師走の週末をいかがお過ごしでしょうか?
さて、前回リンパとは循環系とお伝えしましたが
これからお伝えする「リンパ管」「リンパ液」「リンパ節」を
総称してリンパと呼んでいます。
リンパ管は全身に植物の根の様にはりめぐらせされ
中には弁が有って逆流を防いでくれています。
また、一定のリズム(10回/分)で自律的な収縮運動をしています。
そして、皮膚の直下にある毛細リンパ管から「表在リンパ管システム」
によって取り込まれたものがリンパ液です。
リンパ液は無色か淡黄色をしていて、
静脈で回収できない大きさの物質(タンパク質や有害物質など)や水分を含んでいます。
リンパ液の流れる速さは1秒で0.5センチ以下とゆっくりで、
この流れは筋肉の動きや内臓の動き、動脈の拍動や
リンパドレナージというマッサージによって影響を受けます。
さらに輸送されたリンパ液は、リンパ節という中継地点で、有害物質をろ過してもらいます。
リンパ節は全身に600~700個存在しフィルターの役割を担っています。
このようにリンパの流れは、その後りんぱ本幹という太いリンパ管に合流し
最後は鎖骨の下の方にある静脈角へ流れ込んで長い旅を終えます。
専門的になりましたが、体の中の見えない部分のシステムを
ご紹介しました。
では次回もよろしくお願い致します。