かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

東京都の二次元規制条例、今度は難儀なことに可決しそうなんだそうです。

2010-11-21 20:49:54 | Weblog
 今日は一日、実に気持ちの良い穏やかな天気でした。残念ながら長続きはせず、明日の雨の後はまた一段と強い冷え込みがやってくるそうで、いよいよ秋も終わりが近づいてきていることを、いやでも印象づけられます。とっとと寒い冬は終わって、早く暖かな春になって欲しいですね。もっともそうなるとまた花粉の季節にもなるわけですが・・・。

 さて、東京都がまたぞろ二次元規制のための条例案を議会に提出したのだそうです。 その詳細な話が、あんてあ様のブログ『胡桃の中の夢見る世界』に紹介されておりますが、なんでも、前回散々に叩かれた「非実在青少年」なる珍語を引っ込め、「強姦など刑法に触れるもの、近親相姦など著しく社会規範に反するものを「不当に賛美、誇張」した漫画やアニメを規制対象にするのだそうで、そういった内容の物について、18歳未満への販売を規制する、という内容になるとのことです。
 まあこの言葉通りならあるいは結構なこと、と私も思わないでもないのですが、それなら今までの法律や条例で対処できそうにも思えますし、何故にあえて今新たな条例を作ってことさらに二次元だけをターゲットにするのか、あまりに不可解なものを感じます。それだけ影響力が強い、という判断なのかもしれませんが、AVや小説など他の媒体と、それぞれの影響力の客観的な比較がなされたとは到底思えませんし、素直に見れば、もし影響力があるというなら、殺人や暴力などが満載されている様々なコンテンツのほうが余程問題があろう、というものです。私などは、お宝を盗み合う携帯ゲームがアニメや漫画よりもずっと人心を荒廃させているんじゃないか、と疑っているのですが、それらが科学的に証明されでもしない限りあえてやめろ、と言う気にはなれません。影響の科学的な評価というなら、パチンコなどは存在が許せないレベルの話なんじゃないかと思いもしますが、都は、何がなんでもまず二次元に首輪をつけたいようです。
 都知事は、最近の政権への批判で賛同しやすい意見を連発しているのが好ましく映るのですが、この執念深い二次元産業への攻撃には、正直首をかしげざるを得ません。一体何をそんなに恐れているんでしょうね? ひょっとして、参考に読んだか見たかした二次元作品が、かつて自分が書き連ねた暴力描写の自信作より、余程衝撃的で魂に揺さぶりをかける力を感じたりしたんでしょうか?

コメント
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