かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

いくら相手が「正義の味方」だからって「無償提供」を要求とは、実に恥ずかしいことだと思います。

2013-10-18 22:38:39 | Weblog
 台風27号、みるみる育っていますね。10月も半ばを過ぎたこの時期にこんなに育つ台風がやってくるなんて、何とも驚くばかりです。しかも中々東に向きを変えず、今のところはまっすぐ九州ー四国に突っ込んでくるような様子。まあまだまだ予報円も大きいですし今後どのように進むか予断を許さない状況ではありますが、ちょっと東に振られると、ちょうど関東方面から引き上げてくる予定の日時にまともに台風と出くわしてしまいそうです。新幹線が止まったり遅れたりしたら? あるいは近鉄が止まってしまったら? 帰るに帰れない状況になったりするかもしれなさそうで、とにかく今はこっち来るな、こっち来るな、と祈ってます。

 さて、漫画家の吉田戦車氏が、先日大往生されたやなせたかし氏が各地で量産されたご当地キャラクターのほぼ全てが無償提供だったということに対し、依頼した自治体などを指して、「そこに作品に対する敬意はあるのか?」とツイッターで糾弾のつぶやきをされているそうです。「あの人の『タダ働き』に甘えてきた多くの自治体とか組織は恥じろ」とつぶやいておられるとのことですが、何度読み返してもこれは正論と言わざるを得ないと思います。日本人はとかく「物」以外にお金を出さない、価値を測れないところがあるようですが、「アンパンマン」の人気に便乗するのはまあよしとして、その便乗に対して正当な報酬が出されていなかった、というのは、もし自分がその自治体の住民だったとしたらと思うと、実にイヤな情けない感じがして参ります。その仕事を正しく評価し、その価値を認め、対価を支払うのは至極当然のことで、報酬の受取を断られたとしても、その対価に相当する分を、福祉系の基金に活かすとか、慈善団体に寄付するとか、何らかの形で感謝の意を表明してしかるべきだったのではないでしょうか。吉田戦車氏に糾弾されている自治体・団体が、もし何の意識もなく。ただでキャラクター作ってもらえてラッキー、などと思っているのだとしたら、その団体の長は自らの不明を恥じて身を処すべきですし、そのような失礼をしでかした配下に対しも、相応の責任を取らせる必要があるでしょう。実際のところはやなせたかし氏の人の良さに甘えているだけで、そこまであくどい情けない事はないと信じたいところですが、この際、キャラクターを無償提供してもらった自治体などのトップのコメントも見てみたいものです。

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