かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

ペットボトルが子供の頃にあったら、絶対一度は試しただろうな、と思います。

2013-10-16 22:19:41 | Weblog
 台風が足早に去って、おかげさまで紀伊半島にはさしたる被害もなくすみましたが、伊豆大島では現時点で死者17名、行方不明は40名以上という、近年の台風被害としてはかなり大きい爪痕を残して行きました。真夜中の未曽有の豪雨に伴う土石流だったそうで、脱出もままならぬ突然の惨事だったのでしょう。誠に痛ましい限りです。
 一方、こちらでは台風一過で急に気温が下がってきましたが、なんと、北海道では早くも初雪が観測されたとのことです。これも台風の影響なのだそうで、温帯低気圧に変わった後も台風並みの勢力を保ったまま北進し、一時的に冬型の西高東低の天気図になったことで、北の寒気を呼び込みやすくなったのでしょうか。いずれにせよ物騒な台風ではありました。

 さて、アメリカの空港で、ドライアイスとペットボトルを用いた「爆弾」が爆発する事件があったそうです。また、過去には学校の理科の実験で、ペットボトルに水とドライアイスを入れて蓋を閉め、圧力がかかって硬くなったペットボトルを生徒が触って確かめているうちに爆発し、失明する、という事故もあったのだとか。ペットボトルに無理やり水と空気を詰めて発射するロケットの失敗とかは聴いた事がありましたが、と思いつつちょっとぐぐってみると、結構我が国でもやんちゃな輩が手軽な爆弾として作っては爆発騒ぎを起こしたり、炭酸水を作る時にドライアイスの量を間違えるなどで爆発事故を起こしたりする例が結構以前からあったということを知りました。私の幼少時は爆竹をほぐして火薬を集めて火をつけてみたり、細い鉄管に爆竹と鉛筆を入れ、即席の砲台にして打ち出してみたり、打ち上げ花火を複数本何とかうまく連結して、多段ロケットのように飛距離を増すことができないかと工夫してみたり、と、今から思うと結構危ない遊びに興じた時期もありましたが、ペットボトルのような便利で安価で加工も簡単な素材は無かったので、手近にあるもので工夫するよりありませんでした。まあ、今にして思えば無くてよかったのかもしれません。もしそんな素材があってドライアイスのことを知っていたら、絶対試さずにはいられなかったでしょうから。
 そんな自分の幼少時を顧みると、とてもペットボトル爆弾で遊ぶ連中を避難できないな、と思っていしまうのですが、それで怪我人が続出するとなるとちょっと考えものではあります。私はそのような真似をしても、蓋が吹き飛ぶだけだろうと思ったのですが、YouTubeの動画などを見ていますと、結構見事に破裂するもので、驚きました。例えば蓋の強度を落として仮に使っても蓋が吹き飛ぶだけで済むようにするとか、もっとボトルの材質を弱くして、立体加工で一応の強度は保ちつつ、内圧が一定以上かかったらより低い圧力で破裂ではなく一部が避けてしまうようなものにするとか、何か対策が新たに講じられていないのか、と思ってググってみましたら、爆弾遊びではなく、単に飲み残して放置するだけでも爆発する事例があるというのを見て、驚いてしまいました。飲み残しを温かいところに放置すれば、菌が繁殖してガスを発生し、圧力が上がることがあるそうですが、それだけで破裂させるほどに内圧を上げることがあるんですね。運転中に飲んだペット飲料を飲み残しがあるまま放置してしまうこともあるので、注意せねば、と改めて思いました。

コメント
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