今年も残りわずかとなりました。
今日はクリスマスイブ、日照も少なく寒い日となりました。
皆様はこの一年を健やかに過ごされましたでしょうか。。。
寒い日々が外出を鈍らせたり室内で過ごすことも多くなりがちです。
厚労省の国民向けのガイドライン「アクティブガイドライン」の中で、
+10(プラステン)といって1日10分からでも体を動かすことを勧めています。
そうすることで「死亡のリスクを2.8%」「生活習慣病発症を3.6%」「ガン発症を3.2%」
「ロコモティブシンドローム・認知症の発症を8.8%」低下させることが可能であると言われています。
ロコモティブシンドロームとは骨や関節の病気、筋力の低下、バランス能力の低下によって転倒・骨折しやすくなることで、
自立した生活ができなくなり介護が必要となる危険性が高い状態のことです。
また、日本肥満学会・日本糖尿病学会・日本高血圧学会・日本動脈硬化学会は、各治療ガイドラインにおいて運動療法を推奨しています。
それぞれの学会で表現は異なるものの、おおむね1日30~60分の中強度を週3日以上実施することが各疾患の治療・改善に望ましいとしています。
道具を使わずお手軽な運動というとウォーキングですが、短時間でも行える中強度の有酸素運動の代表です。
10分多く歩くだけで毎日1000~1200歩、消費エネルギーとしては約20~40kcalを消費できます。
また、日常生活の記憶の脳領域である「海馬」は短時間の中強度運動で活性化し、
記憶機能が向上することも明らかにされています。
さあ、1年を振り返って運動不足を感じましたら、まずはプラス10を来年の目標にしてみてはいかがでしょうか。
今年も1年、健康塾通信をお読みくださりありがとうございました。
来年も何卒よろしくお願い申し上げます。
少し早いですが、皆様どうぞ良いお年をお迎えくださいませ。
健康塾主催 古賀公子