公費による接種(特別臨時接種)が2023年度いっぱい(2024.3.31)で終了し、
2024年4月1日から新型コロナワクチンは希望者がお金を払って接種するワクチンになりました。
制度としては対象者限定の定期接種(予防接種法のB類疾病)へ移行しました。
その規定は下記の通り;
対象者: 65歳以上または基礎疾患を有する60〜64歳
期間: 2024年10月1日〜2025年3月31日まで、1回接種
他のワクチンとの接種間隔:従来の14日間は撤廃
定期接種の場合、自己負担額が3000円くらいです。
任意接種の場合、自己負担額は15000〜16000円程度です。
私は60〜64歳で持病持ちなので、定期接種対象者に当てはまる…と思いきや、
障害者手帳をもつレベルでないと「基礎疾患を有する」に該当しないそうです。
なので私は任意接種対象者になります。
それから医療従事者という文言が見当たりませんが、
こちらも任意接種対象だそうです。
小児に関してはどうでしょか。
特定臨時接種期間は、「基礎疾患を有する小児に接種を推奨」というスタンスでしたが、
特定臨時接種終了後、情報が更新されず上記のままです。
今後の情報をチェックする必要があります。
さて現在使用可能な新型コロナワクチン、じつはたくさんあります(5種類)。
列記します;
コミナティRTU®(ファイザー社) mRNAワクチン
スパイスバックス®(モデルナ社) mRNAワクチン
ダイチロナ®(第一三共) mRNAワクチン
コスタイベ®(Meiji Seika ファルマ) mRNAワクチン(レプリコンワクチン)
ヌバキソビット®(武田薬品) 組み換え蛋白ワクチン
対応する変異株はすべてに共通で「JN.1」です。
副反応は厚労省のHPで確認できますが、5つのワクチンの間で大きな差はありません。
レプリコンワクチンについては、
ワクチン反対派が騒ぎ、
看護師系のマイナーな学会が反対声明を出したり、
接種した人を“出禁”にする店舗が出てきたり、
製薬会社が反対声明を出す政治家を訴えたり、
一つの社会現象になっています。
私のスタンスは、
他の医薬品同様、国が審査し有効性と安全性を認めて認可された医薬品であり、
トラブルが生じた際は国が責任を持つことになるので、
現場では与えられた条件で粛々と接種するのみです。
反対する人たちは、
つまるところ、日本の厚生労働省、ひいては日本の政府を信頼していないということなのでしょう。
これは今まで医療問題を積極的に解決してこなかった日本政府の引き起こした現象であり、
水俣病や薬害エイズ問題の後遺症でもあります。
この不安を解消するには、
長い年月をかけて「国は国民の命を守っている」ことを実行し続けるしかありません。