今日の本宅更新は、6月1日の日記にも書いた、書き下ろし短編小説をアップしてみました。まじめ一辺倒で色々書いていますと、時にはこういう息抜きもやりたくなったりするモノです。もう少し、せめて半分の長さにできたらこのブログにアップしても良かったのですが、1万文字に達する分量をここに載せるのはやはり無謀でしょうね。また気が向いたらこういった小品を書くつもりですが、そのときはここでアップできるくらいの軽い作品を目指してみたいです。
東京でのエレベーターの事故、数ヶ月前から色々トラブルが頻発していたそうですが、結局ヒトが死ぬまで抜本的な対策は検討されないまま不幸な事故が起きてしまったという、典型的な事故の事例のように思えます。回転ドアの事故と同じで、小さなトラブルが出ているときに対策を立てていれば、コストもさほどかからず、事故を未然に防具事もできたかもしれないはずなのに、ここで見逃したり大したことはない、と高をくくってしまったために、死者が出るという取り返しのつかない損失を招いてしまったわけです。こういう事は日常我々も生活する上でよくありがちな事で、ついつい根拠のない希望的観測に陥りがちですけど、こういう事故を見ますと、そんな失敗に陥らないよう自戒しなければならない、と意を新たにいたします。
エレベーターというのは相当フェイルセーフを意識して設計されているらしく、安全対策にはかなりのコストをかけて万全を期しており、ドアが閉まらないままエレベーターが動き出した、という今回の事故は、何故そんなことになったのか判らない、信じられない、原因が見当もつかない、という専門家の言葉ばかり並んでいます。小異常の時にエレベーター業者が点検した際は原因がわからず、異常なし、となっているそうですけど、例えば何らかの強力な電磁波ノイズ等でドアの開閉センサーが誤作動を起こしたとか、雨水が浸入してセンサーの端子を劣化させていたとか、問題が不定期に発生する理由が必ずあるはずです。そういうモノは普段問題なく動いているときは全く目につかず、トラブルがあったときでも、トラブルを起こした原因が点検時には存在しなかったりしてなかなか発覚しにくいもので、迷宮入りしてしまうこともあるかもしれません。でも同じ制御方式のエレベーターは全国にまだまだたくさんあると思いますし、ここはこれ以上の犠牲を防ぐためにも、原因究明を徹底的に行い、技術的な問題点をしっかり洗い出して欲しいと思います。ここでつくづく思うのは、日本にはそういう技術的な問題解明をはかる専門の機関が存在しないことです。事故に至らなかった小さなトラブルに至るまで、あらゆる事故のデータを集積・解析整理したり、実際に事故原因の解明にあたる専門家スタッフの揃った公的な組織が、日本にもいるんじゃないでしょうか?
東京でのエレベーターの事故、数ヶ月前から色々トラブルが頻発していたそうですが、結局ヒトが死ぬまで抜本的な対策は検討されないまま不幸な事故が起きてしまったという、典型的な事故の事例のように思えます。回転ドアの事故と同じで、小さなトラブルが出ているときに対策を立てていれば、コストもさほどかからず、事故を未然に防具事もできたかもしれないはずなのに、ここで見逃したり大したことはない、と高をくくってしまったために、死者が出るという取り返しのつかない損失を招いてしまったわけです。こういう事は日常我々も生活する上でよくありがちな事で、ついつい根拠のない希望的観測に陥りがちですけど、こういう事故を見ますと、そんな失敗に陥らないよう自戒しなければならない、と意を新たにいたします。
エレベーターというのは相当フェイルセーフを意識して設計されているらしく、安全対策にはかなりのコストをかけて万全を期しており、ドアが閉まらないままエレベーターが動き出した、という今回の事故は、何故そんなことになったのか判らない、信じられない、原因が見当もつかない、という専門家の言葉ばかり並んでいます。小異常の時にエレベーター業者が点検した際は原因がわからず、異常なし、となっているそうですけど、例えば何らかの強力な電磁波ノイズ等でドアの開閉センサーが誤作動を起こしたとか、雨水が浸入してセンサーの端子を劣化させていたとか、問題が不定期に発生する理由が必ずあるはずです。そういうモノは普段問題なく動いているときは全く目につかず、トラブルがあったときでも、トラブルを起こした原因が点検時には存在しなかったりしてなかなか発覚しにくいもので、迷宮入りしてしまうこともあるかもしれません。でも同じ制御方式のエレベーターは全国にまだまだたくさんあると思いますし、ここはこれ以上の犠牲を防ぐためにも、原因究明を徹底的に行い、技術的な問題点をしっかり洗い出して欲しいと思います。ここでつくづく思うのは、日本にはそういう技術的な問題解明をはかる専門の機関が存在しないことです。事故に至らなかった小さなトラブルに至るまで、あらゆる事故のデータを集積・解析整理したり、実際に事故原因の解明にあたる専門家スタッフの揃った公的な組織が、日本にもいるんじゃないでしょうか?