かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

カエルがいなくなる日が本当にやってくるのか?

2007-06-12 23:00:30 | Weblog
 今日もまた暑い一日でした。北海道では33度を超えたそうですが、こちらの山の中でも、むっとむせ返るサウナのような空気に、日中は感じられました。でも、この暑さも一時引くみたいで、どうやらようやく梅雨入りするそうです。大分遅れていたように感じましたが、明日の午後からは天気も休息に下り坂となり、しばらくはぐずついた空が続くのだそうな。雨はあまり歓迎いたしませんが、雑草の花粉も落ち着くでしょうし、何より気温が下がるのはありがたいと素直に思います。
 さて、今年の一月末にカエルを見た職場近くの水路では、いつの間にか1匹だったカエルが2匹になり、まるで夫婦のような様子でほほえましささえ覚えます。また、水田には始まった田植えにあわせて水が張られ、夜ともなるとそこここでカエル達の大合唱が聞こえてきます。しかし、こんな当たり前な光景も、ひょっとしたら今年が最後になるのかもしれません。今年の1月15日のブログでも取り上げた、両生類致死率90%以上と言う種を絶滅に追い込みかねない死神、ツボカビ病が、国内の野生のカエルから検出されたのだそうです。日本でもこの正月明けに飼育されていたカエルで感染が確認されてはおりましたが、今回ついに自然界に広がっていることが確認されたわけで、緊急事態宣言を出して何とか食い止めようと努力が続けられていたと言うのに、結局、防波堤は乗り越えられてしまったわけです。自然界に出るともうとめる方法がないそうで、海外では2ヶ月で地域のカエルが全滅したという例もあるくらい、伝染力も強い病気なのです。ただ、報道によると感染が確認されたカエル達はいずれもまだ発症していないとのことで、このツボカビ病菌が、猛毒性のやつではなく、近縁の毒性の弱いタイプかもしれない、という話もあるそうです。あるいはひょっとしたら日本のカエルは抵抗性を持っていたりする、なんてこともあったりするのかも、と期待を込めて私などは考えたりもいたしますが、いずれにしても今後も警戒は必要ですし、更に大規模な調査をこの夏には計画されているとのことで、日本のカエル達が絶滅したりしないよう、しっかり腰をすえて研究に勤しんでもらいたいと思います。政府も有機農業に関するわけの判らない法律を作っている暇があったら、食物連鎖の重要なキーの一つであり、自然環境を保つ大事な連中を守るための方策に、知恵とお金を集める工夫をすべきなのではないでしょうか。

コメント
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