かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

せっかくの誕生日で終戦記念日ですが、世間はそれどころじゃないみたいです。

2008-09-02 21:57:35 | Weblog
 今日はン十回目の生誕記念日。そして、63年目の大東亜戦争終戦記念日。私が生まれた日がどうとかいうことは知るヒトがほとんどいないのは当然として、この日降伏文書に調印したことを知らない人や報じないマスコミがたくさんいることはどうにも不思議な感がしてなりません。ですが、今日に限ってはしょうがないのかもしれません。一国の宰相が辞任したのですから、そちらの方が大きなニュースになるのは致し方ないことでしょう。ですが、総じて「なぜなぜ?」と謎解きに興じ、まことしやかな憶測をたくましくしているのはどうしたことでしょう。理由はどうあれやめた人のことをとやかく言ってみたところで今更どうなるというものでも無し、そんなことに現を抜かす暇があったら色々いいたいこともあるんじゃないかと思うのです。たとえば私は、次の総裁選が22日と聞いて、どうしてこんなに時間をかけるのか、もっと速やかに決めて政治の空白期間を短縮することを考えられないのだろうか、と疑問に思ったのですが、総裁選というのはそういうものだ、という常識でもあるのでしょうか。
 おかしいといえば公営放送のニュースもそうで、漁師、酪農家、農家、中小企業の人、などと一言ずつインタビューしていたのですが、一人、二人のこの人たちをそれぞれの代表のごとく取り扱うのはどうも違和感があります。海外の声、ということで流れていたのは、1番に中国、2番にアメリカ、3番に韓国、で終わりって、え? それで終わり? と呆気にとられました。なんで中国が1番か、というのは辞めた人が辞めた人なのでしょうがないにしても、欧州やロシアやインドやブラジル、台湾や東南アジア諸国等々、といった諸国の声が無いのはどうしてなのでしょう? それぞれの国のメディアや政府が取り上げていないから報じないのか、あまりに取り扱いが小さいからなのか、どちらにしても、そのこと自体がニュースになりうると思いますし、どんな反応あるいは無反応ぶりだったかは大いに興味をそそられるのですが、公営放送はこの3国を報じればそれでよし、という判断なようです。
 政治家の方々のコメントも流れていましたが、これも皆一言ずつで、物足りない感じがしました。映像を見る限り他にも色々しゃべっていたようでしたし続きを聞きたかったりしたものもありましたが、ぶつ切りで切り上げてお構いなしです。あと、次期総裁候補に挙がっているヒトのコメントが無かったり、そもそも今の政治状況を生み出した張本人というべき小泉元首相のコメントが無かったりしたのも奇異な感じがしてなりませんでした。探したけれど見つけられなかったんでしょうか? もし積極的にメディアから姿を隠しているんだとしたら、それはそれで「事件」な気がするのですが、どうも痒いところにぜんぜん手が届かないフラストレーションを覚えさせる報道が続くようです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする