かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

まじめな番組って、民放で見るのは無理なんでしょうか?

2006-06-03 23:58:52 | Weblog
 今日の夏コミ進行は、原稿用紙換算21枚書いて122枚になりました。もう少しかけるはずだったのですが、ここで一度小休止して、全体の見直しをかけたため、その分少々時間がかかってしまったというわけです。今回は学園ものと言うことで、クラスメイトを中心に端役のオリキャラがたくさん出てくるのですが、それらの名前をいい加減に管理していたため、出るところによってバラバラになっていたりしておりました。そこでそう言った端役のキャラ達もいい加減な扱いをせず、ちゃんと設定を組んで今後間違えたりしないようてこ入れをしたというわけです。ついでに少しだけ各部で目に付いた部分の推敲をしたりもいたしました。もう少し書き進めたら、全体を通しで見て、前後の矛盾のチェックなどを確認の後、いよいよクライマックスへと突入することになります。
 
 さて、今日夕食を食べながらテレビを見ていますと、沖縄海底に古代神殿とかなんとかいう番組がやっておりました。何でもて与那国島の沖合い水深20~30m位の所に、人工的に加工されたとしか思えない巨大な石の建造物があった、という話を紹介しているのです。その話自体は数年前に何かで読むか見るかしたことがありますし、その番組でも、この遺跡らしきものを精力的に調査・研究している琉球大学の名誉教授の先生が出て、色々解説してくれてましたので、取りあえず見ていたのですが、どうも全体に脚色が酷くて、見続けるのに苦労いたしました。それなら見なければいいと言うようなものですが、遺跡っぽいものに対する興味は別の問題として確かにあるわけで、この番組の作りが不味いからと言って、その好奇心を抑えることもできません。そこで色々突っ込みたいのを堪えつつ見ていたのですが、どうも民放のバラエティというのはああもべたべたに厚化粧して話を作りたがるのでしょうね? もっと素材の良さを全面に出した形でドキュメンタリータッチに作れば見る方も楽なのに、ヘンに「○○探検隊秘境シリーズ!」っぽい作りでやるものだから、全体が眉唾に見えてしまうのです。そう言えばこの間隊長が初代仮面ライダーになって同じ様な探検シリーズの番組してましたけど、あれはああいう娯楽だとハナから思ってみてるからいいんです。でも、知的な古代史ロマンとかかき立てる番組が、同じ様な作りをしては不味いんじゃないかと思うのです。世の中にはトンでもない話がいっぱいあって、この間からちょっと必要があって占星術などをネットで検索していたりしてそんな話でお腹一杯状態だったせいもあるのですが、せっかく大学の研究者まで引っぱり出して作るんですから、おちゃらけた演出はひかえてうまく好奇心をかき立てるような堅実な番組作りを心がけてもらいたいのです。もし民放の制作者がそれは公営放送の仕事だと思っているのだとしたら、間違いだと私は思います。公営放送が取りあげないような境界領域の話題とか、あからさまにトンでもない話とかでも、未知への好奇心をかき立てるように堅実に作ろうと思えば幾らでも出来るはずです。それを下らない話にまとめて笑いをとろうというのは、自分達の仕事をみずから蔑んでいるとしか思えません。まじめにやることの価値を、今一度考えてもらいたいものです。 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする