かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

社保庁って、ボーナス出るんですね。

2007-06-26 22:46:00 | Weblog
 今日も真夏を思わせる暑い一日。午後には怪しげな雲も立ち上がって、そろそろおどろおどろしい神鳴りが天をどよもす気配もいたします。遠くでピカピカしている分には自然の花火と楽しんでみてられるのですが、さて、今年は何回轟音に頭上からどやされつつ、バイクで疾走することになるでしょうか(泣)。ともあれ、夏は間近のようですね。

 さて、年金問題で大揺れの社会保険庁、今度は全職員の賞与返納なのだそうです。社会保険庁長官はボーナス全額(約270万円)、約1万7000人の職員にも、20分の1から2分の1の自主返納を呼びかけるうえ、歴代の厚労次官、社保庁長官らにも現役職員の返納額と同程度の金額を国に寄付するように求めるのだとか。首相や厚生労働大臣、副大臣も返上、厚生労働省ではかつて社保庁にいた人からも返納を決めたのだそうな。これで10億円ほどできるらしいのですが、一罰百戒、しないよりはましか、というレベルの話でしょう。民主党はどうもおかしなことばかり言うような気がしてましたが、この問題に対する同党国対委員長の、「ボーナス返納は枝葉末節の話」という言葉には、素直にうなずくことができました。大体考えてみると彼らのお給料は税金なわけですし、それを返納して年金に移したとしたら、それは形を変えた税金投入、と言うことでしかないようにも思えます。民間企業だったら業績不振でボーナスがカットされるなどごく当たり前のことでしょうし、これだけの不祥事を抱えた組織でまだボーナスが出る、と言うこと自体が、まだまだ甘い、ということになるのではないでしょうか。でも、だからといって民主党に年金問題が解決できるようには思えませんし、そもそも誰がやろうと国民の大規模な犠牲なしには年金財政の建て直しなど到底不可能でしょう。いっそ民主党はその思い切り国民に痛みを強いる政策を断行させておき、何とか最悪の時期を乗り切って国民全体が疲弊しきったところでおもむろに政権奪取を考えれば、至極あっさりと権力を奪取し、しかもその後の回復期の黄金時代を自分のものにできるんじゃないのでしょうか。
 まあそんなことはともかくとして、年金がおかしくなったのは、納めたお金が自分のためになっていない、という点が、理解しにくかったからないか、と思うようになりました。貯金なら自分の積み立てたお金は当然自分に返ってくるのですが、年金は納めたお金が今のお年寄りを養うのに使われてしまって何も残らず、自分たちの分は後の世代の納めるお金に頼る、と言う構図は、どうにもふに落ちないものに見えます。今の若者の年金加入率はすこぶる低いそうですが、そんなふに落ちないものを無理やり押し付けて疑問に感じようとしない、あるいは感じることができない施政者や官僚の鈍感さが、より問題をこじれさせているような気がするのです。いっそ年金など社保庁と一緒にすっかりなくしてしまい、社会保障の一環として、すべて税金でまかなうようにした方が、よほどすっきりするようにも思います。その分、消費税を必要なだけ上げたり年金税でも新設して集めればいいじゃないですか。年金で取られるか、税金で取られるかの違いだけで、なんら変らないと思いますよ。第一、官僚が好き勝手に使えるお金はないに越したことはなく、年金財政が苦しくなった原因の一つに不要な箱物やリゾート開発などに皆から集めた年金を投入したこともあったんじゃないのでしょうか。私はそんな決断をした政治家や官僚等責任者一同から財産没収くらいはすべきじゃないかと思うのですが、いずれにしても後の祭りで焼け石に水でしかなく、私が老後を無事迎えるためには、今の間に本当の意味での抜本的改革を成し遂げていただかないと困るのです。どこかそれくらい勇ましくぶち上げる政党が無いものでしょうか。もしそんな政治家がいたなら、左右を問わず私の一票をその人に差し上げるのですが。

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