かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

そりゃその気になれば撃てるのかもしれないけれど、公務員がいれば展示OKというのも不可解な話です。

2010-08-28 22:26:01 | Weblog
 今日も夕立がないか、と期待したのですが、さすがに4日連続はありませんでした。とはいうものの、窓から流れこむ微風は結構涼しくて、少しは秋めいているかのようにも感じられます。まあクーラーを使わない生活を続けて、さすがに身体も暑さに慣れた、というだけかもしれませんが。今の心配は、いきなり夏が終わって秋らしい季節もないまま一気に冬になること。まさかそんなこともなかろう、と思いたいところですが、もう夏休みも終わろうというのに日柱は真夏並みの暑さが続き、それが9月初旬も続き、秋も気温が高い、という長期予報を見ては、そんな気も拭えません。願わくばそんな予感はぜひ杞憂に終わって欲しいです。

 さて、大河ドラマのおかげか坂本龍馬が大人気で、この間行った十津川村の博物館でも、坂本龍馬と十津川郷士との交流を示す手紙なんかが目立つところに展示してあったりしましたが、高知県の坂本龍馬記念館では、龍馬愛用の拳銃と同型銃を展示していたそうです。それが、県警から銃刀法違反の疑いがあるとの指摘を受けて、任意提出したとのニュースをみました。拳銃自体は、松山市の男性(66)が旧家で発見し、同館に寄贈したのだそうです。龍馬のものではなさそうですが、同時代の同型の本物の銃ということで、展示館としても喜んでいたのに、銃刀法によると展示するには公務員が記念館に常勤していないといけないのだそうで、外郭団体が運営する記念館ではそのために法律違反になる、という判断なのだとか。
 なんだか馬鹿馬鹿しい法律な気がしてなりませんが、そもそもなんで公務員がいれば許可されて、いないとダメなのかがまるで理解できません。公務員と一口に言っても、銃に堪能なのは、一部のマニアをのぞけば自衛隊の方や警察官などに限られるでしょうし、マニアでもない一般事務職はもとより、博物館の学芸員や研究施設のヒトが仮にいたとしても、責任が取れるわけでもありません。国民の財産たる歴史的遺産をそんな不可解な法律のために広く公開できないというのはどこか間違っているような気がします。第一、地方自治体の財政逼迫で全国のこの種の施設からは、今まで常駐していた公務員がどんどん引き上げられ、外郭団体等に施設の管理を委託するような事例が増えているんじゃないでしょうか。折角高知を代表する資産なのですから、これは県としてなんとかするべきでしょう。こんな時こそ知事や市長、議員など政治家の方々の出番だと思うのですが。

コメント
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