かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

都知事がすんなり過去の自分が間違っていた、と認めるとは、ちょっと以外でした。

2010-12-21 20:17:52 | Weblog
 東京都知事が、昭和47年発行の自著「真実の性教育」(光文社)に「いかなる書物も子供を犯罪や非行に教唆することはない」と書いていることを指摘されて、「間違っていた」と意外なほど? 素直に認めましたね。あの条例を通したんですから、それと矛盾するおのれの過去の言動について何らかの辻褄合わせをせざるを得なかったんでしょうけれど。まあ人間長いこと生きている間には考えが変わったりすることもあるのでしょうし、いわゆる「若気の至り」ということなのかとも思いますが、仮にも作家と自認しているヒトが、こうも簡単に自分の著作物を否定するというのは、どうにもつまらない結末です。
「世の中には変態ってやっぱりいる。気の毒な人で、DNAが狂っていて。やっぱりアブノーマル」という発言についても、個人的には多分それほど間違ったことではなかろう、と思う部分もナキニシモアラズ、ではあります。例えば、世間様から「アブノーマル」と分類される性的な嗜好を有するヒトでも、ちゃんと空想と現実を峻別して、お楽しみは自分の内側だけに収め、世間的には人畜無害なヒトが居る一方で、そういう歯止めが効かず、現実と妄想がごっちゃになるようなヒトなどには、多分脳に何らかの欠陥ないし異常があるのではないか、と私は考えているのですが、それが先天的なものならやはり遺伝子等に原因が求められる可能性もありうるだろうとは思います。ただ、知事ののたまう「変態」は、私が想定しているものより範囲が遥かに広く、単にその手の性的嗜好を有する人を遍く内包しているんじゃないか、と想定されますし、また、科学的な証明は一切成されていない中でDNAが狂っている、などと根拠もなく断言されたりする辺りは、到底納得しうるものではありません。いずれにしても、次の知事選に出馬するのかどうか、さすがにあのお年でまた続けるのは大丈夫なのか? と思わないでもないですが、仮に出馬したとしてもそれを選ぶのは都民の方々ですから、私にはやじうま以外にできることは無く、実に残念でもあります。なにせ田舎の選挙は知事選にせよ県議選にせよ国会議員選挙にせよ、候補が少なすぎてあんまり面白くないですからね。一度くらいは都会の盛り上がる選挙に参加してみたいものです。



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