2022/23シーズン、とうとう岩手県でインフルエンザの流行が始まりました。
まあ、新型コロナ・パンデミック以前と比べると遅めですが。
さて、新型コロナの重症度はいろいろな意見があって今ひとつイメージがわきません。
当初は死亡率も高く恐れられていましたが、
変異を繰り返し、ワクチンが普及するとともに、
徐々に“ふつうの風邪”としてソフトランディングする可能性が見えてきました。
特にコロナは「重症化因子」が重視されています。
忽那Dr.が①新型コロナと②インフルエンザの重症化因子を比較してまとめているのが目に留まりました。
引用させていただきます;
①新型コロナ ②インフルエンザ
(年齢) 65歳以上 生後6ヶ月〜5歳、50歳以上
(悪性腫瘍) 〇 ー
(病気) 慢性呼吸器疾患 慢性肺疾患(喘息を含む)
慢性腎臓病 腎疾患
糖尿病 代謝疾患(糖尿病を含む)
高血圧 ー
脂質異常症 ー
心血管疾患 心血管疾患(高血圧症を除く)
脳血管疾患 ー
肝疾患
神経疾患
血液疾患
(肥満) BMI>30 BMI>40(の成人)
(喫煙)
(免疫不全) 固定臓器移植後 免疫不全者(免疫抑制剤使用、HIV等を含む)
免疫抑制薬使用
免疫調整薬使用
CD4<200のHIV感染症
(妊娠) 後半期 妊婦
(薬剤) アスピリンやサリチル酸含有薬服用(生後6ヶ月〜18歳)
(その他) 介護施設や慢性期病棟の入所者
気がついたことは、
・インフルエンザは小児が重症化因子だが、新型コロナは違う。
・持病の重症化因子の病名が微妙に違う。
・肥満は両者で重症化因子でだが、BMI数値が違う。
・妊婦は両者でハイリスク因子だが、新型コロナは「後半期」限定。
・インフルエンザでは「Reye症候群」の絡みで、
アスピリン/サリチル酸含有薬剤を服用が小児では重症化因子。
私は持病として「心血管疾患」があるので、どちらも重症化因子指定ですね。
気をつけなくちゃ。