今日は秋分の日、昼と夜の長さが同じくらいになると言われています。
9月も終わりに近づき「秋の日はつるべ落とし」の言葉のように日暮れが早く感じるこの頃ですね。
前回、高齢の母の結石のことをお話ししましたが、結論的には治療はしないと決めました。
ちなみに治療方法は、TUL(経尿道的尿管砕石術)と
PNL(経皮的腎砕石術)があるということでした。
何れも全身麻酔で行われますが、石が大きいのでTULの方法も
一度で砕石できない可能性もありリスクも大きくなるようです。
特に肉食を好まない母でしたが、「どうしてこのような大きな結石が出来るのか」
と尋ねると食事の影響というより加齢による代謝の低下だと言われました。
高齢者はたとえ砕石してもまた出来てしまうことも。。。。これは、止めることのできない
加齢による細胞の老化が一因ということかと心に留めました。
私たち人類はその祖先が約400万年前に存在した猿人にさかのぼるといわれます。
その歴史の中で平均寿命が50歳を超えたのはここ数十年のことです。
高齢者とは一般に65歳以上の人をさし、65歳から74歳までを前期高齢者
75歳以上を後期高齢者とわけて呼ぶ場合もあります。
65歳という壁が見えてきた年齢として、これから遺伝子レベルで避けられない老化を
受け入れながら、如何に生きるべきかを考えていきたいと思う日々です。
そして、親たちの老化していく身体を通して、また介助して寄り添いながら
学ぶものは大きく、この体験を自分の身に置き換えて
よりよく生きる大切さを感じることの有り難さも身に染みるこの頃です。
さて、次回より高齢者と身体について様々取り上げてまいります。
では、気温差に気をつけながら過ごしていきましょう!