ排液法)は1892年オーストリアの脈管学者アレキサンダー・フォン・ヴィンヴァルターが象皮病リンパ浮腫の治療法として、平面をとらえるマッサージ手技、皮膚の清潔保持、包帯着用および高位置での保持といった手法を描写しました。
これが複合物理疏泄療法である医療のリンパドレナージです。

1930年代に生物学者Dr・エミール・フォッダーが編み出したマッサージが後のリンパドレナージで、コスメチック療法として顔と身体の若返りの為に応用され、医師・歯科医師・運動・理学療法士に広めたということです。

現在は、やはりエステの分野でおこなわれている『リンパドレナージ』が一般の皆様にはなじみが深いと思われます。

そして、アンケートの「内容は役に立ちましたか?」の項目には28名中、
大変役に立った・・・17名
役に立った・・・・・11名
の回答をいただきました。

受講していただきました皆様、スタッフの皆様ありがとうございました。
また多くの皆様からの続編や、今回受講できなかった皆様の為にも近いうちに
企画ができましたらまたお役に立ちたいと思います。

ではリンパの流れを潤滑にして冷えやむくみを取り除き、更には免疫力をあげて
お元気にお過ごし下さい。