6月に入り、今日はどんよりとした一日でした。
前回、ロコモティブシンドロームを簡単に紹介しましたが、今回はその詳細を補足します。
ロコモティブ:Locomotive 「運動」の意味、また「運動器:Locomotive organs」
は広く「人の健康の根幹である」という考えを背景に、
「年齢」に否定的なイメージを持ち込まないことが必要と考えて選んだ言葉で、
厚生労働省が発表した新国民健康病ということです。https://matome.naver.jp/odai/2136512640416576601
骨や筋肉は20~30歳代でその量のピークを迎えるといわれ、
その後も適度な運動や適切な栄養を摂ったりすることで
より良い状態が維持されます。
そして、一般的には50歳以降ケガや病気・加齢による衰えがきっかけとなり
ロコモティブシンドロームが始まりやすくなりますが、
若い頃に適切な体作りをしておかないと、もっと早い30~40歳代でも体の衰えを感じやすくなり
ロコモティブシンドロームは発生しやすくなります。
さらに、最近は「子供ロコモ」などと、ロコモ予備軍の低年齢化も警鐘を鳴らしています。
身近にこんなお子さんはいらっしゃいませんか?
和式トイレが使えない。近頃は和式は減ってきましたが、
しゃがむ動作と捉えてよいと思います。雑巾がけが出来ないのも同様だと思います。
転んだとき手でささえられず顔を打ったり歯を折ってしまう。逆立ちが出来ない。
などです。
また、骨・関節・筋肉の病気によって移動機能が低下し、
ロコモティブシンドロームに陥るケースもあります。
特に以下は3大原因病と言われます。
脊柱管狭窄症
脊柱管の中を通っている神経が圧迫されることによって、腰痛やしびれ起こす病気です。
変形性関節症
加齢や肥満ケガによって関節の軟骨がすり減って骨が変形して痛みを生じる病気です。
骨粗しょう症
骨密度が減少して徐々に骨がもろくなって、骨折しやすくなる病気です。
生活様式が変わりエレベーターや車社会とスピード化や、楽な日常生活によって
便利な現代社会の落とし穴の様に、足腰を使う機会が少なくなっているのが実情です。
これは年齢に関係なく注意が必要で、自分自身やご家族、身近な方々にも運動器の自分のレベルを見直す必要があると思います。次回はロコモ診断、「ロコチェック」をしてみましょう!