かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

今日は元気に十津川探訪!

2010-08-05 20:52:30 | Weblog
 昨夜は途中で布団をかぶるほど涼しい夜になりました。おかげで睡眠不足も一気に解消、今日は朝から快調に過ごすことが出来ました。
 そんな具合だったので、かねてから考えていた、玉置神社参詣を行うことにしました。前々から一応計画はして、有休も取っていたのですが、体調その他事情で無理と判断された場合は映画にでも行こうと思っていたのです。幸いにして体調は充分、車も昨日のうちに燃料を満載し、タイヤの空気圧もチェックして、遠出の準備は万端整えてありましたので、朝、念のための易占で卦を立てて問題ないことを確かめた後、十津川村へ向けて約3時間のドライブに出かけたのでした。
 玉置神社というのは、奈良県吉野郡十津川村にそびえる標高1076mの玉置山山頂近くにある古い神社で、総研は崇神天皇の御代、といいますから、単純に計算すると紀元前になります。何でも神武天皇東征の砌、この神社の敷地で休息し、十種の神宝を奉納した、とかいうよな神話もあります。神域には推定樹齢3000年と言われる神代杉を始めとする杉、檜が鬱蒼と茂り天に向かって伸び立っており、考古学的な調査によると、神代杉周辺に縄文時代の祭祀痕もあったとのことで、神武天皇、崇神天皇の伝説も、あながち夢幻と云いきれない背景がありそうな感じがします。
 この玉置神社は、神代の時代はともかくとして、平安時代以降修験道の重要な拠点として栄えたところで、山自体おいそれと登れるようなものではなかったと思われるのですが、今は山頂近くまで舗装路が出来ていて、車で上がることができるのです。
 今回、何故玉置神社参詣かというと、まだ就職したての頃、バイクで一度訪れたことがあって、クルマに乗り換えた機会にもう一度行ってみよう、と何気なく思い立ったのです。まあ道なんてほとんど忘れてましたけど、改めて結縁ができて良かったと思いました。



 この写真は本殿を仰ぎ奉ったものです。千年もの昔、動力も何もなかった時代に、1000mの頂きに壮麗な社殿を造営した技術とパワーには言い知れぬ畏怖を覚えます。ちょうど山が雲の中に入ったために神域一帯が霧に包まれ、実に神々しい浄域になったように感じました。

 帰りは十津川温泉の公衆浴場で硫黄たっぷりのお湯に使って元気を回復したあと、少し寄り道して日本の滝100選の一つ、笹ノ滝を観に行きました。



 落差40mの切り立った崖から膨大な水が落ちてくる大迫力の滝で、かなり近くまで寄ることができるので滝の飛沫もたっぷり浴びることが出来ます。ただ、ここまで到達するのがまた大変で、道の整備も出来てなかった往古は本当に山伏などの限られたヒトしかたどり着けなかったんではないでしょうか。一応整備されているとは言え、私でも駐車場から滝にたどり着くのは大変でしたから。

 というわけで今日は一日ひたすら十津川筋を車で走り続けました。流石に疲れたので、写真の整理はまた明日以降、続けようと思います。辿りつくのは大変なところですが、また機会を見て行きたいですね。本当は紅葉のシーズンなんか最高なんでしょうけれど、道に不案内で山道など普段走ったことがないような観光客が押し寄せるのは間違いないので、行きたくてもなかなか行けないのです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする