日ごとに秋も深まり、朝晩の冷え込みも出てまいりました。
街路樹も、落ち葉が増え紅葉になる前に丸裸になってしまうような
桜の木々も目立っています。
さて、今回は高齢になることで筋力や精神面が衰える状態をさす「フレイル」
ということばについて、お伝えしたいと思います。
平成26年に日本老年医学会は
高齢者が要介護とならないよう予防に努めることが必要だと提言しています。
その内容は
筋力低下による転倒の危険性の増大などの身体的問題
認知機能障害やうつ病などの精神・心理的問題
独居や経済的困難などの社会的問題
健康寿命の大切さがさけばれている現在、
こうしたさまざまな問題を一つの概念として認識することは
医療や介護にかかわる専門職だけでなく
国民全体の意識を要介護防止に向けさせようとする取り組みなのです。
では、次回はフレイルの評価法についてお伝えいたします。