かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

犯罪者が選良候補になれる不思議。

2005-08-18 20:57:25 | Weblog
鈴木宗男氏に辻本清美氏、またぞろ妖怪さながらの方々が蠢き出しましたね。執行猶予や実刑判決を喰らった人が堂々候補者になれる我が国の選挙制度というのは、一体どうなっているのでしょう? 少なくとも我々の代表を選ぶのに、まだ罪を償い終えていない人が候補者になれ、その人が何十万票も得票する可能性がある、と言うのが信じられません。これは、やはり地方がその代表を選ぶという選挙制度その物に欠陥があるような気がします。国会議員は国の行く末を考える人達であって、地方の事を考えるべきではないのではないでしょうか? 地方のことは地方にそれぞれ議会もあるんですからそちらに任せ、外交、金融など本当に国として取り組まねばならないことにこそ力を注ぐべきだと私は思います。国のまつりごとそっちのけで地元へ利益誘導するような輩が国会議事堂にいるべきではない。それこそ田中政権以来連綿と続いた我が国の恥ずべき風習のような気がしてなりません。私としては、国政選挙はあくまで1次試験としておいて、そこで選ばれた人をもう一度全国民で金バッジを付けるに相応しいかどうか、審査すべきなのではないかと思うのです。手間はかかりますけど、ちゃんと国会でしっかりした見識と信条に基づき白熱した論戦を闘わせ、その上で国の舵取りを正しく導いてくれるような本当の選良を選ぶには、それ位しないといけないような気がします。少なくとも、人が演説なり答弁なり、要するに話をしているときにみっともないヤジを飛ばすような輩は、とっとと放り出せるかも知れません。
 郵政問題も重要なんではありますし、その事と関連もしているわけですが、自民党も民主党も、いやこの際共産党でもいいんですが、もはや未曾有の危機的状況と言ってよい1000兆円を超えるこの国が抱える借金をどうするのかちゃんと言って欲しいです。それも、何年までに幾らにする、と言うような絵に描いた餅同然の話じゃなくて、具体的にどうやって減らそうと考えているのか、それは可能なのか、その策を実行したときに想定されるデメリットは何か、などの再建戦略を明らかにして欲しい。それをちゃんと政党として首尾一貫して実行できる体制を、作って欲しいです。少なくとも自民党は今度の騒動で一枚岩になりつつあるようですが、呉越同舟と言ってよい民主党にはたしてそんなことが出来るのか、ちょっと注目しております。
コメント
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