健康塾通信

皆様がより健康であるための情報やご家庭でお手軽にできる健康法をお伝えいたします。

「リンパ浮腫のセルフケアー講習会」を終えて

2008年07月06日 16時10分34秒 | Weblog
日本列島は南から例年より早い梅雨明け宣言が報じられていますが、関東はあとどのくらいでしょうか?
近頃、梅雨中休みの気温上昇や、気圧や湿度の影響によるむし暑さなどで睡眠不足や体調不良を訴える方が多くなっているようです。

さて、ご報告ですが先月7日・14日の2回コースでアートフォーラムあざみ野の健康
スタジオにて「リンパ浮腫のセルフケアー」の講座を受け持ちました。
そして昨日は大森の後藤学園付属施設治療室のセルフケアー講習会、足の運動療法の講師を致しました。
暑いさなかの講習会でしたが、参加者のみなさんは最初の緊張が徐々に解け、さわやかな汗を流し終了後は軽い足取りでお帰りになられました。

今回2箇所の講習では5月神奈川がんセンターで「たんぽぽのわたげグループ」の皆様への運動指導で新しく考案した椅子を使った『りんぱながら運動』を行いました。

参加者が、40代から70代の幅広い年齢層で浮腫の症状も個人差のある皆様を対象として、次の3項目に目標をおきました。

①運動することで起きる身体の変化を感じていただきたい。

②動くことの楽しさが、きっかけとなっていただきたい。      

③それぞれの日常生活のシーンのひとコマのように無理なく持続していただきたい。

このような願いと共に、皆様が前向きに症状の緩和に取り組んでいただけるように更に運動する上での注意点をかかげました。

①筋肉や腱を傷めないように反動をつけずにゆっくり動きます。

②息を止めて動くと血圧が上がったり、動悸がするので自然呼吸か数を数えながら動きます。

③脳と神経の活性化の為に何処の筋肉を動かしているのか意識して行います。

④いちどに総ての動きをしなくても出来るときに一つでもながら運動できる習慣を身に着けます。

⑤関節や筋肉等に痛みがあったり、体調不良の時は無理して行いません。

これらの注意事項は運動を行う上で総ての皆様に共通する事項です。

今月は一般の方むけの「健康の為のリンパドレナージ」講習会を残すまでとなりました。

手術後のリンパ浮腫に限らず身体のむくみは何かの病気のサインである場合もありますので、早めの検査が大切です。

先日、FM放送の中で今が旬のとうもろこしのことを少しだけ取り上げました。
時間の関係上詳しくお話できませんでしたが、とうもろこしのひげには利尿作用や血圧を下げる作用があります。 (ひげは昔から漢方薬にも使われています)
また実にも、体力をつけながら精神を安定させる働きがあるといわれています。 

◆ 美味しいゆで方
①なべにとうもろこしが浸るくらいの水をはり水1000ccに対して大さじ2の塩を入れます。

②とうもろこしは最後の皮1枚を残してさっと水洗いしてなべに入れます。
→ 皮がとうもろこしの甘みを閉じ込めるためです。
当然ひげもついたままですが、先ほどお伝えした利尿作用により身体のむくみが取れることとひげの色素がトウモロコシ全体を黄色に染めて茹であがります。

③ゆで時間は水から沸騰して5~8分位お好みで・・。(私は黄色みが出てきたらゆでながら一粒つまんでかたさをみます。やけどに気をつけて・・ください)

最近はとうもろこしのひげのお茶もあります。むくみにも効果がありますので、
是非、美味しいこの時期に茹でたてを召し上がってください。

次回は夏バテを寄せ付けない夏野菜の効果をお伝えいたします。

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