金星探査機「あかつき」、軌道投入失敗、とのニュース、まあ勝敗は兵家の常、とは言うものの、「はやぶさ」の成功の後だけに、やっぱり残念です。もっとも「はやぶさ」も別に順調だったわけではなく、最終的に小惑星「イトカワ」の砂粒採取には成功したものの、その予定は当初計画より大幅に狂っていました。「あかつき」は6年後の再接近時にもう一度軌道投入のチャンスがある、ということのようなので、ここは静かに見守るばかりです。くれぐれも、「それみたことか」とばかりに事業仕分けでばっさりやるようなことのないよう、現政権の動きにも注目が必要ですね。
それはそうと、角川書店社長が、二次元規制条例案について「マンガ家やアニメ関係者に対しての都の姿勢に納得がいかない」ことを理由に、都知事が実行委員長をしている「東京国際アニメフェア」への出展を取りやめることを宣言しました。このフェアがどれほどの規模で、どれくらい東京都が入れ込んでいるのか、田舎住まいなせいか今ひとつ計りかねているのですが、社長いわく「蟷螂の斧」というには各界に影響の大きそうな決断には、ある種小気味良いものを感じます。もっともあの都知事なら、「出てもらわなくて結構!」位は平気で言いそうですが。
それにしても、どうも最近のこういった動きを見ていますと、政府にしても都にしても、選挙で選ばれたからといってありとあらゆることに賛同した、というわけではないのに、と言いたくなる気がします。例えば都知事だと、尖閣諸島を巡る発言や参院議員宿舎の問題への対応などは個人的には賛成で、頑張れ!と一言かけてやりたくもなるのですが、この二次元迫害などには首を傾げざるを得ません。まあ私は都民ではないのでどうこう言える立場でもないのですが、それなら国政はというと、例えば国民新党が外国人参政権や夫婦別姓に反対したことは大いに評価するのですが、郵政民営化阻止や死刑廃止論には賛同できません。でもまあ、これも別に国民新党に一票入れたわけではないですから、言える義理も無いわけですが。
それでも、賛成する部分と反対する部分がモザイク状になっていたりすると、応援もできず、さりとてこき下ろしもできない、という宙ぶらりんになってしまいます。いっそ政治もテーマごとに選挙してみたらどうでしょうか? 最高裁判所の裁判官みたいに都知事が何人もいて、例えば青少年担当知事、とか、地方分権担当知事、とかテーマごとに担当を替えて責任者になるようにすれば、あれは賛成なんだがこれは反対、なんていう責任者が一人であるが故のジレンマもなくなる気がいたします。それともいっそ直接民主制を実現すべきときなのかもしれません。技術的な問題はネットでかなり解消できるはずですから、後は有権者の気持ち次第、というような気もいたしますが、まずはどこか小さな市町村位で特区でも作り、試験的に実施してみてはどうでしょう?
それはそうと、角川書店社長が、二次元規制条例案について「マンガ家やアニメ関係者に対しての都の姿勢に納得がいかない」ことを理由に、都知事が実行委員長をしている「東京国際アニメフェア」への出展を取りやめることを宣言しました。このフェアがどれほどの規模で、どれくらい東京都が入れ込んでいるのか、田舎住まいなせいか今ひとつ計りかねているのですが、社長いわく「蟷螂の斧」というには各界に影響の大きそうな決断には、ある種小気味良いものを感じます。もっともあの都知事なら、「出てもらわなくて結構!」位は平気で言いそうですが。
それにしても、どうも最近のこういった動きを見ていますと、政府にしても都にしても、選挙で選ばれたからといってありとあらゆることに賛同した、というわけではないのに、と言いたくなる気がします。例えば都知事だと、尖閣諸島を巡る発言や参院議員宿舎の問題への対応などは個人的には賛成で、頑張れ!と一言かけてやりたくもなるのですが、この二次元迫害などには首を傾げざるを得ません。まあ私は都民ではないのでどうこう言える立場でもないのですが、それなら国政はというと、例えば国民新党が外国人参政権や夫婦別姓に反対したことは大いに評価するのですが、郵政民営化阻止や死刑廃止論には賛同できません。でもまあ、これも別に国民新党に一票入れたわけではないですから、言える義理も無いわけですが。
それでも、賛成する部分と反対する部分がモザイク状になっていたりすると、応援もできず、さりとてこき下ろしもできない、という宙ぶらりんになってしまいます。いっそ政治もテーマごとに選挙してみたらどうでしょうか? 最高裁判所の裁判官みたいに都知事が何人もいて、例えば青少年担当知事、とか、地方分権担当知事、とかテーマごとに担当を替えて責任者になるようにすれば、あれは賛成なんだがこれは反対、なんていう責任者が一人であるが故のジレンマもなくなる気がいたします。それともいっそ直接民主制を実現すべきときなのかもしれません。技術的な問題はネットでかなり解消できるはずですから、後は有権者の気持ち次第、というような気もいたしますが、まずはどこか小さな市町村位で特区でも作り、試験的に実施してみてはどうでしょう?