かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

東京都の条例を巡り、事態はますます混迷の度を深めているようですが、結局最後はどうなるのでしょう?

2010-12-30 21:02:00 | Weblog
 東京都の二次元規制条例を巡り、条例可決、大手出版社の東京国際アニメフェア(TAF)ボイコットと、幕張で同日に別イベント「アニメ コンテンツ エキスポ」開催決定、TAF運営主体の日本動画協会による開催困難表明、漫画家の川崎のぼる氏へのフェア席上での表彰打診と同氏の辞退、規制内容が漫画だけじゃなくて実はゲームも含まれていたことが発覚、なんていう風に矢継ぎ早にいろんな話が持ち上がっておりますが、総じて「全面戦争」とでも言うべき事態になだれ込んでいるように感じます。東京都庁内では、トップはそんな事態にも馬耳東風とひたすら規制に驀進しているようですが、TAFの事務方はどうも泡を食っているような様子が伺え、都庁も一枚岩とは言いがたい状況であるようにも感じられます。さて、一体この混迷した事態はどう落ち着くことになるのか、非常に興味深いものがありますが、議会で一応は議論をして、採決の末できた条例ですから、今更口が裂けても『撤回』するような事はありえませんし、行政も一度動き出したら滅多なことでは止まれませんから、このままますます混迷の度を深め、戦いがエスカレートしていくのでしょう。出版社が更に大同団結して週刊誌等で知事や副知事を槍玉に上げたりしだしたら、都知事選にも何らかの影響を及ぼしたりすることもあるかもしれません。
 それにしても、やはり未だに理解しがたいのは、何故に都知事も副知事も二次元に対しかくも頑なな態度を取り続けるのでしょうか。お役所として、一度振り上げた拳をそうやすやすと下ろすことができない、というのは判るとしても、漫画家等関係者の話には一切耳を貸さない様ですし、発言も随分荒っぽいことばかり言ってますし、単なる偏見と言うより、これはもう一種の憎悪を感じているとしか思えません。もしそうなら、たとえTAFがこけようがどうしようが、いえ、ひょっとしたらアニメフェアなんて下らない催しは中止、なんて言い出したりして、お構いなしに突き進むことでしょう。その先に一体何が待ち受けているのか、ひょっとしてひょっとすると出版社が東京脱出、なんて事態もあったりするのか、と思うと、目が離せません。でも、今の都知事がもし続投することになったら、出版社が出ていこうが気にも止めないかもしれませんね。都の産業全体からしたら微々たるものだ、とか言ったりして。

 
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