奈良の親子放火殺人、報道される容疑者の高校生の供述は、なんとなくできすぎているというか、さもありなん、という話になっているのがかえって疑わしく思えてなりません。勉強を付きっきりで強要した父親、再婚による継母の存在、振るわない学業、成績が親に知れる保護者会開催。突発的に暴発したと言われれば、なるほど、と頷きたくなる見事な設定なのですが、マスコミ受けはするでしょうけど、その分どうも嘘くさい気がしてならないのです。もちろん根拠も何もありません。ただ、本当にそんな表層的な話の積み重ねが真実なのか、もっと絶望的な闇がその奥で密かに息づいているのではないか、それを隠すために、利口な少年がストーリーを紡ぎ出しているだけなのではないか……。自分でもちょっと考えすぎで勝手な想像をたくましくしているだけだ、とは自覚しているんですけど、それでもやっぱり「本当に?」と一言言いたくなるのですよ。これは一種の病気みたいなモノなのでしょうね。でも、少年の供述がともかくも真実を表しているのだとしたら、理想を絵に描いたような家族や少年像を流しまくった報道はやっぱりあてにならないわけで、あれが、本当に近所の声としてしっかり聞き込みし、インタビューした結果なのか、自分達の描いたストーリーに都合の良い部分だけ切り抜いた結果だったのかがよく判らず、マスコミ当てにならず、という気が否応なく増幅されます。前者なら、近所といえどもしょせん他人のことはわからないものだ、という話になるでしょうし、後者ならやっぱり日本のマスコミって奴は……、と文句の一つも語る話になるでしょうし、どっちに転んでもあまりうれしくない話にしかならないのですが、どちらにしても情報はマスコミ経由でしか得られない以上、せめてその情報に踊らされることのないようにはしたいですね。
ところで耳痛、耳たぶさわったくらいならもうどうもありませんが、耳の穴に指を入れるとまだ結構ずきんと来ます。薬も結局一日だけ飲んで、後はしっかり寝るようにしていたためか、今日は少しマシな感じでしたが、この土日は少し意識して休みを摂り、体調復活につなげたいと思います。
ところで耳痛、耳たぶさわったくらいならもうどうもありませんが、耳の穴に指を入れるとまだ結構ずきんと来ます。薬も結局一日だけ飲んで、後はしっかり寝るようにしていたためか、今日は少しマシな感じでしたが、この土日は少し意識して休みを摂り、体調復活につなげたいと思います。