健康塾通信

皆様がより健康であるための情報やご家庭でお手軽にできる健康法をお伝えいたします。

腰痛を起こす前に

2008年12月17日 19時33分32秒 | Weblog
年の瀬を迎え、普段よりせわしく感じるこのごろですが、つい無理をしてオーバーワークになってはいませんか?

冬の寒さも手伝って疲労プラス冷えが思わぬ腰痛などを招く元になりかねません。

そもそも人間は四つ足から進化して二本足歩行になったことで腰痛が宿命になったといわれています。
四足歩行では体重は四本の脚に分割されて背骨が梁となって頭を支えたり、脚の間に垂れ下がるような内臓を支えていたわけですが、二本足で立つことで、背骨は柱の役割になり抗重力筋となる背中や腰の筋肉や内臓も折り重なることで負担がかかりやすくなったというわけです。

なんと立った時に、上半身の体重の8割は椎間板にかかり、腰椎を伸ばすことで椎間関節にかかる割合が更に増加します。


*腰痛を起こす原因

筋肉由来・・・悪い姿勢や動作などによる筋肉への負担からくる筋肉疲労。

内臓由来・・・胃、腎臓、脾臓の炎症性の疾患、尿路結石、腹部大動脈瘤、子宮内膜症、腹部や腰部の腫瘍など。


血管由来・・・血行不順からくる腰痛。きつい下着や、肥満による血管の圧迫などによるもの。

神経性由来・・・ストレス、心身症、ヒステリー、うつ病など。

脊柱由来・・・骨や椎間板の変形などの異常。変形性脊椎症、腰椎分離症状、椎間板ヘルニアなど。


*こんな方は腰痛を起こしやすいので普段の生活を見直しましょう!

①長時間(一日2~3時間)車などを運転する人
②一日のうち座っている時間が長い人
③同じ姿勢での作業時間が長い人
④脚を組んで椅子に座る人
⑤床で横すわりをする人
⑥いつも同じ方に荷物を持つ人
⑦脚に合わない靴を無理してはいている人
⑧運動不足の人
⑨ハードな運動をしている人


まずは疲れを溜めないよう、入浴などで十分身体をあたため血流促進、そして運動や腰の負担をかけないような作業の工夫も大切です。
次回も腰痛シリーズをお伝えいたします。