徒然日記

街の小児科医のつれづれ日記です。

2018年春のスギ・ヒノキ・シラカバ花粉飛散予想

2017年12月06日 06時12分29秒 | 小児科診療
 例年、インフルエンザが流行する時期になると、翌春の花粉症の飛散予想が発表されます。
 来シーズンのスギ・ヒノキ花粉はどうでしょうか。
 各地域別に細かい飛散予想が出るのですね。
 東北地方ではヒノキ花粉がほとんど飛ばないことを初めて知りました(^^;)。
 北海道ではスギもヒノキも飛ばず、シラカバ花粉のみ。

・2018年シーズンのスギ・ヒノキ花粉の飛散開始時期も、全国的に平年並となる予想
・2017年シーズンの飛散パターンが “ダラダラ継続型”だったのに対し、2018年シーズンは短期集中の“メリハリ型”となる
・スギ花粉の飛散ピークは、九州や四国、関東など早い所で2月下旬
・2018年のスギ・ヒノキ花粉シーズンの花粉飛散量は、全国で平年の65%となる見込みで、東日本を中心に平年の50%未満となる所が多くなりそう。記録的な日照不足となった関東は、東京都で平年の50%、茨城県では平年の28%となる予想。

■ 西・東日本の花粉飛散開始は2月上旬、ピークは3月上旬を予想
ウェザーニューズ:2017.12.5
 2018年シーズンの第2回スギ・ヒノキ(北海道はシラカバ)の花粉飛散傾向を発表しました。西・東日本の花粉飛散開始は2月上旬、ピークは3月上旬の予想です。
花粉の飛散開始は九州南部や関東の早い所で2月初め

 花粉の飛散開始時期に影響する2017年12月〜2018年2月の気温は平年並となる所が多くなる予想です。このため、休眠打破が適度に起こり、2018年シーズンのスギ・ヒノキ花粉の飛散開始時期も、全国的に平年並となる予想です。
飛散パターンは“メリハリ型”に
 暖冬だった2017年シーズンの飛散パターンが “ダラダラ継続型”だったのに対し、2018年シーズンは短期集中の“メリハリ型”となる見通しです。
西・東日本の飛散ピークは3月上旬
 スギ花粉の飛散ピークは、九州や四国、関東など早い所で2月下旬、西・東日本の広範囲で3月上旬、東北では3月中旬〜下旬の予想です。
 3月が終わりに近づくとスギ花粉のピークは越える見込みです。
予想飛散量は全国的に少なめ、平年の65%予想で関東は最大70%減も

 2018年のスギ・ヒノキ花粉シーズンの花粉飛散量は、全国で平年の65%となる見込みで、東日本を中心に平年の50%未満となる所が多くなりそうです。特に、記録的な日照不足となった関東は、東京都で平年の50%、茨城県では平年の28%となる予想です。
 花粉症にお悩みの方は花粉シーズンを迎える前に、対策をしっかりと行ってください。

西日本
□ 近畿:スギ花粉の飛散ピークは2月下旬~3月上旬


□ 山陰:スギ花粉の飛散ピークは3月上旬


□ 山陽:スギ花粉の飛散ピークは2月下旬~3月上旬


□ 四国:スギ花粉の飛散ピークは2月下旬


□ 九州北部:スギ花粉の飛散ピークは2月下旬


□ 九州南部:スギ花粉の飛散ピークは2月下旬


東日本
□ 関東:スギ花粉の飛散ピークは2月下旬


□ 北陸・甲信北部:スギ花粉の飛散ピークは3月上旬


□ 東海・甲信南部:スギ花粉の飛散ピークは3月上旬


北日本
□ 北海道(※シラカバ花粉):飛散ピークは5月中旬


□ 東北北部:飛散ピークは3月中旬〜下旬


□ 東北南部:飛散ピークは3月上旬〜中旬
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