夕焼けの富士
例年より早い梅雨明けと同時に猛暑の日々、そして昨日は久々の雨に
カラカラの大地はまさに天からのもらい水でありました。
今年は久々にホオズキを買いました。
ホオズキはぼんぼりのような形の朱赤な実が茎や葉の緑と映えて
店先に並ぶとお盆が近いと感じます。
季節はさらに進み春から夏にかけて多くの美しい鳥の鳴き声が聞こえてきます。
その鳴き声に混じるように、ミンミンゼミの鳴き声が聞こえてきたのは
17日の朝でした。
もうすぐ夏休みと思った瞬間でした。
私の育った甲府盆地は蒸し暑く蝉の声がじりじりと照り付ける太陽の中で更に暑さを感じた記憶があります。
でも、年を重ねて聞くと故郷への想いや幼いころの思い出と共に
あの鳴き声も趣があると感じているのが不思議です。
7月も終わりに近づきましたが、ようやく更新することができました。
さて、前回の補足で血液の流れとリンパの流れをお伝えします。
健康塾通信ではリンパを取り上げることが多かったので、重複する部分もあると思いますが復習としてお付き合いいただけたら幸いです。
血液の流れは大雑把に言うと心臓から出て再び心臓に戻ります。
血液の通り道が血管でその中を流れる赤色の赤血球が全身に酸素や栄養を運んでくれています。
心臓はとても強力なポンプの働きをするため強い筋肉の固まりで
4つの部屋から出来ています。
全身から戻ってきた血液が入る部屋が右心房、次に右心室を通り左右の肺に送られます。
肺では二酸化炭素を捨てて酸素をとりこみます。
肺からきた血液を取り込む部屋が左心房で次の最後の部屋左心室はとても強く
血液を全身に押し出す役割をします。
とても基本的なことでしたが小学校で学んだ理科の授業を思い出した方
もいらっしゃるかと思います。
血液を運ぶ血管は10万キロ、地球の2周半と言われています。
心臓から大動脈に押し出された後、枝別れしながら細くなって毛細血管になります。
その後動脈側の毛細血管から90%くらいが静脈の毛細血管にバトンタッチして赤黒い静脈の流れは合流を繰り返して心臓に戻ります。
静脈の毛細血管に取り込まれきれない10%くらいのものに間質液(組織液)という水分があります。
全身の細胞はこの体液の中に浸る状態になっていて、間質液の中には細胞から出た老廃物や
細菌、ウイルス、大きなたんぱく質や脂肪のかけらなどが含まれます。
それらを受け持つのが毛細リンパ管です。
間質液がリンパ管に取り込まれたことでリンパ液となります。
早朝の富士
ここでお気づきかと思いますが、血液の流れとリンパの流れをそれぞれの管である
血管とリンパ管で比べてみると、
血管は太い管から徐々に細くなり*毛細血管となって体内で物質交換をしながら再び心臓に戻ります。
一方、リンパの流れは微細な毛細リンパ管として始まって最後は静脈角から静脈の流れに注がれます。
その長さは地球5周くらいと言われ血管の倍に相当します。
リンパ液は、成人で約1リットル/日の流量があり、しかもゆっくりとした流れで
独自のポンプを持たないのでむくみにもつながりやすいわけです。
*訂正 7月更新時には毛細リンパ管となっていたことに気が付かず、
本日10月6日毛細血管に訂正しました事をお詫びします。
さあ、今日も元気で無事故でありますように
そして、この夏を快適に過ごして参りましょう。
今日もお読みくださり有難うございました。
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