かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

結局は何事もほどほどに、ということなんでしょうね。

2006-11-28 22:59:36 | Weblog
 現在患っている風邪はよほど気を引き締めてかからないとひどい目にあう性質の風邪のようです。さすがに先週1週間を棒に振った私といたしましては、そう警戒せざるを得ません。とりあえず昨日から小康状態を保っているにもかかわらず、薬を飲み続けているのはそんな気持ちからです。眠いし胃の調子が今ひとつだしおなかも下るし、ろくなことはないのですが、それでも喉が痛くなったり鼻が詰まったりめまいがしたりすることから比べればなんでもないことです。3食しっかり摂って早寝早起きして薬もちゃんと続ける。しばらくはそんな生活を続けることになりそうです。

 さて、速やかな眠りにつくためにはいろいろ効果が期待できるものがあり、私も寝る前にハーブティーや温めた牛乳を飲んだり、バロック音楽を聴いたりというようなことをたまにするのですが、寝酒、ということはやりません。あんまり酒に強いわけではないですし、好きというものでもないので、普段はまったく飲まないのです。ところが最近、寝るという事に関しては、アルコールは役に立たないことが証明されつつあるようでちょっと驚きました。もっとも、私も飲み会があったりしたときに経験するのですが、結構寝つきはいい割りにすぐに目が覚めてしまうことがよくありました。それが、日本大学医学部の疫学調査で明らかになったんだそうです。ただ、このニュース、確かもっと以前、マリみての新刊「大きな扉 小さな鍵」を読む直前に見たことがあるのです。同じニュースかどうか判らないのですが、やはり寝酒は睡眠障害を誘発する、というような内容で、それを読んでいた私は、作中瞳子の父上が不眠から酒に強いわけでもないのに寝酒する、というシーンに、「それではかえって眠れなくなるじゃないの?」と一人突っ込んでいた記憶が残っています。別のソースだとすると寝酒不眠説が複数の研究事例で立証されたことになり、大きく補強されることになりますが、同じネタが時間差で出ているということなら、マスコミもなにやっているんだろう? ということになるでしょう。まあ今日本人の健康情報で不眠とかストレスが一大キーワードになっていますので、いずれこの種のデータはもっとはっきりした形で出てくるときがくるでしょうけど、結局のところお酒はほどほど控えめに、というのが正解のようです。
 別の報道では、大酒飲みほど自殺率が高まる、という話を報じておりました。これも大分前に、酒でストレスは発散されず、かえって酔い覚め後にうつ症状を起こしやすい、という研究事例が紹介されていましたから、それとあわせて考えてみるとなかなか興味深いものがあります。
 一方で、酒をまったく飲まないよりも少しだけたしなむヒトのほうが長生きする、という疫学調査の例もありますから、一概にお酒を飲むことが悪いわけでもないでしょう。昔から言われているように結局は程度の問題ですので、私も晩酌に梅酒くらいは飲んでみてもいいかな? と思わないでもないのですが、いまだ実行できずにいます。
 これもいずれ何故少量の飲酒が寿命延長に効果を発揮するのか、について研究結果を出すところが出てくるでしょうから、有る意味楽しみではあります。たとえば将来とある遺伝子を調査することで、「あなたの適切なアルコール摂取量は日量○ミリリットルです。△ミリリットルを超えると、×ミリリットル超過ごとに寿命が○○分縮みます」なんていう診断が得られるような時代になるんじゃないかと思うのです。それをうれしいと思うか、そんな殺生な、と思うか、はその人しだいかもしれませんが。

コメント
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